くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

熊本城・南大手櫓門の内部

2017年02月08日 | 熊本城 

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昨日は南坂の紹介をしました。

今日は南大手櫓門の中に入ってみましょう。今は地震の影響で入ることができませんが、ここは地震前は熊本城の開園時間内はいつでも入ることができました。それも無料で・・・。これだけ立派な大手櫓門に入れる、それだけで貴重な体験でした。

 

南大手櫓門、現在の建物は平成14年(2002年)に復元されました。 

熊本城は西向きの城で、本丸の前面を防備する西出丸にはこの南大手櫓門のほかに、北、西大手櫓門の三つの大手門がありました。ほかに隅櫓なども設けられ本丸を防備していました。

三つの大手門の中で一番大きいのがこの南大手櫓門です。この門は藩主が登城するときに使用しました。

 

 

 

この階段は地震前も使用禁止でした。一度でいいからここから中に入りたかったなー。

北大手櫓門は建物が取り壊され、その後復元もしていないので石垣しか残っていません。でも、階段は地震でも崩れる事がなく残っています。ここを見ては往時の北大手櫓門の姿をよく想像していました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南大手櫓門の中に入り、梁や柱をじっくり見ました。そして突き上げ戸から西出丸の様子も見ていました。

あと、ここは修学旅行の生徒さんたちとよく行きました。西南戦争の展示がしてあり、興味津々の子供もいれば、興味がなくて退屈そうな子供も・・・。

ここも当分入れないと思います。だから、ここでの思い出は大切に胸にしまっておきたいです。

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

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城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
受付時間 9時~15時



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ガイド料は無料ですが、交通費としてガイド1名に付き2,000円お願いしております。 

 

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電話 096-356-2333


藩主の登城ルート・南坂

2017年02月07日 | 熊本城 

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昨日、行幸橋、下馬橋についてアップしましたので、今日は南坂です。

細川時代、藩主は花畑屋敷で生活をしていました。藩主が登城する時は、花畑屋敷⇒下馬橋⇒南坂⇒南大手門⇒本丸が登城ルートでした。

そして山崎や高田原など南の城下町に住む藩士の登城路でもありました。 

現在は整備され歩きやすいですが、江戸時代は比較的急な坂道だったそうです。

 

 

 

正面が南大手櫓門です。写真左の石垣の中は奉行丸という曲輪でした。

細川氏入国後、奉行所が置かれたことから奉行丸と呼ばれるようになりました。御奉行所、御勘定方、小物成、御郡代の四部門からなり、多くの藩士が公務を行っていました。 今でいう県庁や市役所のようなものですね。

 

 

 

熊本城には大手門が三つありました。西大手櫓門、南大手櫓門、北大手櫓門です。

南大手櫓門は一番大きな門でした。現在の門は平成14年(2002年) に復元されたものです。

 

 

坂を登り、南大手櫓門へ。

この坂を歩いている時は簡単に中に入れそうに思うんですよね。

 

 

 ですが、門の前にくると塀に囲まれ、ここに入ったら逃げれないですね。

ここは往時のすごさ、怖さがよくわかる場所、よくここに行っては熊本城のすごさを感じていました。

 

 

地震で城内に入れないので、当分ここも出入りできませんが、いつかここを通れるようになったら、皆様も是非ここで往時のすごさを体験してくださいね。

 

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今も私たちを見もってくれる加藤清正公

2017年02月06日 | 熊本城 

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天正16年(1588年) 、27歳の若さで肥後半国の領主となった加藤清正公。

慶長5年(1600年)、関ヶ原の戦えを経て、肥後一国の領主となりました。

領主となった清正公は肥後の国造りを行います。治水、利水、干拓始業など肥後の土台を築いていきます。そして、その中心的事業が現在の熊本城です。

 

現在、熊本城の行幸橋の手前には清正公像があります。

今も熊本城を守っています。そして、私たちのことを見守っていてくれています。 

 

 

 行幸橋は明治天皇が行幸されたときに掛けられたものです。

明治35年(1902年)、明治天皇は二度目の行幸をされました。当時は下馬橋から城内に入り、南坂を登り、本丸に入りました。ですが、従来の南坂は傾斜が急で折れ曲がっていたため、坪井川に新しい橋を掛け、坂を改修し傾斜を緩やかにし、天皇の御馬車が通れるようにしました。

明治天皇の行幸を記念して作られた橋なので『行幸橋』と名付けました。

桜の季節はこの橋の上の眺めが最高です。桜と長塀のコラボは熊本城の自慢ですが、ただいま長塀の撤去作業中なので今年の桜の季節はいつもと違う景色になりそうです。

 

 

馬具櫓、この手前の木のところに下馬橋が架かっていました。根元にある石は橋脚の跡です。

ここは城主の登城口であったため、家臣達は橋の手前で馬から降りる習わしとなっていました。これが下馬橋の名の由来です。 

 

 

 現存する城郭の中で一番長い塀で242メートルあります。

長塀は一直線なので、城の防御という点では弱点となります。

石垣は折れ曲がりながら連続して繋がることで、お互いが支え合い堅固になります。

また、一直線だと、敵が攻めてきたときに、一方向からしか反撃できません。石垣が折れ曲がることによって正面、横から反撃できます。

だから、一見防御には向かない長塀と思われますが、坪井川が堀の役目をし容易に攻める事ができない造りになっています。川を内堀にすることで弱点の克服です。

 

 

こちらは行幸橋の西側の長塀です。

行幸橋から北東に天守閣をはじめ、主要な建造物があるので、こちらはなかなか見向きされません。。。

そういう点ではちょっと寂しいけど、熊本城は大きいので、すべてを見てくださいといっても、なかなか難しいですね。 

 

 

 

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西出丸の空堀と桜

2017年02月05日 | その他

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地震前の天守閣、宇土櫓と紹介しましたので、今日はちょっと離れて西出丸に。

西出丸は本丸の西北側をL字状に覆うように張り出しているいる部分で、本丸の正面玄関にあたります。

地震後、本丸には入れませんので、現在はこの西出丸のまわりを通り加藤神社まで行きます。

 

二の丸駐車場から西大手櫓門に向かう桜並木。

ここの桜は本当にきれいで、桜の季節になると観光客や花見客が写真を撮っています。

 

 

西出丸の空堀です。空堀なのにここは水が溜まっています。

もともとはもっと深い空堀でした。熊本城は旧茶臼山が城域です。ここは東側は斜面が急で険しい崖ですが、西側はなだらかな斜面が続き弱点となっています。そこで西出丸と宇土櫓のところに空堀をつくり二重の堀で弱点を克服しました。

この西出丸が完成したとき、加藤清正公は『西から敵に攻められても、ここだけで100日は持ちこたえるだろう。100日あれば自分がどこにいても城に返って来られるだろう』と語ったと伝えられています。

深くて大きな空堀、これが今は水が溜まり・・・。これは昭和28年の熊本大水害のとき、土砂を持っていく場所がなくて、この空堀に土砂を入れたので浅くなり、そして水も溜まるようになりました。

熊本城は400年もの長い歴史があるので、城内のあちこちに400年の歴史が詰まっています。 

 

西出丸の塀と石垣。桜の季節はこの角度で写真を撮る人も多かったなぁ。

桜の季節をいくつ迎えたら、ここで写真が撮れるようになるんだろう。その日が来たらたくさんの人と写真撮りたいな。 

 

 

 

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頬当御門から見た宇土櫓

2017年02月04日 | 熊本城 

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昨日に続き、今日も宇土櫓です。

熊本地震後は加藤神社から宇土櫓を見ることができます。ここからの角度はビュースポットのひとつで凛とたたずむ力強い宇土櫓は、地震前も後も私たち見守っていてくれます。 

 

頬当御門から見た宇土櫓です。今はここに入ることができないのでこの角度から見ることはできません。

加藤神社から宇土櫓を見て、そしてここから見て、頬当御門をくぐります。空堀に20メートルの高石垣、そして高さ19メートルの宇土櫓、これが絵になるんですよね。どこからも見てもスマートでかっこいいです。 

  

頬当御門をくぐると、宇土櫓続櫓の出隅が!!!

石垣の上には石落とし。いつもここで石落としの話や狭間の説明をしていました。

 

熊本城で一番大きな石。

これは地震でどうなったかな? 

石垣の被害情報によると、ここらへん一帯は崩壊しています。だからこの石も心配です。

 

 

頬当御門奥の枡形は石垣が崩れて、ここの石材はすでに撤去されました。

そしてモルタルを吹き付け、今は全然違う模様になっています。

私はニュースや新聞でしか見たことがなく、実際に見てはいませんが、変わってしまいました。 

 

 

枡形虎口を抜けたところです。

写真右が平左衛門丸、左が数寄屋丸です。 

この両脇の石垣は大きな被害はなかったようです。ここを通る日が来たら、思いっきり石垣に触れたい。 

 

 

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