TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

エグザム ★★★☆☆

2010-07-29 01:12:12 | 映画
リアル脱出ゲーム・ニートからの脱出
<公式サイト>


一応ネタバレなし

「世界一危険な就職試験」
「合格者は死ぬまで年棒1億円の報酬」
「制限時間は80分」
「ルールは3つ。
1. 試験監督、または入口に立つ警備員に話かけてはならない。
2. 試験用紙を破損してはならない。
3. 部屋から出てはならない。」
「質問は1つ、答えも1つ」
「しかし、問題用紙は“白紙”」…

「CUBE」や「SAW」、「es -エス-」を彷彿とさせる密室系心理サスペンス。

見知らぬ者同士が協力して解決しようとするものの、時間が進むにつれ互いをギスギス疑い合うお約束の展開ですが、登場人物がみんなキャラ立ってるのでまぁまぁ面白く観れました。
謎解きシーンも、序盤はこちら(観客)が思いつくことをちゃんと試して、それに対するレスポンスもしっかり劇中で示されるので、擬似的脱出ゲームとしてそこそこの満足度。

ただ、
・後半は心理サスペンスや謎解きの要素がほとんど無くなってしまう
・会社や時代背景の設定が少々現実離れし過ぎ
・試験自体は別に命かかってないのに、受験者が無茶な行動し過ぎ
・オチが最初のルールと矛盾してるように見える(「矛盾していない」という「解釈」は可能だけど、ちと強引な解釈になる)
など、難点もかなりあって、胸張って「オススメ!」とまでは言えないです。
今回鑑賞したシアターN渋谷では、レイトショー限定かつハコが狭いということで立ち見まで出ていましたが、正直そこまでして観るほどでは…という感じ。
近所の映画館で気軽に観られる環境があれば観て損はない、ってなところでしょうか。
まぁ、決して悪くはないと思います。



あと、劇中「年俸1億円」なんて言ってなくね?
コメント
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