さいたま市浦和区  小泉漢方堂鍼灸療院

~全ての人々に健康と幸せを~  

心が動くこと

2005-03-07 22:12:00 | 日記・エッセイ・コラム
先日の夕方にいらした患者さんとの会話です。
その方は、腰の痛みが鍼灸をしてその場で良くなることを知っているようです。
「いつも、ここへ来れば腰がすぐに楽になるから来るのです。」と言ってくれます。私にとってはとても嬉しい言葉です。
「痛みや内臓の調子だけではなく、嫌なことがあって機嫌が悪いというような時でも、それを狙って鍼をすると、その場で気分が良くなりますよ。」と私が言いますと、
「それは不思議ですね~」と患者さん。
そこで、「初診でいらした時には、足のツボへ鍼灸して腰が良くなったり、頭痛が取れたり、色々不思議ではなかったですか?」と私が聞くと、
「そういえばそうでした!今では当たり前だと思っています。」とのこと
そうなのです。知らないことは不思議であり、驚きですが、一度、知ってしまうと当たり前だと思ってしまうものなのです。

不思議や驚きなど、心が動くこととは、適度に必要な刺激ですね。
未知のこと、未だ実現できていないことを考えるとワクワクする・・・

まだ一歳の我が子を見ていると、この世の全てがほぼ未知の物にあふれ、毎日がワクワクの連続のようです。
私たち大人も、世の中の全ての事象を把握しているわけでもないのに、何故か子供達のように心を動かせないものですね。
下手に過去の経験があるので、一歩を踏み出せなかったりします。

皆が子供達のように毎日をワクワクして過ごせたら精神的に病む人はいなくなるかもしれません。
そんなことを考えつつ、子供に見習うことが健康と幸せへの一つの鍵かなぁ~と感じております。