さいたま市浦和区  小泉漢方堂鍼灸療院

~全ての人々に健康と幸せを~  

素敵なお話

2005-01-31 13:45:00 | 日記・エッセイ・コラム
本日いらした患者さん、91歳のおばあちゃんSさんのお話です。
先月いらした時に数年前に先立たれたご主人のお話を聞かせていただきました。
大変素敵なお話でしたので、皆さんにもお裾分けです。

「主人が亡くなった当初は悲しくて悲しくて仕方が無かったのですが、今ではそうでもないんです。主人が月に一回、夢の中に会いに来てくれるのですよ。」とSさん。

枕の横に来て、「お茶を飲みに行う」「デパートに行こうか」と誘ってくれたり、「もう起きた方がいいよ」と起こしてくれたりしてくれるそうです。

夢の中は、二人で苦労した子育て時代の場面であったり、近所のデパートで二人で買い物を楽しんでいたり、一緒にお茶を飲んで話したり・・・
「死んだ人は話さないというけど、うちの主人は私とお話してくれるんですよ。夢の中では若かったり、晩年であったりと時代は様々・・・」と笑顔で話されました。

どんなご主人であったかと私が尋ねると
「とてもやさしい人で、民生委員もしていたくらい他の方々にも人望があり、私には話さなかったけれでども、困っている人がいると色々相談を受けていたみたい。いい男でしたよ~・・・」
と、ご自慢のご主人だったようです。


今日いらしたとき、私が「最近、夢の中でのご主人とのデートはいかがですか?」と尋ねると
Sさんは、「まぁ、先生は面白いことを言う!」と大笑い!

理想のご夫婦ですよね。
積み重ねてきた年月の重さを感じます。
私も、Sさんと同じ歳になったときに、そう思えるようになりたいものですね~


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1 コメント

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んん~・・ (まる)
2005-01-31 19:04:54
んん~・・

こんな夫婦関係が築きたいものです。
外で冷え切った体が温もりそうなお話ですね。

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