秋川不動尊 西福寺
開創年代は詳かではありませんが旧堂宇の阿弥陀堂建立が「武蔵名勝図会」によれば、
長徳年間(995~999年)と記されているところをみれば古刹を疑わないでしょう。
中興の祖は真観上人で、弘長元年(1261年)に遷仏供養を営みましたが17年後の
弘安元年(1278年)に同上人は当山で入寂しました。
以来連綿として現住職真海和尚まで累代45世、7百余年を継承、開基以来1000余年を経た、
西多摩地内での古刹で、新四国霊場巡りのうち、多摩の郷八十八ヶ寺の第53番札所として
青梅金剛寺、高尾薬王院、高幡金剛寺と並び唱されています
初不動護摩供(火渡り荒修行)
後北条時代からの伝統を誇る護摩修行で、明治以来久しく中断されていましたが
昭和30年に復活、以来毎年正月15日(成人の日)に行われ、
テレビ各局で放映されるなど年々盛大になつております。
「息災」(災いをなくす)、「招福」(福をまねく)「鉤召(こうちょう)」(よい環境をつくる)、
「厄払」など請願成就の願いをこめて乳木やお供物をたく護摩供養と火渡り荒修行。
祈祷(きとう)の内容は家内安全、交通安全、商売繁昌、除災招福を不動明王に祈願する厳修です。
近年は地元の皆さんはもとより、多摩地区や都区内からも数多くの人々が参集され、
今やこの初不動護摩供と火渡り荒修行は秋川不動尊西福寺の代表的な年間行事として又
春を呼ぶ多摩地区の風物詩として皆さまに愛されてまいりました。
毎年恒例に行われている「火渡り荒修行」一度見たいと思っていたので
今年は是非見たいと家から歩いて(1時間位)見に出かけました。
凄い迫力で圧倒されました。
一般大衆も500円払えば火渡りに参加することができます。