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チヨ 「 ステキチヨさんの… 」
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チヨ 「 ステキ大あくび 」
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チヨ 「 大あくびはレディのたしなみですわ 」
すっかり 夏日。
あちこち窓を開けて、気持ちのいい風を入れる。
キッチンの窓は、しょこのお気に入りスャbト。
ちょこんと座って外を見る… んだけど、今日は様子がおかしい。
真剣な顔で、窓のさんをじっと見つめている。 時々、手を二重窓の間に突っ込んでいる。
美少女探偵がこんなことをするのは、何かがそこにいるから。
私も見たんだけど、何も見つけられなかった。
そのうち、私もしょこも、ほかの事に気が向いてしまった。
晩ゴハンを作ろうとして、シンクの中に、シンクを磨くスャ塔Wが落ちていたので、拾い上げた。
その時、さっきの「 何か 」 が、何か、わかった。
拾い上げたスャ塔Wの下から出てきたから。
夏が来ればやってくる、ムカデ様でした。
こないだの、糸くずみたいなちっこいヤツじゃないぞ、まだ若そうなスラっとしたボディとはいえ、りっぱなオトナのムカデ様ですじゃ。
べそをかきながら、ハシでつまんで、向かいの林にャCしたですじゃ。
ああ、夏なんだなあ、もう…
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しょこ 「 うふにゃん、びしょうじょたんていしょこ、ねんねしてばかりじゃ ないでしゅよ 」
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しょこ 「 お母ちゃんは、しょこの のうりょくを ちゃんと りかいしてるでしゅ。 いろいろへっぽこな お母ちゃんだけど、そこだけは いいと おもうでしゅ 」