幼稚園に入るか入らなかった頃の話です。
家の近所に土の上に小石が敷き詰められている土地がありました。
小石は比較的サイズは揃っていて角も取れていたように記憶してます。
たぶん駐車場ですがラインは引かれてません。
その石の上にゴムひものようなものが落ちていました。
もしかしてヘビかもしれない。
でもこれはゴムなんだ。
そう思って素足にサンダルの足で踏むと
それがクネクネと動きまわりました。
私は悲鳴を上げました。
ヘビだったんだ。
噛まれて死ぬ。
本気で死を意識したのはこの時が人生で初めてでした。
私の悲鳴を聞いて駆け付けた友人は
なんだよこれミミズだよと言うと
もっていた爆竹を何度か仕掛けました。
ミミズは水ぶくれがいくつか出来て死んでしまいました。
その日その後、三輪車でその駐車場の近くを通った時
ミミズクおじさん言い~ってたよ~♪という
小鹿のバンビの歌のフレーズを思い出し
そして身震いしました。