五輪エンブレムで大会組織が佐野氏原案を公表した件で
昨日「佐野研二郎原案、ちょっと違う考察」を書いたのだが
重要なことを書き忘れていた。
それは、いくらシンプルなデザインだからといって
パクらずに、即ち元を見ずにここまで酷似する確率を考えると
百歩譲って1回ならあり得たとしても
2回もここまで似るということはちょっと有り得ないのではないか?
ということです。
他の人が指摘しない疑惑として
私は、公表された原案はベルギー劇場ロゴのパクリを誤魔化すために
後から作られた囮なのではないかという疑問を投げかけました。
問題になって裁判にもなっているのはあくまでベルギーの劇場ロゴであるのだから
商標権の問題で採用されてなかったという最初の案を
既存の商標から持ってきてヤバいので変えたということにして
修正後の決定案を作る過程では商標しか見ておらず
商標登録されていないベルギー劇場ロゴは見ていなかった
ということにするための囮ということですね。
そのためにダミーとして既存の商標に似たものを作ったのだが
ここまでそっくででなおかつ有名なものを使うのは
ちょっとお粗末すぎるのではないか
という思いが私の疑惑をさらに深めますw
その疑惑の根拠としてこれも加えてまとめておきます。
①.佐野が先に会見せたアルファベットのTは決定案の形であり
コンセプトも異なる。本来なら会見時に原案を見せるべき。
②.佐野自身が一度は否定したピンタレストの登録を
証拠を出された後に登録していたと話を変えている。
つまり見ようと思えば劇場ロゴを見れる状況であり
商標登録の洗い出しに劇場ロゴがヒットしなかったことは決定証拠とはならない。
③.ヤン・チヒョルト氏のデザインは2
013年に日本で開催された展覧会のポスターにも使われていて
しかも原案はそっくりそのままというくらい似ている。
原案がこれに似ていたというのはいくらパクリストでもあまりにも不自然すぎる。
④.もしそうであれるなら、これだけのあからさまなパクリを却下しないで
佐野に修正させ採用するということは常識からかけ離れている。
⑤.仮に1度なら似ることはあったとしても、2度も酷似することは確率的に更に低くなり
元を知らずにオリジナルで考えたと主張するにはより無理がある。
番外.裁判に負ければ、あるいは炎上が続けば当然非難の矛先は選考委員にも向けられる。