アジアを回る・日本を回る

年に1度の海外旅行を楽しみに1年働いています
2016年の夏はカンボジア・シェムリアップに決定
現在工程表作成中

プラハ ボヘミアン

2007-11-18 12:52:53 | 2004年8月中欧3カ国7泊8日
【旧市街区】
大まかに言うとチェコの西半分を『ボヘミア』という。
お土産物でボヘミアグラスは有名だ。
一方、この地方からフランスへ流れていったジプシーが多かったという理由でジプシー的な生き方をする人を『ボヘミアン』というのも事実だ。
彷徨い歩く人・・・ボヘミアン

渡欧の場合、時差の関係で初日はほとんど24時間起きている。
だから現地での最初の朝は寝起きが悪い。
ぐっすり眠って眼が覚めるとそこは夢ののような異国だった・・・という訳にはいかないのだ。
起きても時差ぼけと睡眠不足で感覚は鈍く、ホテルの朝食も詰め込むだけで味気ない。
経験のある方ならお分かりだろう。

最初はぼけていた身体も観光していくうちに起きてきた。
それと同時に身体の中の異変も目を覚ましてきたようだ。
旅行前に前倒ししてきた仕事に無理があったのかもしれない。
行き先がそれほど衛生面で気をつけるような国ではなかったから油断したのかもしれない。
原因は不明だが、カレル橋を渡ってお昼を食べたあたりからお腹に刺すような痛みが始まった。
完璧な‘下痢だ'

昼食後、最初に行ったのがクリスタル店で日本人対応の店だった。
ありがたかったのはその店が日本人対応だったことではなく、そこに無料で清潔なトイレがあったこと。
昨夜からの食べ物(機内も含めて)は水のように流れ腹痛は治まる気配がなかった。

それでもツアーは続く。
クリスタル店を出ると旧市街区で解散、自由行動となるが、解散してすぐにインフォメーションの有料トイレに駆け込んだ。
(自由行動中ここを3回も利用した。)
妻には体調の不調を報告して観光前にまずは薬局探しをお願いする。
次の腹痛がくるまでになんとかして下痢止めを手に入れねば・・・。

インフォメーションでもらった地図を頼りに薬局を探して彷徨う。
薬局は程なく見つかり、「I have a stomachache. I want to stop ダイアリア
これが通じたときはうれしかったなぁ。
お水をもらってその場で薬を飲む。
お腹の中の物はほとんど出尽くしていたのかもしれないが薬を飲んでからは腹痛は来なかった。
以来、海外旅行には必ず下痢止めを持っていくことにした。

さて、観光に戻れるかと思ったらそうではない。
実は昨夜現地入りだったので旅装を完全に解いてなかった。
8日間の旅行だからデジカメのSDカードを何枚か持ってきていたが、それがまだホテルに置いてきたトランクの中だったのだ。
プラハ城、カレル橋で何枚か写真を撮ったので、写真を撮るためにはSDカードを買わなければいけない。
さらに重要な情報源の「地球の歩き方」もツアーバスに置いてきてしまった。
薬局の次はカメラ店やデパートを探して彷徨うことに・・・
彷徨い歩く人・・・ボヘミアン
SDカードを求めてさまよっていたら、親切な人が「『KOTVA』と言うデパートに行け。」と教えてくれた。
地図を見ると共和国広場にデパートがあるのを発見。
近代的なデパートで見事SDカード64メガGET!
ただしお値段は949Kc(約4000円弱)。ちょっと高め。

かくして、私たちのプラハ自由行動はトイレ、薬局、SDカードを探して終わってしまった。
気が付けばお土産も買ってない・・・観光もしていない・・・ボヘミアン・・・
旅行前には最大の目的地だったのはプラハだったんだけど。

 





お昼にあれだけひどい下痢をしたにもかかわらず下痢と腹痛が治まれば夜には黒ビール・・・
まだまだタフです。


結局プラハの土産物は‘下痢止め'と‘SDカード'