かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

幅跳びか高跳びか

2016-02-22 22:22:41 | フィギュアスケート
昨日は(結果はわかっているのだが)四大陸選手権の男子フリーを見てしまった。
その後、動画をあさっているうちに、眠くなってきてブログを書けなかったのである
今も、『ファイアーダンス』の音楽が頭の中で鳴っている

フィギュアスケートのジャンプには、表題の2タイプあると思う。
幅のあるジャンプを跳ぶか、高さのあるジャンプを跳ぶかに二分されるのではないだろうか。
もちろん、両方を兼ね備えた選手もいるので、きっちりと分けられるわけではないが、
たいていはこのどちらかの特徴が強く出ると思う。
幅のあるジャンプは、豪快だけれども、転倒も派手である。
高さのあるジャンプは回転が速いけれど、着地が詰まったり、回転不足になりやすい。
わたしは、どちらのジャンプが好きとは言えない。
それぞれの選手が自分のジャンプの特徴を知った上で、長所を生かしているのなら、どちらでも良いと思う。

ところが、わたしがこれまで好きだった選手の多くが、幅跳び型である。
一番好きな(元)選手のシニアデビューが2004~2005年のことだが、
そのシーズンのヨーロッパ選手権と世界選手権の動画を見ることができた。
また、翌シーズンのトリノ五輪の映像は、ビデオに録画してある。
(保存に不安があるので、DVDにダビングした
その映像を見る限り、昔からジャンプの質は良かったように思う。
特に、シニア2年目のトリノ五輪のSPでは、3回転のルッツとフリップの両方が入っていて、
しかも片手を上げて跳んでいた。
手を上げて跳ぶのは、難易度が上がるのである。
アクセルだけは2回転だったが、このアクセルの苦手なことが最後まで堪えた
どれも幅のある大きなジャンプだった。
ただし、スピンやステップははっきり言って雑だった
17~18歳の頃なので、若さと勢いで滑っていたようだ。

アメリカを拠点にしてからは、滑りの質が格段に上がったのだが、
鼠径部や膝の故障もあって、ジャンプでノーミスがあまりなかったのが残念だ
(数少ないノーミス演技の1つが、2013年のユーロのSPだった)
くどいようだが、決まれば本当に幅のある、なおかつ流れのあるジャンプだったのだ。
引退して間もなく2年になるが、あの美しいルッツが見られないのは悲しい

現在はスケートの先生になっているのだが、教え子のピーター君がこれまた幅跳び型である。
先月の全米ノービスでは、どちらかというと高跳び型の選手が多い中で、
金銀メダルの2人は、幅のある大きなジャンプだったように思う。
ピーター君はもう少し着地が流れると加点がもっと付くような気がする。
ついでに言うと、スピン以外の他の部分(ステップや繋ぎの滑り)までこの師弟はそっくりである。
やはり、教えた通りに生徒は実行するものである

最新の画像もっと見る

コメントを投稿