翁の徒然なる日々

日々是自遊

あまりといえばあんまりです?!

2023-01-09 11:30:00 | 日々の徒然
 今日1月9日は成人式、成人式は15日だと思っていたので、えっそうなの、と思うのは自分のような半世紀前に成人式を終えた高齢者だけかもしれません。当地春日部市では昨日8日に成人式が行われました。
 
 でもね~昔みたいに15日がいいですぅ。と言いつつ、街角やテレビ画面で晴れ着姿の新成人の若者たちを見ると自然におじいちゃんの顔になって微笑ましく思います。新成人の皆さんおめでとうございます。

◆衝撃的な数字 
 
 ところで、年末に、昨年2022年の全国の年間出生数が80万人を下回る見通しと報じられました。これは極めて衝撃的数字です。

 これを受けて、早速、東京都の小池百合子知事は、0歳〜18歳までの子どもに月額5,000円程度を支給する意向を示しました。

 少子化対策には効果は限定的だとは思いますが、東京都の出生率は、1.04ですので、危機感を抱いていることだけは間違いありません。しかも所得制限は付けないとのこと、政府の発表に即反応する小池知事の政治センスの良さは流石だと思います。もっとも政策の善し悪しはわかりませんが。

 一方、少子化対策の財源確保について消費税増税も視野に入れているなどと発言した甘利明前自民党幹事長は、新年のさぁこれから春闘、賃上げと言っている時、このセンスの無さ、あまりといえばあんまりです。アドバルーンかもしれませんが、思わず本音が出たのでしょうね。

 出生数が80万人を下回るという、言わば国家存亡の危機とも言える時期の発言とは到底思えません。

 少子高齢化と言われから久しいですが、歴代の内閣には少子化担当大臣も設置されているにも関わらず、一向に解決の道筋は見えません。ということは、政策がどこか間違っていたということではないかなと思います。

 何故女性が子どもを産まなくなったか、もちろん経済的な理由もあるでしょう、今は女性の社会進出が当たり前の時代、出産育児と家庭そして仕事と、一人何役もこなす、男にはわからない厳しい現実があります。

 政治家は、もっと女性の意見を聴くべきだと思います。「聞く力」は得意なんですよね?

 確か、来年度は出産一時金は50万円になります。その財源として、我々後期高齢者医療制度の保険料増額で賄わられることになりました。それに対してとやかく言う気はありませんが、少子化対策の恒久財源確保と言うのなら、国債発行も選択肢になると思いますが如何でしょうか?

 ネーミングは、子ども国債教育国債未来国債、単純にみらい債でも良いと思いますが、財源というと、すぐ増税、しかも取りやすい消費税というのだけではあまりにも知恵が無さ過ぎではありませんか、ねぇ甘利さん。

 先の防衛費増税もそうですが、先ずは緊張が高まらないようにするのが政治家の役目、そして、民から金を巻き上げることばかり考えずに、政治家の皆さんが率先して身を切る覚悟を見せるのが先だと思いますが、違いますか?

 翁如きが何を言っても所詮は詮無きこと、でも書かざるを得ません。

 いつもの戯言です。ご放念ください。

 終わり