大相撲初場所も始まり、越谷市出身の前頭三枚目の阿炎関も順調に白星を重ねています。昨年の秋場所での初優勝に続き、こうなったら連覇をしてほしいなぁと毎日応援しています。
今場所は貴景勝の一人大関ですので、関脇や小結から抜け出す力士が一日も早く出てほしいですね。
その中でも、ようやく十両に上がってきた大関経験者の朝乃山にも大いに期待しています。阿炎と朝乃山のダブルAAの大関、そして横綱も見たいですね。正夢になりますように・・・

◆若者の支持
さて、前回の衆院選で言われたことですが、野党第一党の立憲民主党が若者に意外と支持されていないことを書きました。
自分たちのような昔若者だった世代は、今の若者が、自民党を革新(リベラル)の政党と捉えて、支持していると聞くとエッそうなの?と思います。
自分たち年寄りの感覚では、自民党=保守、野党=革新(リベラル)なのですが、今の若者とは捉え方が全く逆なんですね。本当に驚きです。
そこで、保守とは何か、革新(リベラル)とは何かを自分なりに独断と偏見で今一度整理し考えてみたいと思います。

◆保守と革新
些か古いですが、手元にある辞書『新明解国語辞典』第四版/1993年には、
保守とは、
伝統を守り、物事を急に変えようとしないこと。
つまりは、今までの状態・考え方・習慣などを根本から変えないことなのだと解釈しています。
そして、対義語として「革新」があげられ、
革新とは
因習的な古い体制をやめて新しいものに変えること。
とあります。
自分が若かりし頃は、こうでしたが、最近は、革新→リベラルと呼ばれているようです。政治学的な意味合い(解釈)が変わったのかもしれませんが、自分にはよくわかりません。
そして、そのリベラルとは
自由・(寛大)な様子、自由主義的
さらに、広辞苑(抜粋)には、
保守とは、
旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。
リベラルとは、
個人の自由、個性を重んずるさま。自由主義的。
と、だいぶ変わってきています。
要は、政治的なスタンスや具体的な政策への立場により変わるということなのでしょうね。厄介ですな。
例えば、憲法改正についての各党の考え方をみると良くわかります。自民党、日本維新の会、国民民主党=改憲派、公明党は加憲と言っていましたので、改憲容認派でしょうか。いずれにせよ、現下の諸々の課題に対応した憲法に改正すべきと主張していおり、柔軟性を持っています。
一方、立憲民主党、日本共産党、れいわ、社民党=改憲反対派、9条を断固として守ると一貫して主張しています、極めて保守的な政党です。
また、保守は「右」「右翼」そして「右派」などと、一方リベラルは「左」「左翼」そして「左派」などと、呼ばれています。また、同じ政党内でも「右派」「左派」と言われています。
因みに右派とは、
政党などの内部で保守的な立場をとる派
左派とは、
政党などの内部で革新的な立場をとる派
とあります。当たり前ですが。
これらは、18世紀のフランス革命の頃のフランスの国民会議で、議長席から見て右側に保守派(右派)が、左側にリベラル派(左派)が座ったのが由来だと言われています。日本の国会の議席もそうなっているようです。
さらに、極端な考え方の人や政党は「極右」や「極左」と称されます。別の言い方では、保守派は「タカ派」、リベラル派は「ハト派」という場合もあります。本当にややこしいですね。
一昨年9月の自民党総裁選に出馬した高市早苗氏(現経済安全保障担当大臣)は、一部のマス・メディアから、やれ「右翼だ」や「タカ派だ」などとレッテルを貼られていましたが、そんなことはありません。確かに捉え方によってはそのような側面もあるかもしれませんが、改革意欲を持っている、寧ろリベラル派の政治家だと思います。
また、多くの方が、タカ派=自民党=悪 リベラル派=野党=善などという印象を持つかも知れませんが、そんなことはありません。新聞やテレビなどのオールドマス・メディアの勝手なレッテル貼りだと思っています。その証拠にいつも選挙予測は当たりません。
以前のブログ記事で、今の若者は、政党を、保守=立憲民主党、日本共産党、公明党 リベラル=自民党、日本維新の会、国民民主党と、捉えていると書きました。
これからは、自分もそう捉えることにしたいと思います。そのほうがすっきりしてわかり易いです。
なお、国民民主党のポジションはわかりませんが、「日本維新の会」に近いとか、連立云々とも言われていますのでリベラル勢力と捉えらえて良いと思います。
でも、れいわ新撰組や社民党は、野党共闘をしたので、やはり保守勢力なのでしょうね。さらに、NHKを名前に抱く政党や、参政党もありますが、まだ、よくわかりません。
だとすると、一昨年の衆院選や昨夏の参院選の選挙結果は至極妥当な結果だったのではないでしょうか。
今年、仮に解散総選挙があった場合、与党は某宗教団体の影響で議席を減らすことは間違いないとしても、野党=保守が躍進することは多分ないでしょう。
まして政権交代などは。もしそんなことになったら、アメリカさんにloopyとまた揶揄されるだけです。今の国際社会を見ると外交初心者マークの政党に政権を任す国はありません。まして共産党が背後霊のように付いている政権はなおさらです。
自民党は、それこそリベラルから保守、各経済団体、他の宗教団体、業界団体、農業組合などの多種多様な意見を呑み込むモンスターのような幅広い政党ですから、侮ってはいけません。腐っても〇〇ですから。
なお、今度の通常国会では、立憲民主党と日本維新の会が、国会運営で共闘するそうです、保守+リベラルですが、2党合わせても消費税以下の支持率ですからね。いっそのこと、立憲民主党のリベラル派(保守的な)と日本維新の会(リベラル)が合体すれば、与党に対抗できる勢力になれるとは思いますが、まぁクレーム集団では到底無理でしょうね。
翁の独断と偏見で政党の立ち位置を仕分けしてみると、ようやく頭の中がスツキリしました。今後はこのように見ることにします。
暇な年寄りのいつものテキトーな戯言です。どうぞご放念ください。
Have a nice day !!