今朝も青空が広がっているがとにかく風が強いので体感的には寒く感じる。
◆名目GDP4位に
内閣府が発表した昨年2023年の名目国内総生産(GDP)は円換算て591兆4820億円、ドル換算では4兆2160億㌦で、ドイツより2400億㌦少なく、世界4位となった。
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各メディアとも「4位に転落」と報じている。そして何となく嬉しそう。「転落」ねぇ、どうしてそうなるのかわからない。別に何かの大会ではないので何故そんなに順位にこだわるのかなぁ。
日本は円安でドルに換算すると名目GDPはドイツより下回るとされ、今回4位となった。半世紀以上前の国内総生産(GNP)が当時の旧西ドイツを抜いて世界第2位となり、しばらく2位をキープしていたが、リーマン・ショックの後、2010年に中国に抜かれた。そして、今回再びドイツに抜かれた、ただそれだけのこと。何がいけないのか良くわからない。
もっとも日本は失われた30年と言われほどデフレが続き、賃金も上がらなかった。ようやく昨年から賃上げムードが高まり、今年こそデフレ脱却の賃金上昇が期待されている。
今、政治の世界では、GDPのことなんてそっち除けでウラガネガーとかキックバックガーとかワーワー騒いでいる。賃上げに一番熱心になるべき野党第一党は、労働者の賃上げより、与党を叩くことしか眼中ないようだ。これでは賃金は上がらない。
◆春闘で賃上げを
逆に賃上げを口にするのはキッシーの岸田内閣の方、何かおかしくないか、こんなことでは名目GDPが4位になるのも頷ける。
もちろん政治とカネの議論は大事であるが、真面目に経済対策の議論もしてほしい。
例え名目GDPが何位でも、国民が安心安全に暮らせるのが一番、中国のようにGDPが世界第2位でも、自由が奪われ若い人の失業率が高いよりか余程マシだと思う。
今日も良い一日を・・・