三人、三枚の会画 2017年01月18日 | 日記 最初は、ホッベマ、メインデルトの「ミッデルマルニスの並木道」と言う絵で 17世紀オランダ風景画の中でも最も有名な作品の一つで 北国の冷たく澄んださわやかな空気、湿った大地が率直に感じられ 構図も斬新かつ均衡のとれた傑作で、作品全体を眺めたとき 視線は遠近法で描かれた中央の景観に吸い寄せられてきます と大塚国際美術館は解説しています この絵は、オンキント、ヨハン、バルトルトの「セーヌ川とノートルダム」と言う絵です この絵は、グリゴレスク、ニコラエの「海辺にて」と言う絵です
ベラスケス、ディエーゴの作品3点 2017年01月15日 | 日記 ベラスケス、ディエーゴは17世紀スペインバロック期に活躍した宮廷画家で 国王一家を始め、多くの宮廷人、知識人を描いた肖像画かとして有名で 確実に貴族が判明している作品数は約120点とされています 1枚目は、「ウルカヌスの鍛冶場」 火と鍛冶の神、ウェヌス(ヴイーナス)の夫で、ウルカヌスを描いた 代表的な神話画だが、むしろ、風俗画に近い表現で描かれている 次は、父の王フェリベ4世、母イサベル王妃の騎馬像と共に 離宮ブエン・レディーロを飾った皇太子バルタサールカルロスの騎馬像で 皇太子は1692年生まれでこれが描かれたのは5~6歳の頃の作品 指揮棒を持ち、軍総司令官の装いで描かれています 3枚目は、ベラスケスの人生とその芸術を集大成した記念碑的な傑作 と言われていて、王家の人々と制作中の自画像を同じ画面に描いた 先例の無い革新的な構想で、王女マルガリータと鏡の中の国王夫婦 に不滅のイメージを捧げる一方でベラスケス自身も高貴な存在で描かれています
ダビット、ジャック=ルイ ジェリコ、テオドール ピアッツエッタ、ジョヴァンニ=バッティス の各1枚 2017年01月14日 | 日記 1枚目は、「ダビット、ジャック=ルイ:皇帝ナポレオン1世と皇后ジョゼフィーヌ」 パリのノートルダム寺院で行われたナポレオン1世の戴冠式で ナポレオン自ら戴冠した後に皇后ジョセフィーヌの頭上に冠を乗せようとする 瞬間が描かれている絵で、ナポレオンは、この絵のできばえに満足したと伝えられているそうです 次は、「ジェリコ、テオドール:メデューズ号の筏」 1816年に実際に起きた、フランス海軍のフリゲート艦メデューズ号が フランスの植民地セネガルへ移住者らを運ぶ途中に、アフリカ西海岸モロッコ沖 での座礁遭難事故が描かれていて、画面前方に死者を描き、後方に救助を待つ 生還者を描いて、「静」から「動」へを表していると言われています 次は、「ピアッツエッタ、ジョヴァンニ=バッティスタ:聖母被昇天」です 解説は見つけられませんでした
ヴイーナスの誕生を描いた三人の画家 2017年01月13日 | 日記 この絵は三枚の中で一番古く(1485年)「ポッティチェッリ、サンドロ」の作で ヴイーナスは二人いて、「地上のヴイーナス」は大地と人間の豊穣を司り 「天上のヴイーナス」は精神的愛を司ったという思想を表現するためにとさせていて この絵は天の愛が生まれた純粋な瞬間を描いたものだと 大塚国際美術館監修の本に書かれています 次の絵は「カパネロ、アレキサンドル」のヴイーナスの誕生(1863年)です 19世紀のフランス・アカデミーで最も成功した画家の一人で 皇帝ナポレオン3世が購入した、時代を代表する会画だそうです 最後の一枚は「ウイリアム、ブーグロ」のヴイーナスの誕生(1879年)です ブーグロの作品の殆どが美しく優しく、気品に満ちた女性像が描かれているとされています
ミレイ、ジョン、エバレット と ルソー、アンリ の二人の作品 2017年01月12日 | 日記 これは、ミレイ、ジョン、エバレットの「オフィーリア」という作品で オフィーリアとは、シェイクスピアの「ハムレット」の登場人物で ハムレットに冷たくあしらわれて、発狂したあげくに川に落ちて死ぬ 悲劇のヒロインです ミレイは時代物の衣装を着たモデルを浴槽に入れ、その様子を描いたと 言われていて、背景はイギリスの田舎の実景が描かれていて ”はめ込み”の会画ですが違和感を感じさせない と大塚国際美術館監修で解説されています 次の2枚は、印象時代に活躍した素朴派を代表する「ルソー、アンリ」の作品で 1枚目が「蛇使いの女」で、観る者を幻想的な世界へと誘うかのような 独特な表現で描かれていて、しばしば魔術的とも比喩される アンリの世界観は彼の最も大きな特徴です 2枚目は「異国風景ー原始林の猿」という作品で、異国情緒にあふれた 密林風景でアンリの最晩年に制作されたさくひんであると salvastyle.comに書かれています