開光塾 カアチャンのつぶやき

どうしたら子どもたちに力をつけていけるか、元気に育っていけるか。
愉快でパワーにあふれたみんなとの、楽しい記録です。

未来への種まき

2018-09-06 16:28:38 | 子どもたち
Nice to meet you!

北海道で大きな地震がありました。
亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りするとともに、
被災された皆さま、どうぞ希望を失わずにお過ごしください。

今のこの瞬間が、未来への種まきになると信じて
良き行動をしていきたいと思います。


昨日,写真でしか会ったことのないスイスの若者と、
広島駅で会いました。
( ↓画像をクリックすると拡大します。拡大後は「戻る」ボタンで・・。)


彼の名は、Peter。
彼の母親との出会いは、約30年前にさかのぼります。

30年前、
私が出産した赤ん坊は病気のため、
2ヶ月の間、入院する事になりました

泣いてばかりいるうちに、
子どもが手元に戻ってきたときには、
母乳はすっかり出なくなり…
そんな私を見かねて、声をかけてくれたのが、
近所に住んでいたスイス人夫婦のLuziaさんです。

Luziaさんもまた、子どもを出産したばかりで、
私にこう言いました。

「Sachikoさん、私にはおっぱいが二つある。
ひとつはBulunoのために、もうひとつはあなたの子どものために…」



そう言って両手に赤ん坊を抱えて、育ててくれたのです!

その数カ月のち、
Luziaの赤ん坊もまた、病を抱えていることが分かり
今度は、私が彼女を支える側となりました。

一緒に過ごしたのは、約1年ほどだったでしょうか。
その後、Luzia家族はスイスへと戻っていきました。
Bulunoが亡くなったのは、4歳の時です…。

失意の中誕生したのが、昨日出会ったPeterでした。

初めて出会ったというのに、
懐かしさを感じるなんて…。
はるか昔の写真をいっぱい広げて、笑顔で話す彼の中に、
私は、Luziaのあふれるような愛を感じました。
30年という時間が熟成させた、ギフトです

今この瞬間が、将来どこにつながるのか、
誰も知らない。

つらい時を過ごされている皆さま、
今は未来への種まきの時です。
どうぞ、希望を持って頑張ってください。



そうそう、
昨日、Peterが言っていました。
「TOKYOには、外国人のための“sign”がたくさんあるけど、
HIROSHIMAは少ない」

世界中の人が知っている「HIROSHIMA」、
どこに言えばいいでしょうね。

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