林田のおせんべいブログ

日本で一番美味しいお煎餅を作るため、全国のお煎餅を食べたり、お煎餅屋の日常を絵日記でご紹介しています

煎餅布団の打ち直しと堅焼き

2013年12月05日 | 日常
私は20年以上使ってた綿の敷き布団に愛着があり、捨てるには忍びなく、この度打ち直すことにしました。
長く体重によって押し潰された布団はぺったんこで、冬になると冷たく、干しても決してふっくらしない典型的な煎餅布団でした。

これが打ち直しにより3倍以上に膨らんで帰ってきました。布団ってふかふかで暖かいのね、と喜びましたが、かえって寝返りがうちづらく、朝起きると背中が痛いので、気持ちよく眠るにはもう少し布団が馴染む必要がありそうです。

ところで「煎餅布団」の由来の通り、煎餅は焼く過程で押し潰すことにより、堅く仕上げることができます。
草加煎餅はこの製法で作られていることが多く、ぎゅうっと潰され凝縮されたお米の味をバリバリと、激しくも心地よい噛みごたえで、煎餅ならではの魅力を堪能できます。

ただ、堅過ぎるとお感じなら当店の堅焼きがお勧めです。
潰さずに焼き上げ適度に空気を含ませた、ほどよい堅さのお煎餅です。