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4.酒類ライセンス
ビール、ハードリカーなど、いかなる酒類を販売する飲食店は、法律に基づいて現地の市役所に酒類ライセンスを申請しなければならない。マレーシア政府は酒類ライセンスを重視している。承認された飲食店のみは酒類を販売することができる。
事業内容によっては異なる酒類ライセンスが必要とする。酒類を販売する事業所を開設しようとする場合、酒場ライセンス(Public House License)を申請することができる。事業所内でアルコールを消費する場合、ビアホールライセンス(Beer House License)のほうがよりふさわしいである。
5.ハラール・ライセンス
マレーシアでは人口の過半数がイスラム教を信仰し、マレーシアイスラム開発省(JAKIM)が認証したハラールフードを食べている。
ハラールレストランを開業し、ハラールフードを提供しようとする場合、現地のハラール認証機関に連絡し、認証を受けることができる。ハラールフードは加工・調理する際に、ハラールの方法に従い、イスラム法に該当する必要があるため、レストランの経営者は勝手に店の食品を「ハラールフード」と呼ぶことができない。
レストランの経営者は、ハラールフードの定義を十分に理解することが重要である。ハラール認証を受けた肉類及び原料の仕入先を選ぶことは、ハラールの完全性を確保できる。仕入先を選ぶ前に、証明書の信憑性もチェックする必要がある。ハラール認証の確認は、AKIM(Jabatan Kemajuan Islam Malaysia)、JAIN(Jabatan Agama Islam Negeri)またはMAIN(Majlis Agama Islam Negeri)のいずれかに提出することができる。
ハラール認証を受けた後、適格なハラールレストランになる。マレーシアで豚肉やアルコール関連商品の販売を考えていない経営者としては、ハラールライセンスの取得は賢明な選択と言えるでしょう。
6.食品取扱証明書
食品取扱証明書は、食品を安全に取り扱うために必要な基本的な知識・スキルを備えている者に発行される。保健省(MOH)、市政局、市役所は、食品を取り扱う全ての者が保健省によって認定された食品取扱証明書を持つよう、要求している。食品取扱証明書を取得するためには、従業員に食品取扱研修に参加させ、かつ、従業員に抗チフスワクチン接種を受けさせる必要がある。
7.音楽著作者著作権保護ベルハド(MACP)ライセンス
音楽はビジネスにおいて重要な役割を果たし、顧客にポジティブな体験を提供することができる。レストランで音楽を流そうとする場合、商用利用となるため、個人利用に違反する。従って、音楽のコンセンサス又はライセンスを持っていない場合、レストランで音楽を再生することは違法となる。そこで、レストランのカテゴリーや演奏する音楽の種類(機械音楽、特集音楽、生演奏など)に応じて、MACPライセンスを申請する必要がある。
8.パブリック・パフォーマンス・マレーシア(PPM)ライセンス
パブリックパフォーマンスマレーシア(PPM)ライセンスは、MACPライセンスに追加して取得する特定のライセンスである。レストランで生演奏バンドがいる場合、PPMライセンスも申請する必要がある。
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