器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

いきもにあ戦利品2019 其の二 コロダイ

2019-12-10 20:14:29 | 製作中

まな板からはみ出るコロダイ、2.7㎏

前回の記事の続き・・・
神戸からの帰りに寄ったのがこちら・・・
大阪の天満市場


コロダイはこの2.7㎏の1匹だけ。
このサイズならコロダイとして立派に成長したサイズ・・・
季節だって非常にいいはず・・・
・・・なんだけどキロ当たり1200円という微妙な値段・・・
こんだけ立派なサイズで季節もいいのに大した値段が付かない
=不味い   の・か・な~?
・・・と、しばらく迷ったけど結局購入
もし高級魚のハタの類いでこのサイズだったら・・・
「わー・・・すごいなー」って見るだけで終わってたと思う
・・・高くて買えない・・・(苦笑)

この日天満市場で見かけたその他の珍しい魚はハガツオ
次見かけたら試してみたいです。

京都行きの電車の中でコロダイについて調査・・・
もっと安いこともあるみたい・・・
味のほうは旨いとも大したことないとも・・・
たくさん獲れる魚ではないので評価も人それぞれ・・・

・・・これから自分で試してみます・・・。


”タイ”って名前についてるだけあって鯛顔
体型もタイっぽいけど分類はイサキの仲間
鱗の感じ、特にお腹のほうはイサキに似てると思う


同じくイサキの仲間のヒゲダイやヒゲソリダイだったら髭がある部分・・・
・・・穴があいてる・・・
何のためかは不明、それから口が横にでかい・・・
普段何食べてんだろ・・・


まずは刺身で・・・

おおー・・・そうそう、手前の真鯛の小皿、
これも今回の戦利品、きたむら工房さんの作品です!
次回はもっと大きい皿買いたいな・・・。
きたむらさんの陶芸作品はいきもにあ初日でほぼ売り切れという人気っぷり・・・
・・・憧れてます・・・


不味かったらどうしよう・・・
なんて心配は必要なかった・・・というのがコロダイの最初の感想。
巨大なイサキで年取ったやつってこんな感じかも・・・って味かな?
普通のイサキの~・・・やや水っぽくて柔らかい感じ??
・・・が、全く無くてやや硬いイサキ?

・・・これは自分の包丁が下手なんでしょうが
皮引いたときに皮の下も筋張った部分が身のほうにくっついてきてしまう・・・。
これがちょっと口に残る・・・
これも年取ったでかいイサキって言った理由。
全然褒めてないけどちゃんと身に味があって総合評価は悪くない白身です。

イサキの仲間なら塩焼きも・・・


箸で割るとほぐれた部分から魚汁が”ぶしゃー”


身を崩すと皿に水たまりが出来るくらい・・・
非常にジューシーでみずみずしい・・・
塩焼き旨い・・・・・・
・・・さっきは年寄りイサキなんて言ってしまってごめんなさい・・・コロダイ

刺身で気になった皮の下の筋張った部分
焼きあがるとぬるっと柔らくなってしかも刺身で感じなかった強い旨味が・・・
塩焼きはかなりいいです。
大きいと皮が厚いんで中火でじっくり焼いてパリッと仕上げた方がいいみたいです。

出張で疲れてるんで・・・魚介による栄養補給

左がコロダイとコロダイの漬け
エビは蝦麺で使ったアシアカ
その他は東京で買い足したもの・・・
コロダイみたいなそこまで個性のない白身って寿司にすると妙にまとまったいい感じになる気がします。
寿司ってご飯に刺身のっけただけじゃない何かが・・・こう・・・
・・・・・上手く説明出来そうにないのでやめときます(苦笑)
コロダイの握り・・・美味しいってことです。
・・・コロダイのキロ1200円は有難いけど可哀そうでもある・・・


残った頭と中骨を煮て・・・
頭は後日頂くので出しておきます。

中骨はそのまま煮続けてスープとります。

後日中骨スープと頭で作ったのがこちら・・・

本場サイズのフィッシュヘッドカレー!
つくり方はこんな感じです→アオダイカレー

コロダイはやっぱりイサキの仲間って感じで出汁の旨味はそこまでではないみたい・・・
本場の材料、ハタやフエダイには負けてると思う。
ただ、これだけ大きいと目のまわりや口の周りのプルンとした部分がたっぷり味わえます。
まずはプルンプリンの部分を酒の肴に・・・
年取るとこういう部分なるべく沢山食べたほうがいい気がする・・・(苦笑)

食べきれないカマの部分や頭の上の肉の部分を小分けにしたもの。
後日お昼ごはんで頂きます。


残さず頂くのが・・・


裏面はナマズ・・・

作ったときのことすっかり忘れてしまって・・・
なんでこれナマズなんだろ・・・??
と自分でもたまに考えてしまうのですが(苦笑)
これはこれで気に入ってくれる方もいるのでいいのかな・・・

・・・話それました・・・
味が悪くなる・・・
ってわかってて冷凍庫に入れるのは嫌なので・・・
残りのコロダイもきれいに片づけます。

人に配る・・・っていう方法もあるかもしれませんがー
本当に喜んでもらえる場合もあれば・・・
タイミングによっては、押し付けているだけ・・・
にもなりかねない気がします。
調理してから渡せば一番いい・・・と思います。
・・・が、面倒なのでやってません(苦笑)

残りのコロダイをサイコロ状に切って醤油に漬ける


たっぷりの油でたっぷりの葱、ニンニク、生姜を弱火で炒める・・・
なんとなくシメジも入れてみました・・・

汚いフライパン使ってるのは、このフライパンが厚いから
厚いほうが温度を均一に保てます。

野菜の水分飛んで小さくなったらさっきのコロダイを投入


油を指で触ってみて・・・
熱々のラーメンスープって感じの温度になるように火加減調整します。
・・・多分70℃くらい。
たまに優しくかき混ぜながら20分間70℃をキープ・・・
・・・これ、何料理なのかよくわかりませんが・・・
自家製味付きシーチキンかな?
皿に移したら具が油に埋まって空気に触れないようにしたら完成

これで1か月以上保存出来ます。

これどう食べるかというと・・・

朝ごはん・・・
パサついた玄米食べるのに丁度いいんですよ・・・こういうおかず・・・。
・・・冬はカサカサするから脂分とったほうがいいし・・・

あとは腹骨の部分を干物にしてコロダイの調理完了



(旨くないかも・・・安いし)
(2,7㎏って食べきれるかな・・・)
・・・なんて思いながら結局買ってきてしまったのはこの手作り珍魚図鑑のネタにしたかったから・・・

イベント出展のときこの珍魚図鑑あるといいんです。
・・・単純に見て楽しんでもらえるし・・・
そう、見て楽しんで貰える・・・。
お客さんとの話の切り口にもなります。
お子様向け・・・という意味でも意外に活躍します。
お買い上げ頂いて梱包を待ってもらってる間見てもらう・・・
なんて使い方も出来ます。
・・・自己満足のコレクション・・・というう部分ももちろん少なからず(苦笑)

・・・ただ、この珍魚図鑑のネタにしたいがためだけに
食べきれないサイズの魚を買ってくる。
・・・というのはなんか気が引ける・・・。
なので今回はこんなにきっちり使ってるんですよ!
・・って感じでやりました。

・・・いきものイベントのいきもにあの後日談・・・
ということで少しだけ・・・・・お許しを
ブログで・・・
sns等で・・・
動画サイトで・・・
いろいろな方が魚をネタにしたものを見てます。
・・・魚絡んでないものは興味ないから普段自分からはみないな・・・(苦笑)

たまーに・・・ほんとたまにですけど・・・
話しのネタにすること優先で材料の魚(いきもの)を粗末に扱ってる・・・
・・・見てて嫌だな・・・と、思うこと有ります・・・。
閲覧数=収入・・・って方は悪気は無くてもどうしてもそういう部分出てきてしまうのかな・・・とも思います・・・。
たまーに問題になるテレビ番組のやらせ・・・こういうことの延長線上と自分は感じます・・・。
・・・見て楽しんで頂く・・・っていうのが元々の理由で・・・

・・・魚が余っちゃった・・・どうしよう・・・
ってときは冷凍庫に放り込む・・・とか
人に押し付ける・・・その前にこのブログをご覧になって下さい(笑)
貧乏人の編み出した材料を無駄にしない調理法色々書いてあると思います。
皆さんに活用して頂けると嬉しいです!

今年最後のイベント出展
千葉幕張 12月20日(金)21日(土)22日(日)
マクハリハンドメイドフェスタ
ブースNo105-548でお待ちしています。






いきもにあ戦利品2019 其の一 蝦麺

2019-12-06 21:11:26 | 料理(魚貝)


まずは・・・・いきもにあ2019にご来場頂いたのべ6200名のお客様にこの場で改めてお礼申し上げます。
毎年出展させて頂いているので、お客様に顔を覚えてもらい今年もまた見に来て頂ける・・・
こんな時は買い物して頂かなくてもそれだけで嬉しいです。
これは、言っておきたいです。

それから・・・スタッフの皆さん、自分と同じ出展者の皆さんにも感謝です。
毎年出展させて頂いてると、周りの人たちがだんだんいきもにあの仲間って気持ちになってきます。
これからもこのいきもにあが続いていって欲しいです。



・・・で、ここからがイベント終了後・・・
撤収後まず会場のサンボーホールから歩いて中華街に・・・

ここで調味料を調達・・・
普段スーパーで買えないような材料が手に入るのは非常に魅力的です。

翌朝向かったのが神戸新鮮市場
五つの商店街がつながっていて合計500店のお店が並び神戸の台所・・・なんて呼ばれてるそうです。
新開地駅側の入り口、湊川商店街


雰囲気は・・・昔ながらの商店街
今、身近な場所で探そうとしても見つからないような・・・でも子供のころは近くにあった昔の商店街
それがびっしり500軒・・・そんな感じの場所かな・・・。
詳しくは神戸新鮮市場公式HPでご覧になれます。

阪急の新開地駅から歩いて行けます。
鮮魚店は・・・新開地駅から見て奥の方、東山商店街が多いです。

午後2時くらい・・・かな?
明石でその日の朝獲れた魚介が店頭に並ぶみたいです。

今回ここで手に入れたのが最初の写真のエビたち
関西で”アシアカ”って呼ばれてるエビ・・・標準和名クマエビ
クルマエビ科のエビです。

名前の通り脚が赤い・・・
今回は神戸での利益を少しは神戸に還元出来たかな・・・。
このあと大阪の天満市場にも寄ってから京都へ。

エビの頭と殻をを焼いたもの


これを砕いてからぐつぐつ煮てスープとります。


京都で食べたエビの身のほう
つくり方はだいたいこんな感じ→清炒蝦仁

こんなエビが普通に買える神戸の人が羨ましい・・・
エビだけで腹いっぱいになるって結構な贅沢・・・

夜行便で東京に

真ん中の瓶は中華街で買ってきたえびペースト、タイ製です。
多分、エビの塩辛油漬け・・・って感じのものだと思います。
・・・それから左がすりおろした玉ねぎ
手前がトマト、おろしニンニク、干しエビを砕いたもの、唐辛子


まずえびペーストを油で炒めます。
そのあと玉ねぎニンニクも・・・・・

しばらく炒めたら明日のために半分とっておきます・・・

残りのトマトや唐辛子、干しエビ、それから塩、砂糖を入れて更に炒めて水分を飛ばしたのがこちら・・・

”サンバルプラチャン”で調べると作り方出てくると思います。
これで準備OK

左、東京で用意した鶏がらスープ 右、温め直したエビ殻スープ

スープはえび2対鶏がら1って分量かな・・・
・・・この時点で勝利を確信・・
これ旨いに決まってる(笑)

中華麺をゆでてさっきのサンバルをスープでのばしたのがこちら・・・

シンガポール、マレーシアの”蝦麺”!!
えびペースト、干しエビ、エビ殻スープ、具にもエビ・・・
蝦麺を名乗るに相応しいエビっぷり・・・。
麺が写った写真撮り忘れたんですが・・・太目ストレートの中華麺です。

皆さんはご存知だと思いますが・・・
今回は敢えてわざわざ言わせて頂きます!


"エビのスープはエビの涙”
一滴も残しちゃダメです
・・・こんな旨いスープ残す人あんまりいないとおもいますが。


えびペーストの独特な香りが入ると一気に本格的な仕上がりになります。
中華街まで買いに行って良かった・・・
そして神戸で買い揃えた材料で作った神戸らしい1杯。
・・・えびペースト、通販でも買えるみたいなんですが・・・



翌日・・・
手前左が前日残しておいたえびペースト玉ねぎニンニク炒め、右は生姜
それから後ろはカレーのスパイス、これを同じように油で炒めます。


今日の麺は中華街で買ったビーフン、もうちょっと太いのが欲しかった・・・


スープはえびスープの残りとココナッツミルク、更にこれ・・・

冷やしてゼリーの状態になっている濃厚魚スープ

最近有名になってきてるのかな・・・
ココナッツミルクカレー麺、、ラクサ!

・・・写真で見ると蝦麺とあんまり変わらないような気もしますが・・・
味付けもスープも全然違います
でも、本当はもっと黄色く仕上げたかったな・・・。

・・・四角い油あげ上手く作れたのが地味に嬉しい・・・

昔旅行で行ったシンガポールでこのラクサを食べて感動しました。
当時の自分にとって非常に斬新な組み合わせだったココナッツミルクカレーとスープ麺
しかも旨いし・・・
ゲストハウスで知り合ったシンガポール人のおじさんにやや興奮気味に
「ラクサって美味しいですね!!」
って言ったらおじさんは意外にも微妙なリアクション・・・
「えっ、・・・ああーそうだね・・・」
「うーん・・・でもいつも食べてるしいつでも食べれるからさ・・・」

そして今度はおじさんが
「それよりさぁ、香港の雲吞麺って美味しいよね!昔旅行で行って食べたのが忘れられないよ!」
「えっ・・・そーですね・・・」
・・・当時の自分にとって香港式雲吞麺こそいつも食べていつでも食べれる外食の無難な選択肢・・・
香港の名店に行って行列に並んだりしたらまた違うのかもしれないけど・・・

図らずも同じことを言い合ってた・・・
・・・というのを思い出しました・・・。
旅先での食事
いつもと違う雰囲気とかテンションとか・・・
いつもと違う材料、調味料、そこからくるいつもと違う栄養の組成
そういうのに体と心が喜んでより美味しく感じるんだろうな・・・と今思います。

今回のラクサと蝦麺の味にもいきもにあと神戸の思い出がプラスされているのかも(笑)


ラクサに使った濃厚魚スープは天満市場で手に入れたこの魚から・・・

・・・まな板からはみ出るサイズのコロダイ・・・
いきもにあ戦利品その2でご紹介します。

重慶烤魚・・・・・・・・と、ついでに新作のご紹介

2019-11-11 18:18:28 | 料理(魚貝)

烤魚・・・は中国語で焼き魚って意味になります。
で、写真の料理は重慶烤魚
たまにはこういうのも、という感じで作った四川料理
重慶烤魚=重慶(←地名)の焼き魚・・・になるんですが
これのどこが焼き魚?・・・
という四川料理らしい赤い油な仕上がりです・・・。
普通は魚1匹そのまま使うんですが、今回は皿に収まらないので頭と尾ひれを落としてます。
この料理をざっくり説明させて頂くと・・・
中国の辛い鍋、重慶火鍋に焼き魚を放り込む・・・
という和食には無い豪快?な発想で味の濃い一品です。


四川省は海まで何千キロって距離の内陸にあるので、材料に使われる魚は本来淡水魚。
日本では普通には売ってないと思うんですが・・・手に入るならナマズがいいかなぁ・・・
養殖ティアピアもよく使われてる材料だと思います・・・外来種だけど・・・。
・・・ブラックバスもまたいい材料になると思います。


淡水魚売ってないので今回使った魚はこちらのスズキ

スズキは海水魚だけど淡水でも生きていける海淡両用?で高性能な魚
・・・さすがスズキ(SUZUKI)・・・(笑)
身の厚みがあってクセのない白身・・・というのも重慶烤魚に合ってます。
・・・・・あと安いっていうのも有難い・・・

そうそう、ついででご紹介
シーバス(スズキ)ペンダント

だいたいそのまんまの形に作れていると思います。
↓こちらで詳細をご覧になれます
crrema 海珠堂ショップページ

・・・それからモンガラカワハギのペンダント・・・・・
・・・いやっ、先に重慶烤魚
ヒレを切り取ってから背開きにして頭も割ります。
エラ、内臓をとってきれいに洗ったとこ

普通はこのまま使うんですが長すぎるので切ります。

切ったついでに中骨も取ったので、頭と中骨でスープ作ります。
・・・澄んだ上品な潮汁・・・
じゃなくてぐつぐつ煮込んだ濃厚なスズキ白湯スープ・・・
煮詰まった濃いスープ・・・後で使います。


スズキに切り込みを入れて醤油、酒、水・・・
で作った漬け汁に20分くらい漬けます。

下味と臭み消し・・・という意味でやるんですが・・・
今回のスズキは・・・
というか魚屋で売ってるスズキは臭くないので軽く塩ふって下味つけるだけでもいいと思います。
淡水魚の臭み(泥臭さ)消しの場合は・・・
漬け汁に生姜や玉ねぎそれから八角等々のスパイス・・・これは風味で臭みをごまかす系
酢やレモン汁・・・臭み成分そのものをを分解する効果
などなどを上手く配合したお店秘伝の漬け汁があるみたいです。

20分経ったら油を塗ったりして表面がカリっとなるようにオーブンで焼きます。
・・・で、その間にスープと野菜
普通は牛骨スープとか鶏がらスープです。
スーパーで売ってるばら売りの1人前豚骨ラーメンのスープ使うのもありだと思います。

淡白な淡水魚に動物系の濃いスープの組み合わせ・・・っていうのがこの料理の魅力
なのかもしれませんが・・・
今回のスズキ白湯スープも負けないくらい濃厚で臭みもあまりないので・・・
・・・というかスズキのアラが余ってるので使います。
醤油、豆板醤、塩、胡椒等々で味付けして野菜入れてひと煮立ち・・・
野菜はジャガイモ、キノコ、たけのこ、セロリ、豆もやし・・・
火鍋に入れるようなものなら何でもいいみたいです。
豆腐もありです。

・・・うん、四川風スズキスープ、この時点ですでに旨ぇ・・・

深い鉄板・・・フライパンでもいいと思います。
玉ねぎを切って敷き詰めて火にかける・・・

右下に写っているのが魚焼きグリルで焼いているスズキ・・・
オーブン持ってないんで・・・。

別の鍋でネギ、ニンニク、生姜のみじん切りをたっぷりの油で炒めます。


そこに唐辛子、クミン、花椒を後から入れます。

・・・唐辛子と油はこれでもかなり控えめな量です・・・日本仕様って感じかな(苦笑)
・・・・・・辛すぎるの嫌だし・・・
・・・写真撮るとき花椒出し忘れた・・・

玉ねぎの上に野菜と旨汁を入れる・・・


その上に焼き魚・・・
オーブンで焼いた方が仕上がりがいいです・・・


さらに薬味とスパイスたっぷりの旨油・・・
まさに味の足し算(笑)
駄目押しにゴマやピーナッツと香菜(パクチー)・・・で完成!
カセットコンロで弱火で温めながら食べる・・・っていうのが一番いいんですが、持ってないので今回はやっていません。


こんだけ足し算したんだから当たり前ですが・・・旨いです・・・
・・酒無しでは生きていけないような自分が酒を忘れて夢中で食べてしまうくらい(苦笑)
個性の強い材料がきれいにまとまってる感じ・・・足し算じゃなくて掛け算かも・・・
中華料理の奥行と深みを感じれると思います。



本当にどうしようもなく泥臭い淡水魚・・・
には重慶烤魚でもさすがに太刀打ち出来ないと思いますが・・・
自分の場合はレンギョの類は何やっても本当に無理でした・・・
あれとは何やっても戦える気がしない(苦笑)
でも並みの河魚ならこれで美味しく頂けると思います。
・・・特にクミン(中国語:孜然)がいい仕事してくれます。
河魚の泥臭さに一度寄り添いつつそれを昇華して心地いい風味、いや、エスニックな?味の構成要素に変換してくれるような・・・
・・・何言ってんだろ(苦笑)
中国では羊肉の串焼きなんかにもこのクミンをたっぷり使います。
・・・あとクミンってカレーに欠かせないスパイスでもあります。
この重慶烤魚、スープさえ何とかなればそんなに手間の掛かる料理でもないと思います。
火鍋の素?・・・みたいな調味料売ってるかな?
釣ったブラックバスなんかをこれで美味しく召し上がって頂けたら嬉しいです。


新作のご紹介
モンガラカワハギのペンダント


小さなヤモリのペンダント


ナメクジペンダント



それから・・・イベント出展のお知らせ
5日後、11月16日(土)17日(日)、東京ビッグサイトのデザインフェスタvol,50
M-280のブースでお待ちしています。

神戸 11月30日(土)12月1日(日)
いきもにあ2019

千葉幕張 12月20日(金)21日(土)22日(日)
マクハリハンドメイドフェスタ


エビスダイ 天満市場

2019-09-21 12:53:43 | 料理(魚貝)

いつも見に来て頂いていろいろお話してもらうお客様・・・
毎回ATCホールで会う仲間って感じの出展者・・・
こんなアットホーム?・・・というか大阪らしい感じ?がてづバの魅力だな・・・・
と、今更ながらしみじみ思います。
楽しい3日間を、皆さま本当に有難うございます!

・・・・・で、そうそう、最初の写真の魚、今回の出張の戦利品のエビスダイ

顔は結構可愛い感じなんですが

分厚い背中

・・・アマゾン川の強力な肉食魚ってこんな感じかも・・・って体格。
・・・・・よく知らないで言ってます。

がっちりついてる鎧のような鱗


鱗にトゲまで付いてる・・・


こちらは頭を煮たもの

鱗がすごいだけじゃなくて頭の骨もゴツゴツ。
頬と背中には分厚く肉が付いてるけどそれ以外は骨ばっかり・・・。
マダイの頭と比べると口の周りのゼラチンみたいな部分がかなり少ない。
この魚のグループ(キンメダイ目イットウダイ科)は防御力をひたすら追求する方向に進化したんじゃないかと思う・・・。
・・・硬い鱗、太い骨の形成に栄養取られちゃうのかな・・・。
ちなみにエラや歯(多分、攻撃力)は体の大きさ考えると平凡なサイズと形。

エビスダイはキンメダイと同じキンメダイ目
キンメダイ目の魚って外見以上に中身、骨とか肉の付き方が独特
何て言うか・・・捌きにくい魚

このエビスダイを手に入れたのがこちら

大阪の天満市場
この日は他にもウメイロ、タマガシラ、沖サヨリなんて珍しい魚が・・・
とぐろを巻くように置いてあって分かりずらかったけど、多分大きい沖サヨリは3~4㎏くらい・・・
こんなものを小売で買った行くタフなお客さんが・・・
・・・いるから店頭に並んでいるんでしょう・・・。

天満市場近くの天神橋筋商店街

にぎやかさと大阪らしい下町っぽさ?が程よく・・・
というか・・・観光地っぽくない自然な大阪な感じがいいです。
好きになりました、天満市場。
また行きたい・・・。



こちらは前回7月と同じく京都で買ったヘダイ
今回のは小さめ、ヘダイの皮は柔らかいのでそのまま酢〆に


ヘダイと一緒に買ったモクズガニ(共に徳島産)

手を離すと走って逃げるくらい元気

まだちょっと時期が早い、っていうのと全部オスっていうのが残念だけどこれも普段手に入らない有り難い食材。
中国にいるチュウゴクモクズガニ、っていうのが通称上海ガニ
で、モクズガニとチュウゴクモクズガニって実際あんまり変わらない生き物なので
モクズガニは国産天然上海ガニって感じです。
秋から冬にかけての抱卵した雌の内子はウニのライバル、って旨さ。



夜行バスで大阪出張から帰宅

まずは刺身で一杯・・・まだ昼間だけど・・・

平均点はクリア・・・と思うけど旨味も脂も物足りない、というのがエビスダイの正直な感想。
ざっと調べてもよくわからなかったけど、今は産後の痩せた時期・・・とか、寒くなってから脂が乗る・・・とかあるかもしれません。
身の感じはやっぱりキンメダイに似ている・・・少しキンメダイより硬い感じ。

カマの塩焼きで一杯

肉の分厚さはすごい・・・けどゼラチンとか少な目であっさりした感じ。
・・・いや、なんか全然褒めてないけどそれなりに美味しい魚です。

あとは・・・東京で買い足した材料とあわせていつものやつ

エビスダイ、今回のやつなら2番バッターが妥当な打順かな・・・(笑)
1番はニギス(左端)に任せました・・・足が速いし(笑)。
モクズガニは軍艦に、隣はアサリ
海苔が完全に湿気ってたけど、海苔のためにまた買い物に行く気力が無い・・・。
ヘダイの酢〆は正解だったかも・・・
ヘダイは白身のほかに光もののポジションもこなせるみたい・・・。
いぶし銀・・・ってやつかな・・・皮が銀色だし。
4番はカツオの腹の部分の炙り、彫金用のバーナーはこういうときも活躍します。
カツオが4番じゃあ・・・あんまり強いチームではなさそう(苦笑)
・・・5番にサンマが欲しかった・・・けど
この日は売ってない・・・秋なのに・・・。
何か言いたいけど何て言ったらいいのかわからない・・・・・。
かわりに補欠の赤貝のヒモがレギュラー入り。

体の疲れを癒すのは食べることと寝ること・・・
心の疲れにはお酒です・・・(苦笑)。

ここで冬のイベント出展のお知らせをさせて頂きます。

東京 11月16日(土)17日(日)
デザインフェスタvol,50

神戸 11月30日(土)12月1日(日)
いきもにあ2019

千葉幕張 12月20日(金)21日(土)22日(日)
マクハリハンドメイドフェスタ


・・・12月の神戸出張、終わったらまた天満市場行こ・・・

翌朝、エビスダイの中骨と昆布の出汁


朝が涼しくなってきたんで、エビス茶漬け



干物製作機・・・・・ てづバのお弁当

2019-09-13 14:21:58 | 料理(弁当)
イボダイ(ウオゼ)かアマダイでもあれば・・・
と、思いながら魚屋に行ってみたらいたのがこちら・・・

・・・ハチビキ
でかさと安さにつられて購入・・・600円。
・・・・・イボダイもアマダイも売って無かったし・・・
下はアジです。


こちらは以前の写真

暖色の蛍光灯使ってる・・・ってせいも少しあるんですが、不気味に赤いのがこのハチビキの特徴・・・


安かったから・・・とか、魚を沢山貰っちゃったってとき・・

・・・うっ、こんなにもらっても食べれない・・・けど断れない・・・(笑)
こんなときは冷凍より干物のほうが美味しく頂けると思います。

そしてこちらが干物製作機
冷凍室一体型、霜取り機能無しのシンプル冷蔵庫


こんな感じの冷凍室
いまどき家でこんなもの使う人あんまりいない・・・かな。
このタイプの冷蔵庫、やたらと乾燥します。

魚の種類とか鮮度にもよりますが・・・・
真夏だろうが梅雨だろうがたいていの魚は腐る前に干からびます。
・・・無駄に開け閉めしない、っていうのも大事かも。

まず塩水に漬けて・・・


塩がしみたら水をきってこんな感じでラップしないで下に着かない状態で冷蔵庫に入れときます。


3日目で干からびかけてきたイワシ

一日経ったら普通の冷蔵庫に移したほうがいいかも・・・乾燥し過ぎるので。
この冷蔵庫干物、干物の専門屋さんの作ったものにはもちろん敵わないけど、無駄なく美味しく頂く・・・・ってことなら十分役に立ちます。

10日ほど前につくったハチビキとアジの干物

程よいところで冷凍しちゃいます。

冷凍による劣化の原因のひとつ・・・
・・・水(肉や魚の水分)が氷になると体積が増える
凍って大きくなった水分が中から細胞の膜を破ってしまう
溶けたときに水分や栄養が流れ出てしまう・・・
あってるかな・・・自信ない(苦笑)

干物にして水分減らしておけば冷凍しても悪くなりにくいってことです。
・・・それでも早めに食べちゃったほうがいいですが・・・

で、こちらは朝解凍してつくったハチビキ弁当

味は平凡・・・なんだけどコンビニの食べ物よりこっちのほうが好き。
・・・やっぱ魚たべないと・・・。
今は京都に移動中。
明日から3日間、大阪アート&てづくりバザールに出展します。

マグロのピアス・・・・・・
お客様に気に入って頂いて試着・・・したんだけど
(うっ、目立ちすぎ、これはつけられない・・・)
・・・というリアクションされてしまうことがたまにあります。

・・・なので、小さい魚ピアスも用意しました。
真ん中と下がアジピアス、右がめばるピアスです。

こちらは銀ではなく洋白と真鍮製の魚

洋白は500円玉と同じ材料、真鍮は五円玉と同じです。
どちらも固いので、キーホルダーとかストラップに向いています。
銀製よりだいぶ安くなっています。



・・・・・・・・冷凍して持ってきた明日の弁当。
豚の角煮の煮汁で炊いたご飯に角煮と煮卵がごろんと入ったおにぎり

肉旨そう(笑)