まな板からはみ出るコロダイ、2.7㎏
前回の記事の続き・・・
神戸からの帰りに寄ったのがこちら・・・
大阪の天満市場
コロダイはこの2.7㎏の1匹だけ。
このサイズならコロダイとして立派に成長したサイズ・・・
季節だって非常にいいはず・・・
・・・なんだけどキロ当たり1200円という微妙な値段・・・
こんだけ立派なサイズで季節もいいのに大した値段が付かない
=不味い の・か・な~?
・・・と、しばらく迷ったけど結局購入
もし高級魚のハタの類いでこのサイズだったら・・・
「わー・・・すごいなー」って見るだけで終わってたと思う
・・・高くて買えない・・・(苦笑)
この日天満市場で見かけたその他の珍しい魚はハガツオ
次見かけたら試してみたいです。
京都行きの電車の中でコロダイについて調査・・・
もっと安いこともあるみたい・・・
味のほうは旨いとも大したことないとも・・・
たくさん獲れる魚ではないので評価も人それぞれ・・・
・・・これから自分で試してみます・・・。
”タイ”って名前についてるだけあって鯛顔
体型もタイっぽいけど分類はイサキの仲間
鱗の感じ、特にお腹のほうはイサキに似てると思う
同じくイサキの仲間のヒゲダイやヒゲソリダイだったら髭がある部分・・・
・・・穴があいてる・・・
何のためかは不明、それから口が横にでかい・・・
普段何食べてんだろ・・・
まずは刺身で・・・
おおー・・・そうそう、手前の真鯛の小皿、
これも今回の戦利品、きたむら工房さんの作品です!
次回はもっと大きい皿買いたいな・・・。
きたむらさんの陶芸作品はいきもにあ初日でほぼ売り切れという人気っぷり・・・
・・・憧れてます・・・
不味かったらどうしよう・・・
なんて心配は必要なかった・・・というのがコロダイの最初の感想。
巨大なイサキで年取ったやつってこんな感じかも・・・って味かな?
普通のイサキの~・・・やや水っぽくて柔らかい感じ??
・・・が、全く無くてやや硬いイサキ?
・・・これは自分の包丁が下手なんでしょうが
皮引いたときに皮の下も筋張った部分が身のほうにくっついてきてしまう・・・。
これがちょっと口に残る・・・
これも年取ったでかいイサキって言った理由。
全然褒めてないけどちゃんと身に味があって総合評価は悪くない白身です。
イサキの仲間なら塩焼きも・・・
箸で割るとほぐれた部分から魚汁が”ぶしゃー”
身を崩すと皿に水たまりが出来るくらい・・・
非常にジューシーでみずみずしい・・・
塩焼き旨い・・・・・・
・・・さっきは年寄りイサキなんて言ってしまってごめんなさい・・・コロダイ
刺身で気になった皮の下の筋張った部分
焼きあがるとぬるっと柔らくなってしかも刺身で感じなかった強い旨味が・・・
塩焼きはかなりいいです。
大きいと皮が厚いんで中火でじっくり焼いてパリッと仕上げた方がいいみたいです。
出張で疲れてるんで・・・魚介による栄養補給
左がコロダイとコロダイの漬け
エビは蝦麺で使ったアシアカ
その他は東京で買い足したもの・・・
コロダイみたいなそこまで個性のない白身って寿司にすると妙にまとまったいい感じになる気がします。
寿司ってご飯に刺身のっけただけじゃない何かが・・・こう・・・
・・・・・上手く説明出来そうにないのでやめときます(苦笑)
コロダイの握り・・・美味しいってことです。
・・・コロダイのキロ1200円は有難いけど可哀そうでもある・・・
残った頭と中骨を煮て・・・
頭は後日頂くので出しておきます。
中骨はそのまま煮続けてスープとります。
後日中骨スープと頭で作ったのがこちら・・・
本場サイズのフィッシュヘッドカレー!
つくり方はこんな感じです→アオダイカレー
コロダイはやっぱりイサキの仲間って感じで出汁の旨味はそこまでではないみたい・・・
本場の材料、ハタやフエダイには負けてると思う。
ただ、これだけ大きいと目のまわりや口の周りのプルンとした部分がたっぷり味わえます。
まずはプルンプリンの部分を酒の肴に・・・
年取るとこういう部分なるべく沢山食べたほうがいい気がする・・・(苦笑)
食べきれないカマの部分や頭の上の肉の部分を小分けにしたもの。
後日お昼ごはんで頂きます。
残さず頂くのが・・・
裏面はナマズ・・・
作ったときのことすっかり忘れてしまって・・・
なんでこれナマズなんだろ・・・??
と自分でもたまに考えてしまうのですが(苦笑)
これはこれで気に入ってくれる方もいるのでいいのかな・・・
・・・話それました・・・
味が悪くなる・・・
ってわかってて冷凍庫に入れるのは嫌なので・・・
残りのコロダイもきれいに片づけます。
人に配る・・・っていう方法もあるかもしれませんがー
本当に喜んでもらえる場合もあれば・・・
タイミングによっては、押し付けているだけ・・・
にもなりかねない気がします。
調理してから渡せば一番いい・・・と思います。
・・・が、面倒なのでやってません(苦笑)
残りのコロダイをサイコロ状に切って醤油に漬ける
たっぷりの油でたっぷりの葱、ニンニク、生姜を弱火で炒める・・・
なんとなくシメジも入れてみました・・・
汚いフライパン使ってるのは、このフライパンが厚いから
厚いほうが温度を均一に保てます。
野菜の水分飛んで小さくなったらさっきのコロダイを投入
油を指で触ってみて・・・
熱々のラーメンスープって感じの温度になるように火加減調整します。
・・・多分70℃くらい。
たまに優しくかき混ぜながら20分間70℃をキープ・・・
・・・これ、何料理なのかよくわかりませんが・・・
自家製味付きシーチキンかな?
皿に移したら具が油に埋まって空気に触れないようにしたら完成
これで1か月以上保存出来ます。
これどう食べるかというと・・・
朝ごはん・・・
パサついた玄米食べるのに丁度いいんですよ・・・こういうおかず・・・。
・・・冬はカサカサするから脂分とったほうがいいし・・・
あとは腹骨の部分を干物にしてコロダイの調理完了
(旨くないかも・・・安いし)
(2,7㎏って食べきれるかな・・・)
・・・なんて思いながら結局買ってきてしまったのはこの手作り珍魚図鑑のネタにしたかったから・・・
イベント出展のときこの珍魚図鑑あるといいんです。
・・・単純に見て楽しんでもらえるし・・・
そう、見て楽しんで貰える・・・。
お客さんとの話の切り口にもなります。
お子様向け・・・という意味でも意外に活躍します。
お買い上げ頂いて梱包を待ってもらってる間見てもらう・・・
なんて使い方も出来ます。
・・・自己満足のコレクション・・・というう部分ももちろん少なからず(苦笑)
・・・ただ、この珍魚図鑑のネタにしたいがためだけに
食べきれないサイズの魚を買ってくる。
・・・というのはなんか気が引ける・・・。
なので今回はこんなにきっちり使ってるんですよ!
・・って感じでやりました。
・・・いきものイベントのいきもにあの後日談・・・
ということで少しだけ・・・・・お許しを
ブログで・・・
sns等で・・・
動画サイトで・・・
いろいろな方が魚をネタにしたものを見てます。
・・・魚絡んでないものは興味ないから普段自分からはみないな・・・(苦笑)
たまーに・・・ほんとたまにですけど・・・
話しのネタにすること優先で材料の魚(いきもの)を粗末に扱ってる・・・
・・・見てて嫌だな・・・と、思うこと有ります・・・。
閲覧数=収入・・・って方は悪気は無くてもどうしてもそういう部分出てきてしまうのかな・・・とも思います・・・。
たまーに問題になるテレビ番組のやらせ・・・こういうことの延長線上と自分は感じます・・・。
・・・見て楽しんで頂く・・・っていうのが元々の理由で・・・
・・・魚が余っちゃった・・・どうしよう・・・
ってときは冷凍庫に放り込む・・・とか
人に押し付ける・・・その前にこのブログをご覧になって下さい(笑)
貧乏人の編み出した材料を無駄にしない調理法色々書いてあると思います。
皆さんに活用して頂けると嬉しいです!
今年最後のイベント出展
千葉幕張 12月20日(金)21日(土)22日(日)
マクハリハンドメイドフェスタ
ブースNo105-548でお待ちしています。