器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

富山みやげ 2019

2019-03-28 20:12:23 | イベント

”タイ”とだけ書かれてたんだけど・・・この魚・・・
最初にみたとき種類がわからなかったです。


・・・ベラっぽい顔・・・
・・・で、この色・・・


あぁ・・・これ、まだこぶの出ていないコブダイだ・・・
・・・ということにしばらくしてから気が付く。

コブダイは若いうちはみんな雌で、その中から性転換して大きくなって雄になる個体がでてくるそうです。
・・・で、雄になるとおでこと顎が出っ張ってくるので”コブダイ”
雄は最大で80cm~1mくらい。
ナポレオンフィッシュみたいにおでこの出ている写真のほうがよく知られていると思います。


若く小さな雌とその何倍の大きさのおっさん雄しかいないのがコブダイの世界・・・
しかもおっさん雄はもともと小さな雌だった・・・
これを人間界にあてはめて想像するとぞってするような世界ですが(笑)
魚・・・特に性転換する種類の魚の性別は人間や哺乳類のそれとはだいぶ違うのでしょう・・・。
身近な魚だと・・・クロダイは小さいと雄、大きくなると雌、コブダイと逆の性転換です。


このコブダイを購入したのが高岡にあるこのスーパー


・・・スーパーなのに生け簀がある・・・
・・・・・一瞬、高岡への移住が頭をよぎる・・・

この日は活きたカニが入ってました。
手前に写り込んでいるのがパックに入ったコブダイ・・・。

なんの予備知識もなく行ってみた高岡

京都みたいなわざとらしさ・・・?の無い自然な感じの古い町並み。
基礎の部分からして現代の建築じゃない・・・
今新しくこの形では許可が下りなそうな古いタイプ・・・耐震性弱そう・・・
・・・家の家業が建設業なんで細かいとこ見ちゃいます・・・

建築って法律とか条令とかあって建て主の好き勝手出来るものではないんですよね・・・
これはわざとらしい・・・なんて言ってしまった京都のことです。

高岡城跡へ行ってみると富山駅近くの城跡のより遥かに大きい・・・
説明の看板によると高岡城は一時期加賀藩の本拠地だったとのこと・・・
・・・んん~・・・
多分・・・昔は日本有数の大企業(藩)の本拠地だった・・・って感じ?

こちらは新湊から見た富山湾と立山連峰

いつも見えるものではないので今回は運がよかった・・・
実物は「うわぁー・・・」って声が出てしまうような迫力
・・・写真が下手でごめんなさいっ!

看板の説明・・・海をまたいだ向かいに3000m級がずらりと・・・


ネパールのアンナプルナベースキャンプから見たヒマラヤ山脈と張り合えそう

褒めすぎかな・・・(笑)
・・・いやっ、こっちは海までセットになってるからほんとに張り合えるかも・・・

イベント前日の搬入が終わった後スーパーで見つけたカニ
ロシアじゃなくて新湊産、この時期どこでも気軽に買えるみたい。

ホテルで頂きました。

とろろ昆布そば・・・
富山県は昆布の消費量が全国トップクラス。

・・・富山は昆布の産地・・・ではないんだけど・・・。

他県ではあまり流通していないインスタントラーメン
富山県民に愛されてるらしいです。

頂き物です。

そしてこちらは今回の富山みやげ、富山湾の海の幸
夜に東京に戻って撮影・・・

いやぁー・・・今年の富山観光も・・・・・
違う・・・イベント出展!・・・観光じゃなくて出張(笑)


このコブダイは小さいのであっさりしすぎて個性がない・・・
こんなときちょうどいいのが富山名物”昆布締め”
富山県の昆布の消費量が多いのは昆布締めをよく食べるから・・・


「あんなに昆布でべったり漬けたら魚の味が・・・」
という疑問を富山の人に聞いてみると・・・
「昆布締めは昆布の味を楽しむものです。」
・・・非常に納得のいくお答えを即答で頂きました・・・。
高岡には昆布専門店なんかもあって、お店には北海道の地図に各地の昆布産地や昆布の種類が張り出されてました。

・・   ・・
コブダイの昆布締め・・・
・・・特に狙ってやった訳ではないです・・・。


翌日、材料を買い足して寿司とお酒で一休み・・・。
コブダイは昆布締めと松皮の2種類、甘えびとアジも富山産


・・・たまたまだけどお米も富山産・・・




・・・なんかグダグダな旅行記のようで申し訳ありません!

最後になってしまいましたが・・・・・
富山の皆さん、本当に有難うございました!
・・・3年通ってようやく富山のことが分かり始めたかな・・・と思っています。
来年も富山アートマーケット、是非出展させて頂きたいです。
宜しくお願い致します!

富山のお弁当 メバルおにぎり

2019-03-22 11:29:37 | 料理(弁当)

お腹の丸い感じでなんとなく選んだ一匹

半身は先にお刺身で

はっきり言って焼いたほうが旨いです。
・・・・でも刺身が好きなんです。

いつも同じことやってる気がするけど・・・
まずアラで出汁をとる。


予想が当たって卵入り
残りの半身、この時期ならではの真子(卵)と一緒にメバル出汁でご飯を炊く。
・・・・・白子でおにぎりはなんか違う気がする。
味付けは煮魚風で濃いめの味付け

ここまで育った卵食べちゃうのはメバルに申し訳ない気もするんですが
もう魚屋さんまできてしまっているので有り難く頂くことにします。

先週の大阪でのイベント出展では
「今年は大阪湾のイカナゴ漁が捕れなすぎてすぐ終わった(禁漁)」
「ホタルイカが全然捕れない」
という寂しいお話を聞きました。

食べても大丈夫(棲息数、量的に)という魚を頂く・・・ということはイカナゴの禁漁を決めた漁師さん方や関係者の方々、それから市場の方々、魚屋さんを間接的に応援することになると思います・・・多分。

炊き上がり


これをおにぎりに
富山アートマーケットでのお弁当・・・のつもりだったんだけど、お腹空いたんで今バスの中で食べてます(笑)

メバルの真子は粒が細かいので火が通るとゆで卵の黄身に似た感じに
それから煮魚が染み込んだようなご飯

長野と富山の県境
まだ雪が残ってる


こちらは腹骨の部分を干物にして焼いたもの
・・・・・干物って言っても塩水に漬けたあと冷蔵庫で乾かしただけなんですが・・・
食べるとこはほんの少しだけど朝ご飯のおかずの一品くらいにはなります。


明日の富山アートマーケット、富山の皆様にお会い出来るのを楽しみにしています!