器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

エビスダイ 天満市場

2019-09-21 12:53:43 | 料理(魚貝)

いつも見に来て頂いていろいろお話してもらうお客様・・・
毎回ATCホールで会う仲間って感じの出展者・・・
こんなアットホーム?・・・というか大阪らしい感じ?がてづバの魅力だな・・・・
と、今更ながらしみじみ思います。
楽しい3日間を、皆さま本当に有難うございます!

・・・・・で、そうそう、最初の写真の魚、今回の出張の戦利品のエビスダイ

顔は結構可愛い感じなんですが

分厚い背中

・・・アマゾン川の強力な肉食魚ってこんな感じかも・・・って体格。
・・・・・よく知らないで言ってます。

がっちりついてる鎧のような鱗


鱗にトゲまで付いてる・・・


こちらは頭を煮たもの

鱗がすごいだけじゃなくて頭の骨もゴツゴツ。
頬と背中には分厚く肉が付いてるけどそれ以外は骨ばっかり・・・。
マダイの頭と比べると口の周りのゼラチンみたいな部分がかなり少ない。
この魚のグループ(キンメダイ目イットウダイ科)は防御力をひたすら追求する方向に進化したんじゃないかと思う・・・。
・・・硬い鱗、太い骨の形成に栄養取られちゃうのかな・・・。
ちなみにエラや歯(多分、攻撃力)は体の大きさ考えると平凡なサイズと形。

エビスダイはキンメダイと同じキンメダイ目
キンメダイ目の魚って外見以上に中身、骨とか肉の付き方が独特
何て言うか・・・捌きにくい魚

このエビスダイを手に入れたのがこちら

大阪の天満市場
この日は他にもウメイロ、タマガシラ、沖サヨリなんて珍しい魚が・・・
とぐろを巻くように置いてあって分かりずらかったけど、多分大きい沖サヨリは3~4㎏くらい・・・
こんなものを小売で買った行くタフなお客さんが・・・
・・・いるから店頭に並んでいるんでしょう・・・。

天満市場近くの天神橋筋商店街

にぎやかさと大阪らしい下町っぽさ?が程よく・・・
というか・・・観光地っぽくない自然な大阪な感じがいいです。
好きになりました、天満市場。
また行きたい・・・。



こちらは前回7月と同じく京都で買ったヘダイ
今回のは小さめ、ヘダイの皮は柔らかいのでそのまま酢〆に


ヘダイと一緒に買ったモクズガニ(共に徳島産)

手を離すと走って逃げるくらい元気

まだちょっと時期が早い、っていうのと全部オスっていうのが残念だけどこれも普段手に入らない有り難い食材。
中国にいるチュウゴクモクズガニ、っていうのが通称上海ガニ
で、モクズガニとチュウゴクモクズガニって実際あんまり変わらない生き物なので
モクズガニは国産天然上海ガニって感じです。
秋から冬にかけての抱卵した雌の内子はウニのライバル、って旨さ。



夜行バスで大阪出張から帰宅

まずは刺身で一杯・・・まだ昼間だけど・・・

平均点はクリア・・・と思うけど旨味も脂も物足りない、というのがエビスダイの正直な感想。
ざっと調べてもよくわからなかったけど、今は産後の痩せた時期・・・とか、寒くなってから脂が乗る・・・とかあるかもしれません。
身の感じはやっぱりキンメダイに似ている・・・少しキンメダイより硬い感じ。

カマの塩焼きで一杯

肉の分厚さはすごい・・・けどゼラチンとか少な目であっさりした感じ。
・・・いや、なんか全然褒めてないけどそれなりに美味しい魚です。

あとは・・・東京で買い足した材料とあわせていつものやつ

エビスダイ、今回のやつなら2番バッターが妥当な打順かな・・・(笑)
1番はニギス(左端)に任せました・・・足が速いし(笑)。
モクズガニは軍艦に、隣はアサリ
海苔が完全に湿気ってたけど、海苔のためにまた買い物に行く気力が無い・・・。
ヘダイの酢〆は正解だったかも・・・
ヘダイは白身のほかに光もののポジションもこなせるみたい・・・。
いぶし銀・・・ってやつかな・・・皮が銀色だし。
4番はカツオの腹の部分の炙り、彫金用のバーナーはこういうときも活躍します。
カツオが4番じゃあ・・・あんまり強いチームではなさそう(苦笑)
・・・5番にサンマが欲しかった・・・けど
この日は売ってない・・・秋なのに・・・。
何か言いたいけど何て言ったらいいのかわからない・・・・・。
かわりに補欠の赤貝のヒモがレギュラー入り。

体の疲れを癒すのは食べることと寝ること・・・
心の疲れにはお酒です・・・(苦笑)。

ここで冬のイベント出展のお知らせをさせて頂きます。

東京 11月16日(土)17日(日)
デザインフェスタvol,50

神戸 11月30日(土)12月1日(日)
いきもにあ2019

千葉幕張 12月20日(金)21日(土)22日(日)
マクハリハンドメイドフェスタ


・・・12月の神戸出張、終わったらまた天満市場行こ・・・

翌朝、エビスダイの中骨と昆布の出汁


朝が涼しくなってきたんで、エビス茶漬け



干物製作機・・・・・ てづバのお弁当

2019-09-13 14:21:58 | 料理(弁当)
イボダイ(ウオゼ)かアマダイでもあれば・・・
と、思いながら魚屋に行ってみたらいたのがこちら・・・

・・・ハチビキ
でかさと安さにつられて購入・・・600円。
・・・・・イボダイもアマダイも売って無かったし・・・
下はアジです。


こちらは以前の写真

暖色の蛍光灯使ってる・・・ってせいも少しあるんですが、不気味に赤いのがこのハチビキの特徴・・・


安かったから・・・とか、魚を沢山貰っちゃったってとき・・

・・・うっ、こんなにもらっても食べれない・・・けど断れない・・・(笑)
こんなときは冷凍より干物のほうが美味しく頂けると思います。

そしてこちらが干物製作機
冷凍室一体型、霜取り機能無しのシンプル冷蔵庫


こんな感じの冷凍室
いまどき家でこんなもの使う人あんまりいない・・・かな。
このタイプの冷蔵庫、やたらと乾燥します。

魚の種類とか鮮度にもよりますが・・・・
真夏だろうが梅雨だろうがたいていの魚は腐る前に干からびます。
・・・無駄に開け閉めしない、っていうのも大事かも。

まず塩水に漬けて・・・


塩がしみたら水をきってこんな感じでラップしないで下に着かない状態で冷蔵庫に入れときます。


3日目で干からびかけてきたイワシ

一日経ったら普通の冷蔵庫に移したほうがいいかも・・・乾燥し過ぎるので。
この冷蔵庫干物、干物の専門屋さんの作ったものにはもちろん敵わないけど、無駄なく美味しく頂く・・・・ってことなら十分役に立ちます。

10日ほど前につくったハチビキとアジの干物

程よいところで冷凍しちゃいます。

冷凍による劣化の原因のひとつ・・・
・・・水(肉や魚の水分)が氷になると体積が増える
凍って大きくなった水分が中から細胞の膜を破ってしまう
溶けたときに水分や栄養が流れ出てしまう・・・
あってるかな・・・自信ない(苦笑)

干物にして水分減らしておけば冷凍しても悪くなりにくいってことです。
・・・それでも早めに食べちゃったほうがいいですが・・・

で、こちらは朝解凍してつくったハチビキ弁当

味は平凡・・・なんだけどコンビニの食べ物よりこっちのほうが好き。
・・・やっぱ魚たべないと・・・。
今は京都に移動中。
明日から3日間、大阪アート&てづくりバザールに出展します。

マグロのピアス・・・・・・
お客様に気に入って頂いて試着・・・したんだけど
(うっ、目立ちすぎ、これはつけられない・・・)
・・・というリアクションされてしまうことがたまにあります。

・・・なので、小さい魚ピアスも用意しました。
真ん中と下がアジピアス、右がめばるピアスです。

こちらは銀ではなく洋白と真鍮製の魚

洋白は500円玉と同じ材料、真鍮は五円玉と同じです。
どちらも固いので、キーホルダーとかストラップに向いています。
銀製よりだいぶ安くなっています。



・・・・・・・・冷凍して持ってきた明日の弁当。
豚の角煮の煮汁で炊いたご飯に角煮と煮卵がごろんと入ったおにぎり

肉旨そう(笑)