器用貧乏海珠堂

”魚大好き海珠堂”のほうがいいかな・・・?

写真撮影の小道具

2017-02-26 14:47:15 | 製作中

どうやったらいいのか分からず気がついたら1年ほどほったらかしになってしまっていたネット販売
・・・を、なんとかしようと今月からせっせと写真撮っています。


イベント出展の什器の余りで作った森・・・

はじめのカエルの写真はこの中で撮ってます。



これは魚用の背景

紙粘土に絵の具で着色

魚の裏側に棒をつけて宙に浮いた状態にします。


で、後ろだけ影にして・・・撮影

こんな感じになります。
・・・青い背景に青い魚ってどうなんだろ・・・?
・・・そういえばカエルの写真も緑に緑だな・・・
いや、動物の色って基本的に保護色・・・リアルな背景って実は見ずらいかも・・・
・・・・・景色に溶け込んじゃうじゃん・・・・・
ということに作ってから気がつきました・・・(苦笑)


海と同じ要領で使う砂地

発泡スチロールにアクリル塗料で色塗ったら・・・
なんと発泡スチロールが熔けました・・・知らなかった
・・・で、波に浸食されたようなリアルな岩に・・・
素人が偶然上手なものが作れてしまった・・・って感じです。

これを使ったアオウミウシのペンダント


ピアス用の耳
こっちもアオウミウシ


耳を這い上がるような感じになっています

こういう写真とるには便利

木のマネキン

耳とマネキンは部屋の中でふと視界に入ると少し気持ち悪い(苦笑)

普段写真を撮ったりしないので自分で撮った写真がいいのか悪いのか・・・
正直、客観的な判断が全く出来ない・・・・・・・
手探りでなんとかやってます。
ご意見、アドバイスは大歓迎です!・・・誰か教えて下さい(笑)。


今まで出品していなかったものを今月からどんどん出してます。
Creema 海珠堂ショップページ

こっちは今月から始めたminne
minne 海珠堂ギャラリーページ

ご覧になって頂けると嬉しいです!

ごっこ(ホテイウオ)

2017-02-25 17:43:17 | 料理(魚貝)

北海道の方には・・・珍しくもなんともないのかな・・・?
自分にとっては十分珍しい魚です。
ちなみに写真のものはオス、卵の入っているメスのほうが高価。
この日売っていたのはオスのみ。
肉がついいてて肉が美味しいのはオスです。

ダンゴウオ科の魚なのでダイバーのアイドル?ダンゴウオの親戚・・・
いや、特大版ダンゴウオかな・・・。
ダンゴウオと同じように吸盤がついてます。


こちらは自分の作っているダンゴウオピアス

こちらで販売しています。
Creema 海珠堂ショップページ

お腹の吸盤がまな板にへばりついているとこ

まな板持ちあげられます・・・

外れたとこ

ぐにゃぐにゃの体で吸盤ついている・・・って、十分に珍魚・・・。


捌いている時、ダンゴウオに包丁を入れてしまっているような罪悪感感じたので写真はやめときます・・・。
ぐにゃぐにゃしていてどこから包丁入れていいのか分からない感じです。

醤油味の汁にして食べるのが定番だそうです。
肝だけでなく胃や腸まで食べれるので一緒に煮ます。


まず顔の部分

豚の角煮の脂身みたいにぶるんぶるんした分厚い皮・・・
正直食べるのちょっと気が引ける感じなんですが、嫌な感じのクセとか臭みとか全く感じず普通に食べられます。
・・・ダンゴウオも食べたらこんな感じなんだろうな・・・。
頭の骨が軟骨なので骨まで食べられます・・・なんか魚ではない感じ。

肉の部分・・・これもぐにゃぐにゃ・・・というかぶるんぶるん?かな

意外に普通に魚の味します。
ちなみに汁のほうも普通の魚汁?って感じです。
鍋があいそうなあっさりした味かな・・・?
意外に感じたのは、ぷるんぷるんしてる割にはゼラチンがあんまり無い。

肝と白子

肝は味の濃さみたいなものがない代わりにクセもなく食べ易いです。
白子、胃、腸も似たような感じ。

そして吸盤・・・

これもやっぱりぐにゃぐにゃ・・・。


特別旨いものではないけど、北海道行った時にごっこ汁を食べさせて頂いたら
「珍しいもの食べさせてもらったな」
・・・と、ちょっと感動する気がします。

これは干物にしたものを焼かずに唐揚げにしたもの
こんな食べ方もあるみたいです。

水分が抜けるとタラをぬるっとさせたような感じ?に。
・・・ごっこってやっぱ魚だったんだなぁ・・・と実感させられます・・・。






・・・・・ごっこ1匹は1人で食べるには大きかった・・・
どさっとだったりちょっとずつだったり5日間食べ続けてやっと完食。
毎日食べるものではないな・・・というのが正直な感想(苦笑)・・・。


やっとごっこから解放?されて、何か魚を・・・と思い魚屋に行ったら売ってたのがこいつ・・・

ごっこのメス・・・・・
さすがにちょっとしんどいかな・・・と思いつつ購入(笑)
産卵期が漁期、つまり今しか手に入らないです。


たっぷり卵が入ったお腹。
今回のメスの値段はオスの約2倍でした。


卵巣を取り出すとメスの体はほとんど骨と皮だけ・・・本当に卵の入った袋みたいな感じ。
もはや次の世代のこと以外考えていない・・・というような状態
畏敬の念感じます。
ごっこ(ホテイウオ)は三年で大きくなり産卵後にオスもメスも死んでしまうそうです。



定番のごっこ汁はもうオスでやったので・・・
メスは有難い卵をイクラみたいに醤油漬けに


・・・で、それを軍艦に・・・色は微妙だけどこれは旨そう・・・

・・・・・・と思ったんだけど・・・・・・・・・



・・・正直な感想・・・
寿司屋にこれが置いてあっても誰も頼まないよな・・・という出来(苦笑)。
いや、お客さんに出せないな・・・これは。
卵の醤油漬け・・・なのでイクラに似た感じなんだけどはっきり言って及ばない・・・
それよりやっかいなのが口の中に残る妙な渋み・・・
2貫で完全にギブアップ・・・。
普通やらないことやると大体こういう結果になる気がする・・・・。



翌朝、気を取り直してみそ汁(具はごっこの卵のみ)にしてご飯にかけたもの。
汁はごっこの食べ方の定番。

このみそ汁ご飯で、変な料理(寿司)でごっこの名誉を傷つけていたことに気づかされる・・・。
みそ汁ご飯、こればちが当たるな・・・朝からこんな贅沢しちゃ・・・旨いです。


火が通った卵は噛むとプチっと潰れるような弾力が出て、潰すと中から魚卵の旨さが出てくる感じ。
汁には卵からでた脂がうっすら浮き・・・
スープに浮く脂って人間の味覚が旨いと感じてしまうものらしいです。
きつねうどん(油揚げ)、たぬき(天かす)、言うまでも無くラーメンの脂・・・
さらに汁に魚卵独特の風味も出てる。
生だと不快に感じた渋みが・・・
なんだろ?加熱されて成分が変化して渋みだったとこが深みになる感じ??
・・・なんか上手く言えなてないけどごっこは汁で食べるのが正しい!
・・・ということだけはよーく分かりました(笑)。
オスの味のあるけどぐにゃぐにゃな身とメスのプチってなる卵が両方入った汁ならバランスよくってかなりいい料理になるはず・・・。
2匹使うと8人前くらいは作れそうですが・・・。




結局、10日ほどごっこを食べ続けた成果・・・

珍魚図鑑にオスメス仲良く?納まってもらいました。
ごっこに感謝・・・。