2023.01.21(土)
風は冷たいけれど、今日も陽射しに助けられる。
寒波寒波・・・と予報が少々うるさいくらいだけれど、準備をしなければならないエリアの皆さんの苦労はいかほどか。
呑気に街道を歩きながら、澄みきった空を見上げて、それだけで胸がキュッとなる。
相方の父が生きていたころ、冬の暖房のための灯油代がどのくらいかかるのか何度かきいてみたけれど、いつも笑って答えてくれなかったな。あまりの額に、驚かせてはいけない、という父らしい配慮だったのかもしれない。
2階の各部屋や1階の両親の寝室にはエアコンが備え付けてあったけれど、みんなが集う居間や台所は開け放して石油ファンヒーターが稼働していた。賑やかな空間は限りなく暖かく、父がいた実家の思い出はつきない。
コロナで母と姉だけの時間が増えて、それはなかなか難しい問題を露呈している。
先日、仕事で出かけたついでに書店によって、スマホの「メモ」に挙げておいた何十ものタイトルの中から、2冊を見つけて購入。隣のBOOK-OFFで3冊を見つける。
昨日読んだ本は、気分的にカタルシスを求めて、新聞の広告の「深い感動!」と、書店員さんの「ここまで余韻の残る作品はほかにはない」というコメントに惹かれて購入したけれど、これは駄作だったな。いや、私には合わない作品だったのだろう。
同じことが何度も繰り返し説明されて、「新聞の連載小説を単行本にしたの?」と思ったけれど、そうではないようだ。登場人物の心理描写が稚拙・・・。と生意気な言い草をお許しください。
映画でもそうだけど、広告文の「感動!」には気をつけなけれならないな。
ほかの4冊に期待する。それらは「感動!」が購入理由ではないから、大丈夫だと信じたい。
電車の中で聴いたスピッツ。
シャッフルで流れてきたのは「会いに行くよ」。
初めて聴いたとき、キミへの思いと、それが「でかくなって 陽をさえぎる♪」という言葉選びに心が動いたのを思い出す。すごいな。
季節は穏やかな秋とか春を思い浮かべたけれど、「赤い花咲く真夏の道を♪」で眩しい光の中を歩いた記憶さえ蘇る。
「感じてみたい君のとなりで♪」というのも、光景や二人の関係性が垣間見れて、すごくいい。
陽射しが揺れる車窓の風景まで、スピッツの曲のストーリーに味方していた、そんな午後でした。
★『正義の戦争』
https://www.ktv.jp/wana/
草彅剛くんがインタビューで、「シリーズの中でいちばん普通の人」と言っていたのを思い出す。
普通の父親が普通の仲間の力も借りて正義を追う。
自然体の彼の演技に大いに期待!
★『6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱』
https://www.tv-asahi.co.jp/6byoukannokiseki/
映画『ゴースト』をはじめ、井上ひさしの『父と暮らせば』、そして大昔にテレビで放送されていた洋画で、死んでしまった主人公が「私はここにいるのに」とさまよう、幼心にもせつなかった映画などなど、「幽霊もの」はなかなかに心に残るものが多いが、このテレビドラマも期待大。
何と言っても、橋爪功さん、高橋一生さんの父子、というだけで見る価値があるなあ。
それにしても、81歳という橋爪さん。艶っぽい声といい、身軽でチャーミングな仕草といい、こちらがうれしくなる。
ベテラン俳優やミュージシャンの訃報が聞かれる中、あの声に、姿に、力をもらう。
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