2020.11.29
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO
『鬼滅の刃』・・・、ここまで流行っては無視できない、とまとめてNetflixで観たそうで。
「みんなが大好きなもの・・・ちょっと後追いしちゃった♪」(笑)
草野「『進撃の巨人』や『ワンピース』と違って、お話が完結しているというのもいいですね」
草野くんはこの2作、12巻目くらいでストップしちゃったそうです。
「思ったよりおもしろい」「キャラの名前の付け方のセンスがいい」「オレの一押しは『村田さん』」だそうです。
あとは映画・・・。「いつ行こうかな」
今日のテーマは【一緒に歌いたくなるメロディアスメタルで漫遊記】。
作業しているとき、ドライブしているときなどに流したくなる曲、草野くんが「こんな曲かな」と思っている曲の特集。
「ざっくり言うと、ボン・ジョヴィ、デフ・レパード、ニッケルバック的なジャンルなんだけれど」、そこは「ロック大陸的におススメのナンバー」をセレクトしてくれたそうです。
草野「たまたまですが、見事に?イギリス、アメリカ以外のバンドばっかりになりました」
オンエア曲
01 不死身のビーナス(スピッツ)
02 Heaven Can Wait – Remastered(Gamma Ray)
03 Last Day Under The Sun(VOLBEAT)
04 Cheyenne Spirit(Edenbridge)
05 Eye For An Eye(H.E.A.T)
06 Searching for Meaning(Harem Scarem)
07 Return to Myself(浜田麻里)
08 醒めない(スピッツ)
漫遊前の一曲は、スピッツの「不死身のビーナス」(1994年、5thアルバム『空の飛び方』)。
「今日のテーマにいちばん近いのはこの曲かな?」と。「スピッツには、あんまりメタルっぽい曲ってないんですよね」。
(ああ、なんだか作業もはかどりそう。このあたりを聴いていると、Jamboreeのライブシーンでのかわいい(笑)4人組が脳裏で踊りだしますね)
最初の曲は、「90年代から活動するドイツの人気バンド」、Gamma Rayの「Heaven Can Wait – Remastered」(1990年、デビューアルバム『Heading for Tomorrow』)。
「メロディアスなメタル界隈では結構有名なバンド」で、ハロウィンのカイ・ハンセンが作ったバンドだそうです。
「Heaven can wait ... ♪」を歌いながら、「ここを一緒に歌いたくなる感じです」と。「アニメの『ドラゴンボール』や『ワンピース』のテーマになってもいいような感じ」
メタル布教活動!GAMMA RAY 「Into The Storm」
続いて、デンマークのバンド、VOLBEATの「Last Day Under The Sun」(2019年、7thアルバム『Rewind, Replayed, Rebound』)。
草野「元気が出るメロディアス、かつ明るめのハードロックナンバーを聴かせてくれるバンドで、個人的にもすごく好きなバンドです」
この曲は、VOLBEATの中でも「売れているほうの曲」。
「ロカビリーの要素の入ったメタル」が売りらしいが、草野くんには「ロカビリーテイストは感じないかな。明るいハードなロックンロール」。
「Last Day Under The Sun♪」を繰り返し歌って、「このサビを一緒に歌ってほしいかな」と。
(今回はたくさん生歌を聴けそう・・・)
(イントロから気持ちいい。こんなイントロのJ-ROCKのナンバー、聴いたことあるような。声も高音が柔らかくてステキ)
ジャケットがノスタルジックで、紳士な少年たちがすてきだ。
次は、オーストリアのバンド、Edenbridgeの「Cheyenne Spirit」(2000年、デビューアルバム『Sunrise in Eden』)。
シンフォニックメタルというジャンルのバンド。このジャンルでは、フィンランドのバンド、ナイトウィッシュが有名。
Edenbridgeは、「たまに出てくる歌謡曲っぽいメロディーが日本人の琴線に触れるんです」と。「中島みゆきさんが『ファイナル・ファンタジー』の曲を作ったら、こんな感じ」と彼特有のたとえです。みゆきさんのものまねで「銀の龍の背に乗って」をちょこっと(笑)。
草野くん自身は、朝起きて「今日は頑張るぞ!」というときに聴いているそうです。
画像では、ボーカルが魔界の王女様みたいですてきだそうだけど、歌詞は「ネイティブアメリカンが侵略者であるヨーロッパ人の支配を打倒する内容」だとか。
(違う楽曲だけど)
The Undiscovered Land / Edenbridge
(ナイトウィッシュとか聴いていると、このジャンル、ちょっとはまりそう・・・と思うことはある)
そしてメッセージコーナー。
日本画を先行している学生さんから。絵を描いていて、「ここでやめたほうがいいかな」と思いつつも描き続けて失敗してしまうことがある、と。「楽曲を作っているとき、引き際をどうしますか?」
草野「引き際・・・、オレ、結構早いほうかも」
片づけの達人こんまりさんの言う「ときめきがあるかどうか」。ここがポイント。それがないと惰性で続けてしまうことになるから。
どうかな?と思うときは「時間を置く」のも手かもしれない、と。
2、3日してその絵に戻って、ときめきがあるか? 「ときめきが戻ることもある」んだそうですよ。
(そうか、そういう意味なのか。私は「やりすぎ」とか「手を入れすぎ」て失敗しないように、そのまえに手を引いたほうがいい作品ができることもある?という質問かと勘違いしてしまった(-_-;))
42歳の女性から、「若いころになりたくない大人になってしまった」と。子どもや夫に口うるさいせっかちのおばさん・・・。子どものころはせっかちなおばさんを見て「あんなふうになりたくはないな」と思っていたのに・・・。
「草野さんはステキに年を重ねているけれど、いらいらしたりしないのですか?」
それに対して、「これはよそいきのワタシですから、そりゃ、いらいらすることもありますよ」って。
彼自身は「雑な大人になりたくない」と思っていたけれど、「気がつくと、雑なんだよね。そういうときは、『丁寧、丁寧』と口に出して言うようにしていますね」。
それでだめなときは、ほっぺたを叩いて気をそらしたり、「人間だもの、しょうがないところもあります」。口に出して唱えるのは「いいかも」と。
そして次は、スウェーデンのバンド、H.E.A.Tの「Eye For An Eye」(2014年、4thアルバム『Tearing Down the Walls』)。
ボン・ジョヴィを思わせるこのナンバーの中にsing alongできるところがある。
以前に飛行機の中でテツヤくんと隣り合わせで同じ曲を聴いていたとき、テツヤくんはエアドラム、草野くんはこぶしを上げていたという、「はたから見たらヘンな二人だったでしょうけど」。
最後は、カナダで長く活動していて、日本でもそれなりに人気のあるバンド、Harem Scaremの「Searching for Meaning」(2020年、15thアルバム『Change The World』)。
80年代にメタルバンドとしてスタート。グランジ寄りになったり、パワーポップに寄ったり、音楽的な変遷を経て、途中バンド名も変わったり活動休止したり・・・といろいろあったそうだが、「今年リリースしたアルバムがかなりいい!」と。
「Oh, all day all night / We’re spending our time / Searching for Meaning / Searching for Meaning♪」の部分のメロディーが好きで歌ってしまう草野くん。
「一日中、意味を探している」という歌詞も、「ベテランバンドが歌うと妙に深みが増したりします」(スピッツの同世代バンドですけどね)。
草野「スピッツにはね、『意味なんてどうにでもなる』という歌詞がありますけどね」
・・・だって最後には「これ以上は歌詞にできない」ですから(笑)。
特集の最後に。
ご自身のiTunesのプレイリストのメロディアスメタルというカテゴリーの上から6曲(5曲?)を今日はかけてくれたそうで、「まだ続きが2,30曲あるので。機会があれば、いやご要望があれば、また」と。
すごく気持ちよかったので、ぜひ次の機会も期待したいなあ。
そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
(今日は「日曜日」です)
曲は、浜田麻里さんの「Return to Myself~しない、しない、ナツ」(1989年、9thシングル)
化粧品のCMにも使われていて、「オレが大学生のころ、流行ってました」。
これだ! 大塚寧々さん、かわいい。
カネボウ化粧品 UVファンデーション② 大塚寧々1989
この曲にまつわる思い出は・・・。
このころ、外壁の塗装のバイトをしていた草野くん。多摩地区のとある家の塗装をしていたら、2階の部屋から女の子がこの曲を練習している声がずっと聴こえていて、「だから、この曲はカラオケを練習している女の子のイメージ」なんだそうです。かわいいエピソード。
後半の「Return to myself 自分らしい夢をいま 感じて~る♪」の「て~」の高い音がなかなかでなくて、「そこを繰り返し練習してらっしゃいましたね」。
姿を見て「かわいい子だな」と思ったんじゃないの?なんてツッコんだりしていましたが、「お顔を拝見することはなかった」「高校生の娘さんだと思う」という顛末でした。
(でもきっと、草野くんの好みの声だったんでしょうね)
当時はそうでもなかったけれど、改めて聴いて「いい曲だな、切なくてグッとくる展開」と思ったそうだ。
高校生のころ、福岡で彼女のライブに行ったこともあるそうで、「歌、超絶うまいし、独特の味わいもあって、フリスビーが青空をヒューっと飛んでいく声。日本のロックヒストリーには欠かせないシンガーだと思います」。
そして来週は、「ポール・ウェラーで漫遊記」。
デビューしたころは「怒れる10代のロッカー」だったけれど、「気がつけば還暦越え」。
「今もかっこいい、イギリスを代表するロックミュージシャン!」
お楽しみに~。
そして、そろそろ「スピッツメンバーを招いて」も計画しているそうです。
昨日の衝撃!
ラーメンズの小林賢太郎さん、引退!(ココです)
ライブはたった1回だけだったけれど、彼のファンの若者にDVDを何度も借りて、独特の世界、そして底知れぬ才能を感じていました。
バナナマン、ラーメンズ、おぎやはぎのライブも楽しかったなあ。
こちらでも触れていますが、ラーメンズの名前はこのブログで何度も登場しています。
解散はさておいて・・・愛すべき番組たち - 隠れ家-かけらの世界- (goo.ne.jp)
引退と言っても、パフォーマーとして、なので、執筆や演出は続けるそうで。
それでも未練です、もう一度ラーメンズ、見たかったな。
昨夜、たまたま昔彼らを教えてくれた子と会うことがあって、短い時間だったけど、ひとしきりラーメンズ思い出話、「小林賢太郎すごいぜ」話をかわしました。
片桐仁さんの役者としての活躍も応援しています。
そうそう、「猫ちぐらの夕べ」上映を前に、20日で「スピッツ公式チャンネル“spitzclips”:『スピッツ 横浜サンセット2013 -劇場版-』」が終了しますよ!
もう一度、見ておこうかな。
https://www.youtube.com/watch?v=W4Lkp42a-10
相撲好きで、かつては日馬富士がご贔屓だった母。
「最近は貴景勝を応援しています。丸々ッとした姿がかわいいですね」
とハガキに。
父の命日と誕生日は忘れていたみたいだけど、それはそれで別にかまわない。
生きている人が前向きでいることのほうがずっと大事だ。