2012.8.9
新木場SUNSET
at STUDIO COAST
なんだかヘンに涼しい。
朝は開け放した窓からの風がちょっと冷たくて目が覚めた。
あれれ、夏はどうしちゃったの?
・・・と思っていましたが、日中はけっこう気温も上がって。
でも新木場の駅を降りてSTUDIO COASTまでの海風の心地よさ。
ふわ~っとそこらへんに寝転んで夜風でも感じていたい欲求にはからずも襲われます・・・。
グッズ売り場、すごい列(並びませんけど)。
でも今回の犬シリーズ?、ちょっとかわいい。メタル犬のTシャツも去年のよりいいかも。
(当たり前ですけど、レポはあくまで勝手な主観に基づいていますし、MCはとくに正確ではありませんので、ご了承くださいませ)
それから、これを書いている時点ではほかのブログとか諸々見ていないので、セットリストなどはいい加減です。
正確なものはほかで確認してくださいね。すみません。見ちゃうといろいろ影響されちゃうので・・・。
■■年々かっこいい大人になっていく・・・THE COLLECTORS
運河の風に吹かれて友人とよもやま話をしていて、振り返ってビックリ。人がいない・・・!
駆け足でアリーナに戻ったら、コレクターズの「愛ある世界」、これが最初の曲でしょうか?(-_-;)
すでに熱気ですごい。相変わらずパワフルでステキな男たち。
加藤さんのスーツ、去年ほど奇抜じゃなかったかな?(笑) 長身にはスーツが似合う・・・。
スピッツのカバー「クリスピー」。これはベストチョイスかも。コレクターズ臭がプンプンします。
新曲は「誰にも負けない愛の歌」、セットリストはたぶんこんな感じ。
愛ある世界/MILLION CROSSROADS ROCK/誰にも負けない愛の歌/真夏の太陽/Groove Globe/nick!nick!nick! (うーん、順番は自信なし)
そしてラストは「百億のキッスと千億の誓い」。
コレクターズファンも多かったんだろうけど、さすがベテラン、会場全体を熱くさせてくれました。
ボキャ不足ですみませんが、とにかくとにかく「楽しい」時間でした。
ポッドキャスト「池袋交差点24時」のおもしろさを思えば、MCの楽しさは保証付きってことで。
「コレクターズがあるのはピーズとスピッツのおかげ」
「あと怒髪天が加わってくれたら、もうちょっとイケる気がするんだけど」
「フラカンはね・・・、ちょっと支えとしては弱いね(笑)」
そうそう、「俺たちがドームでやるときはスピッツが前座」って言ってたなあ。
加藤さん、「こんなにかっこいいのに気づかれない」
カブキロックスは「あんなに派手なのにすぐに・・・」(消えたってこと? ま、メンバー入れ代わり立ち代わりで今でも活動してますけど)
「自然にやってきたから25年続いたんだね」 加藤さんとしては「自然」なんだね。
このあたり、コータローさんとのやりとりが絶妙で、ここでは再現不能です、悪しからず。
今年も招かれてやってきたということで、
「年に1回、お盆にやってくる親戚のおじさん?」 あんまり歓迎されないおじさん、というニュアンスで。
「これ、去年も言った?」(違う話のときだったかも)
「年とると、同じこと2回言うんだよ」(笑)
「どうなの、これ。毎年声かけてくれるけど、スピッツサイドだって・・・」(「今年はもういい?」とか思われてるって)
「困ってるんじゃない? 来年はこっちから断ったほうがいいんじゃない?」
「でも行くとこまで行こうよ、このままで」
「クリスピー」のカバーの前に。
加藤「オリンピックだし、採点とかされてたりしたらヤだね」
コータロー「でも、着地がよければいいんじゃない?」
加藤「うまいこと言うねえ」(笑)
加藤さん、コレクターズの「クリスピー」、よかったですよ。難易度は高くないけど(だって、お得意の範疇って気がするし)、総合点はバッチリでした。
最後、お決まりの「最後まで楽しんでいってください」で、コレクターズの熱いステージは終わりました。
MCばっかりのレポですみません。
演奏もすべて含めてかっこよかったんですけど、とにかくMCがおもしろかったので。
■■夏の夜・・・popoyans
ユラユラ揺れて聴きました。つぶやくような声と、シンプルだけど、きっと練りに練ったプロのアレンジなんだろうなと思わせるサウンドです。
曲は「おとしもの」しかわかりませんが・・・。あの文末(っていうの?)の感じが耳にクセになります。
スピッツの「冷たい頬」のカバーも、ちょっと幻想的な不思議な世界でしたよ。
■■一段とカッコよくかわいく・・・TRICERATOPS
ココ以来のトライセラです。
幕が開いたら、すでにそこに三人が立っていて、「こんなふうに幕が上がっってここに立ってたらカッコいいだろうな」と思いついて和田君が提案したらしい。
(そのために、そっちに頭が向いちゃって、スピッツに楽屋に寄って「行ってきます!」っていうのも言いたかったのに、すっかり忘れていた、と。改めて2Fの客席?に向かって「行ってきますっ!」って言ってたけど)(笑)
なんてスーツが似合うんでしょう(笑)。ビジュアルもOK、演奏もOKって、なかなかいないよなあ、なんて思います、いつも。
スピッツのことを「日本の宝」って言ってたけど、私からしたら、あなたたちみたいなバンドは「なかなか日本にはいないよな~」と思ってしまいます。
曲は、「Going To The Moon」「I Go Wild」「if」「Fly Away」とシングルが並んで、会場は大盛り上がり。
デビュー曲の「Raspberry」はうれしかったし、ラストの「トランスフォーマー」を一緒に歌えたのはほんとうに楽しかった。
和田君のかっこいいんだけどかわいい感じは変わらなくて、パフォーマンスはすごいなあ。
演奏はもちろんだけど、フロントマン二人のハーモニーも好きです。
お客さんのはじけっぷりに、トライセラのライブに日参しているファンばかりなんだろうなと思っていたら、
「この中で、僕らのライブは初めてっていう人は?」という和田君の問いかけに上がった手の多かったこと!
問いかけた和田君も予想を上回る数だったようで、ちょっと驚いていたかな。
それで火もついちゃったかもね(笑)、見事なパフォーマンスで、会場全部を「トライセラファン」にしちゃった感じ?
そういえば、もうデビュー15周年。
同時期にデビューしたグレープバインとは私の中でもいつも一緒に気になるバンドで(こんな記事もほほえましい。コチラ)
ワンマンには行ったことないのですが、スピッツつながりのY子さんがトライセラファンで、いつも楽しいレポをもらっています。
私が両バンドのライブを初体験したのは、1999年に小岩井農場で行われた「ROCKING GREEN KOIWAI」。
今過去の日記を見たら、8月7日で、出演者は、
小林建樹/BAJI-R/CASCADE/GRAPEVINE/奥田民生/TRICERATOPS/PUFFY/スピッツ
豪華な顔ぶれ(笑)。
そのとき、デビュー2年目くらいの両バンドの勢いがすごくて、惚れ惚れした記憶があります。
私の記憶に間違いがなければ、そのときに和田君か田中君が「楽屋でマサムネさん見たら、もうかわいくて、男でも抱きたいと思った」って(笑)。
あ、すみません。なんだか過去の思い出に無意味にひたってしまいました(夏の夜って、そういう不思議な魔力がありますよね)。
あのときのキラキラを失わないまま、でもなんだか妙にかっこよくなってしまって、ほんとうに楽しいライブでした!
トライセラのファンになってしまった!という若い人もきっと多いと思います。
■■車谷さんだったとは・・・Laika Came Back
Official HPはコチラです。
http://laikacameback.blogspot.jp/2011/03/blog-post_4929.html
声を聴いた瞬間に、AIR?と思ったのですが、ものすごく「緊張している」を強調していたし(実際に初々しかったし)、
「大好きなバンドに呼んでいただけてうれしい」という独白のような言葉も印象的だったので、「やっぱり新人?」などと思っていました。
あとで、草野氏が「車谷くんの声は夏の哀愁」と言ったときに、ああ、やっぱりそうだったんだ~と納得した次第です。
「夏の哀愁」・・・、うんうん、うまいこと言うなあ。
ささやく声ではなく、歌い上げる声に、私は胸がキュッとなるせつなさを感じました。
内省的な詞の内容に、じっと聴き入ってしまいました。改めて、昨年リリースされたファーストアルバム「Landed」、聴いてみようかな。
才能あふれるSpiral Lifeの二人は、それぞれにまっとうな音楽の道を歩いているのですね。
そういえば、車谷さんはTwitter でこんなことをつぶやいていました。
「スピッツさんのステージはやはり本当に素晴らしかった。マサムネさんはライブ中ステージ上で、僕の声は夏の声だと言ってくれましたが、僕にとってマサムネさんの声とスピッツのバンドサウンドは、日本の四季全てにあてはまる、日本が世界に誇る音楽、ロックバンド」
才能あふれる人の言葉は、ファンとしてもうれしい。
■■25回目の誕生日パーティー・・・スピッツ
この夜も熱く熱く盛り上がったライブでした。
田村くんはLaikaのTシャツを着ていたそうです。マサムネくんはライトグリーンともyellowとも見える微妙な色のポロシャツ?だったらしい。
セットリストは、以下のとおり。
● 海とピンク
● けもの道
● 三日月ロック その3
● ら・ら・ら(カバー 大黒摩季)
● 夕焼け
● 運命の人
● 恋する凡人
● 8823
● 涙がキラリ☆
ENCORE
● つぐみ
● スパイダー
この夏のイベントで初めて聴けたのが「つづみ」。
イントロの崎ちゃんのドラミングがすっごく好きで、優しいメロディーだけどアレンジがロックなところを久しぶりに耳にできてうれしかったです。
「海とピンク」は実は盛り上がりの勝負曲だったんだなあと感じる昨今ですが、この夜もたいへんな感じでした(笑)。
「けもの道」の田村君の見せ場で、ちょっと待たされたのは何かトラブルがあったからでしょうか?? 「新木場の日の出~♪」ではなく、ふつうに「東京の日の出~♪」でしたね。なんだか、むしろ新鮮でしたが。
この夜初めて演奏したというカバー曲「ら・ら・ら」。テツヤ君が「新曲だよ」って。
こういう曲って、案外ボーカルもメンバーも手慣れているせいか、カバー曲を聴いた!という感慨もとくになく(笑)。ふつうに楽しめました。
「夕焼け」はこの夜いっしょだった友人が大好きな曲なので、感動してたかな?
曲が終わって、草野が「ありがとうございました」と言うまで拍手も起こらず静寂だったことに、私は感動してしまいました。
「恋する凡人」はライブの盛り上げ曲に昇格って感じですね。あの疾走感には、キャリアよりも生まれたてのワンパクな熱を感じます。これからも楽しみにしていていいのね、と確認できる感じです。わかります??
いつも書いているけど、「涙がキラリ☆」のイントロ、何度聴いても「夏のキラキラした夜」を思い出させてくれる。いいなあ。
メンバーの表情まではわからなかったのですが、その動きからは、彼らも十分に楽しんでいる様子がたしかに見えましたね。
覚えている数少ないMCから。
草野は何度も「スピッツ25年目の誕生日」を強調していましたね。
「こんな形でお祝いしてもらえたようでうれしい」と、出演アーティストにも感謝の気持ちを。
「がんばれ」みたいな客の声に、「お気遣い、ありがとう」って。
「大丈夫ですか」の問いかけに、男性の大きな声で「苦しい~!」と帰ってきたとき、「元気そうじゃないですか」
声援はスルーすることのほうが多いから、それだけリラックスしてたのかもね。
フロアを眺めて、「楽しそうじゃない」なんて、チョイ上から目線な発言も(笑)。
「トライセラと車谷くんには前から出てほしかったから、今夜それが実現してうれしい」とも。
「好きなバンドや出てほしい人をあげていたら、ちょっと年齢層高めになっちゃった」
という草野に田村君が、
「コレクターズを呼んじゃったからじゃない?」とも。
「加藤さん、キー、高いよね~」
それからおもむろに「僕はコレクター」のサビ?を歌い始めて、
「ああ、歌えた。いつも車で運転しながら歌っていると・・・だけど、こうやって声を張ると出るね」ってうれしそう。いつものスピッツの曲では聴けないような高音の張りのある力強い感じでした。
簡潔なメンバー紹介。
田村君の「今夜は楽しかったです」に、「それでいいの?」と問いかけたボーカル。
クージーはコレクターズに敬意を表して、「今夜はブロウブロウしてマッシュルームにしてきました」。
崎ちゃんが例のパフォーマンスのあとで「今夜は楽しかったです!」
テツヤは「好きな言葉の響き」?みたいなことを言ったあとで、「ニシコリ! ソリマチ!」って(笑)。
草野は、「人の名字叫んでるだけじゃん。錦織選手、がんばってるから失礼だよ」と突っ込んでいましたね。
最後に、
「今夜は、新木場サンセットの、ある意味、完成形を見た感じ」
「さっき、上から水滴?が落ちてきたんだけど、水蒸気? 長くバンドをやっていくための養分をもらったような気がしています」
というようなことを。
そして、いつものようにメンバーが退場し、夏のお祭りは終焉です。
お店はどこもラストオーダー後だったので、友人と心地よい夜風の中でちょこっと話をして、帰ってきました。
この夏は幸運にも、LOFTのスピッツ、野外のスピッツ、ライブハウスのスピッツを目の当たりにできました。
これぞれ、こちらに無意味に長いレポがあります。お時間があれば・・・。
http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/0ce257289038093a8299c828d690c9e2
http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/034d2191c33e46fb7937625ca84b0a89
http://blog.goo.ne.jp/kakera1221/e/5422d230c1044b343bfb3e5a2e8d42d9
どのライブも「やっぱりスピッツ」な感じで、参加しているそのときのスピッツがいちばんよかったかな。うれしいことに。
この次はきっと、きっとニューアルバムかな。
・・・と気の早いワタクシです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
あまり正確ではないと思うので、すみません。
楽しくて熱い夜だったことだけ、わかっていただければ・・・。
そうそう、どうやって記憶しているのですか?というメールをいただきました。
終わったらなるべく早くにメモメモしてます(帰りの電車の中とか)(笑)。
今回は、一緒に行った友人とは別の場所にいたので、アーティストごとに終わると外でメモ(笑)。隅っこでセットリストは自分の声で録音したり。タイトルが思い出せないのは歌詞をつぶやいたり。
怪しい人ですな。