隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

収納部屋にはおさまらない悲惨な歴史~夏に思うこと

2012年08月09日 13時00分43秒 | 日記

2012.8.9 (木)


 広島、そして長崎。
 知らない時代の悲劇は、長い時をへても終わらないことを思う。
 幸せな歴史のいっときは、たぶん誰の胸の中でもちゃんと「終結宣言」ができて、時間の流れとともに記憶は薄れ、思い出という甘美な部屋の中で静かにしていてくれる。ときには、その記憶さえ、どこかに蒸発してしまうこともある。
 そうはいかない、どうしようもない悲惨な事実は、その人が生きている限り、その人を愛する人が生きている限り、おさまりのいい部屋には収納できないのだろう。
 その事実を知っている人たちがこの世から消えたあとも、その記憶がなるべく正確にここに残っているように、私たちには何ができるんだろうか。
 そして、その「収納できない過去」がまたこの国に生まれてしまったこと、そういうことを感じる夏です。



                     


 闘う女性は美しい。
 強い女性は美しい。
 オリンピックを通して、私の感想。


 


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