2012.8.9 (木)
広島、そして長崎。
知らない時代の悲劇は、長い時をへても終わらないことを思う。
幸せな歴史のいっときは、たぶん誰の胸の中でもちゃんと「終結宣言」ができて、時間の流れとともに記憶は薄れ、思い出という甘美な部屋の中で静かにしていてくれる。ときには、その記憶さえ、どこかに蒸発してしまうこともある。
そうはいかない、どうしようもない悲惨な事実は、その人が生きている限り、その人を愛する人が生きている限り、おさまりのいい部屋には収納できないのだろう。
その事実を知っている人たちがこの世から消えたあとも、その記憶がなるべく正確にここに残っているように、私たちには何ができるんだろうか。
そして、その「収納できない過去」がまたこの国に生まれてしまったこと、そういうことを感じる夏です。
闘う女性は美しい。
強い女性は美しい。
オリンピックを通して、私の感想。
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