2019.11.24 21:00~
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
at TOKYO FM
冬です! 乾燥の季節です!
草野「オレね~、マジで冬は顔に潤いないです。頬っぺたとか、粉ふいてるみたいな・・・。若いときは油っぽいと思ってたんですけどね」
旅先にも「化粧水や乳液は必需品」とか。
あるとき、旅先での朝、そういう必需品をまるっと忘れていたことに気づいて、「リップクリームを顔じゅうに塗りたくったことがあった」そうだ。
のちに、スキンケアに詳しい人にきいたら、リップクリーム、間違いではないぞ、と。
草野「ただ、メントールとか入っていたら目の周りには使えなかったかな」(笑)
(今夜はホントに、どーでもいい話から入る?)(笑)
今夜は、「フルートが入ったナンバーで漫遊記」。
フルートのイメージからは、「優雅な午後に紅茶やクッキーをたしなみながら聴く楽器」と。
草野「フルートを取り入れているロックナンバーは、意外に少なくないんです。オレの好きなジェスロ・タルをはじめたくさんあるので、その中から選りすぐりってお届けします」
オンエア曲
01 まがった僕のしっぽ(スピッツ)
02 ブールヴァード(吉田ヨウヘイgroup)
03 風に語りて(King Crimson)
04 Going Up The Country(Canned Heat)
05 Aporia(JYOCHO)
06 California Dreaming(The Mamas & The Papas)
07 Cross-Eyed Mary(Jethro Tull)
08 くすりをたくさん(大貫妙子)
漫遊前の一曲は、スピッツで「まがった僕のしっぽ」(2019年、ニューアルバム『見っけ』)。
「スピッツのニューアルバムにもあります。フルートの入った楽曲!」と。
テツヤくんはどこかで「意外に人気がある」と言っていたけれど、私も「はまって」います。
最初の曲は、「『まがった僕のしっぽ』でフルートを吹いてくれた池田若菜さんが所属していた」吉田ヨウヘイgroupの「ブールヴァード」(2014年、2ndアルバム『Smart Citizen』)。
草野「吉田ヨウヘイgroupの曲は好きなんで、この番組でも結構かけていますが」
本当にココでも、コチラでも・・・。
それに対して、こんな反応が・・・(ココ)。
そして、「まがった僕のしっぽ」でのフルート演奏依頼のきっかけになったのがこの曲だそうだ。
一昨年の新木場サンセット(ココです。よかったら)に出演したときには、「すでに池田若菜さんは脱退したあと」だったそうだ。
草野「(彼女のフルートは)繊細なんだけど、ちゃんとロックの魂を感じさせてくれるプレイでした」
(吉田ヨウヘイgroupのアルバムはひっそりと宝物が隠されているイメージで、「奇をてらわない」タイトルにすでに気持ちがもっていかれる。いいなあと思います)
次は、King Crimsonで「風に語りて I Talk To The Wind」(1969年、1stアルバム『クリムゾン・キングの宮殿 In The Court Of The Crimson King』)。
草野くんは、フルートの入ったロックの曲ときいて浮かぶのが、Jethro Tull以外ではKing Crimsonだそうだ。この曲でフルートを演奏しているのはメンバーのイアン・マクドナルド。この人は、その後フォリナーでギターやキーボードを担当し、それ以外でもサキソフォンやビブラフォンも演奏できちゃう「マルチプレイヤー」らしい。
「(このバンドは)プログレの王様のような存在だが、この曲は優雅な午後に紅茶やクッキーのBGMにもOKな楽曲」と。
懐かしい。たぶんking Crimsonのアルバムはこれしか持っていなかったはず。知り合いの男子が「クリムゾ」とか言っていて、最初はなんだかわからなかった思い出も。
心が穏やかに温かくなるサウンド、そしてリズムの心地よいうねり。
印象的な・・・というよりショッキングなジャケットはこちら。
次は、Canned Heatの「Going Up The Country」(1968年、3rdアルバム『Living the Blues』)。
Canned Heatは1960年代のロサンゼルスのブルースロックのバンド。ウッドストックにも出ているそうだ。
古い音楽雑誌を読むのが趣味の草野氏、60年代の『ミュージックライフ』にはよく登場していて、そこから興味をもって聴き始めたんだとか。
「しっかりしたブルースロック!という感じ」で、メンバーにはブルースロックの研究家もいるんだそうだ。
この曲はそんなバンドの中でも「わりとポップな曲」と。
(この曲、誰だったか外国のアーティストのライブ?で聴いたことがある。誰だか思い出せない)
テキサスのブルースシンガーHenry Thomasの「Bull Doze Blues」(1928年)が元歌なんですね。カントリーっぽい雰囲気。
メッセージコーナー。
「夜中に音楽を聴くとテンポが速く感じる。そういうことないですか?」と質問。
草野くん曰く、「そういうことってあるんですよ。どっちかっていうと、朝とか寝起きに速く感じる」。
で、レコーディング中にうたたねは厳禁なんだとか。なるほど。
脳の処理能力の問題だそうです。質問者の方の脳は夜中にすでに「おやすみモード」になっていて、処理能力が追いつかなくて「テンポが速く感じちゃうのかな?」と。
へ~、そうなんだ。
次は、JYOCHOで「Aporia」(2018年、1stアルバム『美しい終末サイクル』)。
日本のバンドで、吉田ヨウヘイgroup以外にフルートを取り入れているバンドないのかな?と検索してみてヒットしたバンドだそうです。
オフィシャルサイトはコチラ。
だから彼自身も最近知ったわけで、「なかなかおもしろい」と。
メンバーにフルート担当者もいるそうだ。
草野「緻密な数学的なサウンドゆえに情緒に強く訴えかけてくる、という不思議なサウンド」
曲終わりに、「勝手な感想を言わせてもらうと、もうちょっとフルートのバランスが強くでもよかったのでは? これ完全な好みですが」と、あくまで低姿勢なベテランバンドマンです。
最新作「綺麗な三角、朝日にんげん」のMV。超絶テクニック!ってこういうこと言うのか。
JYOCHO『綺麗な三角、朝日にんげん』(Official Music Video) / 『a perfect triangle, rising sun human』
そして次は「超有名な曲」、The Mamas & The Papasの「California Dreaming」(1965年、4thシングル)。
前回私が「これ、かかるかも」と書いたくらいで、それくらい有名。
CMなどにも使われていたとかで、中学生の頃はこれを聴いていた印象で、「カリフォルニアって寒いところ?」というイメージだったとか。
曲終わりで、「この曲を聴くと、せつな~い気持ちになりますね」
彼らの定番曲といえば、これか、あるいは「Monday, Monday」か。
THE MAMAS & THE PAPAS - Monday, Monday (1966)
最後は、「フルートが入っている曲といえば外せない」、Jethro Tullの「Cross-Eyed Mary」(1971年、4thアルバム『Aqualung』)。
前に特集をやったとき(ココです)にかけなかった曲だそうだ。
草野「アイアンメイデンがカバーしたことでも有名。オレの中では、フルートロックの代表曲」
(アイアン・メイデンのカバーのイントロ部分が好きだ。気持ちいい)
IRON MAIDEN - Cross Eyed Mary (Jethro Tull Cover)
特集の最後に。
若い頃、Jethro Tullのイアンさんに憧れてフルートにチャレンジした草野くん・・・、「音が出たところで満足しちゃって、そこで終わっちゃったんですよね」
「人生の後半戦のたしなみとして」、ぜひチャレンジしてみてください。
草野「今、ライブではクージーがちょろっと吹いてくれたりしてます」
最後は、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
(「オーバードライブ」だ!)
今夜は、大貫妙子さんで「くすりをたくさん」。
「ちょっとおしゃれ系のフルート曲を特集で取り上げなかったので、ここではそういう曲を」と。
草野「オレら世代だと、80年代の大貫さんはクールな歌声というイメージなんだけど、70年代はいたずらっ子みたいに茶目っ気があって、そこがたまんない」
弟が昔ラジオで大貫さんと対談したことがあって(ただのシロウトの音楽好きだったんだけど)、そのときにきいた、不思議でかわいい印象が今でも頭に残っている。
そして来週は、「ビッカートン & ワディントンで漫遊記」。
この番組初めての「プロデューサーしばり」の特集。
CMなどにも使われている有名な「Sugar Baby Love」をつくった、ウェイン・ビッカートンとトニー・ワディントン。
「彼らのつくったステキな曲」を紹介してくれるそうです。
そうそう、池田若菜さんがつぶやいています。
https://twitter.com/ikdwkn/status/1198596047355858946?s=11
今夜のNHK『うたコン』。
https://www4.nhk.or.jp/utacon/x/2019-11-26/21/11715/1850393/
初めてちゃんと見ました。
この時間は家にいないことが多いし、録画して見るほどはない、と思っていて。
でも今夜は宮本さんが出演するというし。
「雨上がりの夜空に」「冬の花」というまったく異なる曲調の楽曲ながら、彼らしいパフォーマンスで圧倒されてしまった(ライブ行きたい!)。
「雨上がりの夜空に」では、同世代のカーリングシトーンズの奥田くんやトータスの肩を抱いて歌ったりして・・・。なんだか感動してしまった(笑)。
そして、カーリングシトーンズのテレビ初の「スベり知らずシラズ」、聴いてしまった!!
最近の50代はなんてかわいいんだ(笑)。
ドラムスの斉藤和義さん! ドラムの前に座ると、みんなセクシーになる(斉藤和義氏は常にセクシーだけどね)。
http://curlingsitones.com/
アルバム『氷上のならず者』、今日リリースだ!
ひさびさに「空は星があるように」。深夜ラジオでいつも聴いてたなあ。キツイときもあったっけ。
だけど、五木ひろしさんでは、ちょっと違ったな、私には。すみません。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019112500929&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto_aja
香港の区議選の行方、気になっていたんだけれど、こんなふうに体制が大きく変わっていく光景が見られるとは。
学生たちの活動を過激だとして一般の市民がついていけなくなる・・・というふうにならないといいと思っていた。
かつて日本にも、そういう挫折があったし。
あの投票率を見れば、民意を反映させた選挙結果だと確信できる。
今後、香港政府や中国はどんなふうに対応していくんだろう。そこは気になるところだ。
デモ隊や学生への香港警察の対応には目に余るものがあったし。