『ルキンフォー』について、大した内容はないんですが、なにしろスピッツの場合リリースがたまなので、こうやってついつい書いてしまいます。その①は、ちょっと興奮しすぎて恥ずかしかったのですが。
★マックスなボリュームで!がテーマ
駅からの帰り道、毎晩、大音量で聴いています、「ルキンフォー」+「ラクガキ王国」。常識人なので電車の中では控えめボリュームだし(当たり前かー)、そのうっぷんを晴らすかのようなマックスな音量で。
「大音量!」、いつもそうですけど、今回はとくにこれがテーマ。「ラクガキ王国」はそうでなくちゃ魅力半減です。
★足りないところが好きだなあ
「ルキンフォー」、スルメのように、聴くほどに味わいも増してきます。ときおり耳にのぼってくる田村の歌うようなベースが心地よい。
前向きのようで、半分後ろ向きで、でもどうにかやっているよ、がんばるよ、たぶん大丈夫、いや、きっと大丈夫…、そんな歌詞もすーっと入ってくる。
最近、優しい応援歌っぽい歌がけっこうヒットしてるじゃないですか、誰とはいいませんけど、かなりたくさん。キライじゃないんですよ、ちゃんと聴いてるし、チェックもしてるし。
シチュエーションがちゃんとわかるように言葉で説明してくれるし、こっちを盛り上げてくれるせつない系のフレーズがいいポイントで流れてきて、かゆいところに手が届くし。
でもこれはあくまで趣味の問題だと思うんだけど、ときどき「そこまで言わなくてもわかってるよ」と言いたくなっちゃうところがあるんだよなあ。だから歌詞カードを見ると、小さな文字でたくさんつまっている。
スピッツって、そういうところ足りないでしょ? 急に「まだまだ終わらない」とか(笑)。何が終わらないの?と思って、いろいろ想像しちゃう。たぶん作者とは全然ちがうイメージを勝手にふくらませている、そういうところが気持ちいい。
評論家もファンもみんな言うのは、難しい単語がないよねえ、ということ。ふつうに日常で使う話し言葉がステキにコーディネートされて、草野ワールドが広がる。「もえかす時代」なんて作っちゃう。ここも、わかる人にはわかるんだよな。
草野マサムネは頭のいい人だから、やりすぎも、あざとさも、キライなんでしょうね。それがバンドの音にも反映されて、上手に遊んでいるところがいい。とてもいいです。メンバー、グッジョブ!です。
★「ラクガキ王国」は「8823」「メモリーズ」のお仲間に
その①でも力説してしまいましたが、何度聴いても「ラクガキ王国」の音はかっこいい。ボキャ不足なのが露見してしまいますが、かっこいい、としか言いようがない(笑)。
ライブで盛り上がるハードな曲として、「8823」「メモリーズ」(ともにアルバム『ハヤブサ』に収録)などがありますが(個人的には「あまったれクリーチャー」(アルバム『スーベニア』)をもっとやってほしいのですが)、「ラクガキ王国」は十分に仲間入りできるのではないですか。違います?
これやったら40のおっさんたちは疲労困憊しそうだから、ライブのラストで…、どうでしょうか。噂によると、ゴースカの札幌で「8823」をライブの始めにやって、かなりきつかったみたいだし。
CD聴くだけでも、田村の連続大ジャンプや崎ちゃんのパワフルなドラミング、ステージ前方に乗り出してのテツヤのギターソロのイメージが脳内をグルグル回ります。ホント、グルグルです。
草野はハンドマイクでしょうか。ああ、でもやっぱりかっこよくギターをもって、微妙なリズムの腰振りで「きょ~か~しょ~の…♪」と声を張ってほしいですね。
バンド小僧丸出しで、突っ走ってほしいなあ。夏のイベントで?
★スピッツで遊びましょう
遊び心満載の歌詞もいいでしょ? 「すべて新しい掟の上」なんて、すっごい強気なことを言いながら、「教科書の『すみっこ』」(この「すみっこ」がかわいい)とか、「チビグルマ」(これ、造語ですか??)とか。
最後の「不器用なこの腕で」の「不器用」は「ルキンフォー」と韻を踏んでる? これは「韻」とは言えないのか? そうそう、ちょっと違うけど、「船乗り」(「遥か」のカップリング。アルバム『色色衣』に収録)で、「な~ら~ん~で」(「並んで」)が「night and day」と聞こえるのと同じ意図かな?と。
ま、そういうことを勝手に考えさせてくれる隠されたお楽しみも、スピッツのプラスαなのです。
相変わらず、いつもな感じのとりとめのない長文章が続きましたが、久々のリリースってことで、ま、お許しください。
アルバムへの期待がますます高まる今日この頃です。ファンでよかった~!
みなさんもそうですよね? と強引に。
★マックスなボリュームで!がテーマ
駅からの帰り道、毎晩、大音量で聴いています、「ルキンフォー」+「ラクガキ王国」。常識人なので電車の中では控えめボリュームだし(当たり前かー)、そのうっぷんを晴らすかのようなマックスな音量で。
「大音量!」、いつもそうですけど、今回はとくにこれがテーマ。「ラクガキ王国」はそうでなくちゃ魅力半減です。
★足りないところが好きだなあ
「ルキンフォー」、スルメのように、聴くほどに味わいも増してきます。ときおり耳にのぼってくる田村の歌うようなベースが心地よい。
前向きのようで、半分後ろ向きで、でもどうにかやっているよ、がんばるよ、たぶん大丈夫、いや、きっと大丈夫…、そんな歌詞もすーっと入ってくる。
最近、優しい応援歌っぽい歌がけっこうヒットしてるじゃないですか、誰とはいいませんけど、かなりたくさん。キライじゃないんですよ、ちゃんと聴いてるし、チェックもしてるし。
シチュエーションがちゃんとわかるように言葉で説明してくれるし、こっちを盛り上げてくれるせつない系のフレーズがいいポイントで流れてきて、かゆいところに手が届くし。
でもこれはあくまで趣味の問題だと思うんだけど、ときどき「そこまで言わなくてもわかってるよ」と言いたくなっちゃうところがあるんだよなあ。だから歌詞カードを見ると、小さな文字でたくさんつまっている。
スピッツって、そういうところ足りないでしょ? 急に「まだまだ終わらない」とか(笑)。何が終わらないの?と思って、いろいろ想像しちゃう。たぶん作者とは全然ちがうイメージを勝手にふくらませている、そういうところが気持ちいい。
評論家もファンもみんな言うのは、難しい単語がないよねえ、ということ。ふつうに日常で使う話し言葉がステキにコーディネートされて、草野ワールドが広がる。「もえかす時代」なんて作っちゃう。ここも、わかる人にはわかるんだよな。
草野マサムネは頭のいい人だから、やりすぎも、あざとさも、キライなんでしょうね。それがバンドの音にも反映されて、上手に遊んでいるところがいい。とてもいいです。メンバー、グッジョブ!です。
★「ラクガキ王国」は「8823」「メモリーズ」のお仲間に
その①でも力説してしまいましたが、何度聴いても「ラクガキ王国」の音はかっこいい。ボキャ不足なのが露見してしまいますが、かっこいい、としか言いようがない(笑)。
ライブで盛り上がるハードな曲として、「8823」「メモリーズ」(ともにアルバム『ハヤブサ』に収録)などがありますが(個人的には「あまったれクリーチャー」(アルバム『スーベニア』)をもっとやってほしいのですが)、「ラクガキ王国」は十分に仲間入りできるのではないですか。違います?
これやったら40のおっさんたちは疲労困憊しそうだから、ライブのラストで…、どうでしょうか。噂によると、ゴースカの札幌で「8823」をライブの始めにやって、かなりきつかったみたいだし。
CD聴くだけでも、田村の連続大ジャンプや崎ちゃんのパワフルなドラミング、ステージ前方に乗り出してのテツヤのギターソロのイメージが脳内をグルグル回ります。ホント、グルグルです。
草野はハンドマイクでしょうか。ああ、でもやっぱりかっこよくギターをもって、微妙なリズムの腰振りで「きょ~か~しょ~の…♪」と声を張ってほしいですね。
バンド小僧丸出しで、突っ走ってほしいなあ。夏のイベントで?
★スピッツで遊びましょう
遊び心満載の歌詞もいいでしょ? 「すべて新しい掟の上」なんて、すっごい強気なことを言いながら、「教科書の『すみっこ』」(この「すみっこ」がかわいい)とか、「チビグルマ」(これ、造語ですか??)とか。
最後の「不器用なこの腕で」の「不器用」は「ルキンフォー」と韻を踏んでる? これは「韻」とは言えないのか? そうそう、ちょっと違うけど、「船乗り」(「遥か」のカップリング。アルバム『色色衣』に収録)で、「な~ら~ん~で」(「並んで」)が「night and day」と聞こえるのと同じ意図かな?と。
ま、そういうことを勝手に考えさせてくれる隠されたお楽しみも、スピッツのプラスαなのです。
相変わらず、いつもな感じのとりとめのない長文章が続きましたが、久々のリリースってことで、ま、お許しください。
アルバムへの期待がますます高まる今日この頃です。ファンでよかった~!
みなさんもそうですよね? と強引に。
コメントありがとうございます。
興奮気味…、ちょっと恥ずかしいけど。
でも、たまのことだし(笑)。
次はできたら、アルバムで興奮したいですねぇ。
興奮気味ですね(笑)
“足りないところが好き”
スピッツを聴いてる人それぞれに、いろんな想像(妄想?)が広がってるんでしょうね。
いつまでも聴いていたくなるスピッツの曲は、
ほんとスルメ。ですよね~。