隠れ家-かけらの世界-

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まだまだ暑いけど「夏の終わりソング」で切ない気分を~漫遊記

2024年09月09日 15時48分13秒 | スピッツ

2024.09.08
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 「9月2週目ということで・・・、運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 そして今日は、【夏の終わりソングで漫遊記】
 今年はすごい暑い夏でしたが、来週は9月に入って・・・多少は、少しは暑さが和らいでいる頃かな???・・・と、そんな季節に寄り添う夏の終わり曲で漫遊・・・だそうです。(まだまだ暑すぎるけどね)
 各局でやりそうな企画だけど、「ロック大陸では初めてです、7年目にして。でもまだ暑いのかな~?」。
 あくまで草野くんの「夏の終わりのイメージ」で、「実は夏の終わりを歌ってなかったりするかもしれないけど、あくまでゆるいしばりで・・・」


 オンエア
 01 夏が終わる(スピッツ)
 02 September(EARTH, WIND & FIRE)
 03 若者のすべて(フジファブリック)
 04 WA・ショイ!(テンテンコ)
 05 秋の香り(ビッケブランカ)
 06 Wake Me up When September Ends(Green Day)
 07 少年時代(井上陽水)
 08 乾きゆく夏(みなみらんぼう)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「夏が終わる」(1993年、7thシングル、「君が思い出になる前に」のカップリング曲/1993年、4thアルバム『Crispy!』/笹路正徳さんのキーボード・ビブラフォン、プログラミングは藤井理央さん)。
 「タイトルそのまんまで、なんのひねりもないんですが」
 (きれいなメロディーと声。今とは違うサウンドも・・・)

 最初の曲は、EARTH, WIND & FIREの「September」(1978年、24シングル/1978年、『The Best of Earth, Wind & Fire Vol.1』に収録)。
 (懐かしい!)
 「超有名曲ですが」、でも「冬の歌らしいです」。
 実は「9月に成就した恋が12月になっても続いているよ」という「ラブラブな曲。ホントはクリスマスソングらしい」。(そんな雰囲気かも)
 草野くんはずっと、「夏に盛り上がった恋愛が夏の終わりにしぼんでしまった」という内容だと思っていたそうだ。「こんな明るい歌なのに」
 世の中には失恋ソングのほうが多いから、「先入観だったんですね。Septemberってタイトルなら失恋ソングでしょ・・・みたいな。竹内まりやさんの『September』もお別れの歌だしね」。
 (もろに悲しい歌ですね)
 「いきなり、私の勝手な解釈による夏の終わりソングでしてけど」

 次の曲は、「こっちはね、正しい意味での『夏の終わりソング』です」、フジファブリックの「若者のすべて」(2007年、10thシングル/2008年、3rdアルバム『TEENAGER』)。
 「邦楽で『夏の終わりソング』と言えば、まずこれかな。もうイントロ聴いただけで切ない気持ちになってしまいますが」
 「エバーグリーンな邦楽ロックの曲を1曲選べ」と言われても、「迷わず選ぶ」・・・と言う草野くん。
 (若いときに出会ったわけではないけれど、この声、このサウンド、この言葉たちで、私は10代の自分に会えそうな気になる)
フジファブリック (Fujifabric) - 若者のすべて(Wakamono No Subete)

 次は、テンテンコの「WA・ショイ!」(2016年、1stデジタルシングル、「放課後シンパシー」のカップリング曲/1992年、2ndアルバム『LAUGH+ROUGH』)。
 この曲も、「夏の終わり、というよりも、四季の移ろいを歌っている」。
 でも「メロディーの切なさと夏祭りを思わせるアレンジが、ちょっと夏の終わりっぽいですよね」。
 もともとは「堀ちえみさんの1985年のヒット曲。当時は『攻めた、ヘンな曲』として、みんな受け止めていた記憶があります」。
 当時まだ新しい手法だった「サンプリング」を使ったアレンジも賛否分かれていたが、「オレはすごい好きだったんですよね」。
 作詞・鈴木博文、作曲・白井良明のムーンライダーズコンビで、「このころ、結構アイドルに曲を提供されていました」。
 その曲をBiSのテンテンコさんがカバー、「これが意外とロックに寄せてて、すごくいいです」。
 草野くんはこの曲を聴くと、「高校の頃のいろんな恥ずかしい思い出が蘇ったりする」らしい。

 そして次は、ビッケブランカの「秋の香り」(2014年、1stミニアルバム『ツベルクリン』)。
 ビッケブランカさんは「曲の完成度もすごく高いし、歌もうまいし、声もいいし、ずっと気になっている方」。
 ココでかけていますね。「注目している」って。
 「これも美しい曲で、オレのイメージする『夏の終わりの失恋ソング』の良質なサンプルともいえる一曲。十代のころ失恋したとき、この曲で慰めてほしかったな」
 草野さんによると、「サバシスターがビッケブランカさんの『Ca Va?』(サバ~)をSEに使っていた」そうです。


 メッセージコーナー。
 外出時、大荷物になってしまうリスナーさんから、「マサムネさんはポケットに携帯だけで出かけられるタイプですか?」
 「いろんなとこで言ってますけど、オレ、荷物メチャメチャ多いんですよ」と。
 傘、バンドエイドの入った救急キット、薄いアウター、替えの靴下(靴屋さんに入ったときのため!)、夏は保冷ボトル、保冷のエコバッグ、タオル、飴などの非常食的なもの・・・。(すごい・・・)
 だから、「周りでちょっと怪我したり、お腹減った人がいても対応できると思います」。
 でも「これは自分のスタイルなので、荷物の少ない人いいなあ、とも思いません」。

 社内報にご自身の似顔絵のイラストが載って、「似てる~」と言われたリスナーさん。「え、私ってこんなふうに見られてるの?」と不思議な感じだったそうです。
 「マサムネさんは、自分の顔のイラストを見たとき、どんな感じでしたか」
 スピッツがらみのイラストでは、「気を使って描いてくださるのか、かわいく描いていただいて、申し訳ないやらありがたいやら」。
 でもカリカチュアと呼ばれているタイプ(結構デフォルメされている)のイラストでは、「場合によってはちょっと悪意が入ったものもありますよね、やたら鼻がデカく描かれたり」。
 このタイプのイラストって、「ときとして人を傷つける場合もあるので、注意が必要ですよね」。
 一般的に美男美女は、「パーツに特徴がないので、似顔絵は描きにくい」というそうです。
 草野くんはベルゲンの会報で野球選手の似顔絵を描いているが、「ホークスの和田毅選手や坂東湧梧選手とかはすごいイケメンで、似顔絵が描きにくかった記憶があります」
 「オレも悪意のある似顔絵を一回描いてほしい気がしますけどね」と。


 次は、Green Dayの「Wake Me up When September Ends」(2004年、7thアルバム『American Idiot』/2005年、21thシングル)。

 Green Dayは「アグレッシブなロックナンバーのイメージが強いパンク系のバンド」だが、この曲はしっとり系の曲。「しっとりしているけど力強くもある、という感じでしょうか」
 ボーカルのビリー・ジョー・アームストロングが子どもの頃の夏の終わりに父親が亡くなったという出来事をモチーフにつくられた楽曲。
 「毎年9月になると悲しい思いになるので、『九月が終わるまでは起こさないで』という悲しい曲」 
 (MVもそうだけど、悲しさだけではなく強いメッセージを感じる曲)

 漫遊最後は、井上陽水さんの「少年時代」(1990年、29thシングル/1990年、13thアルバム『ハンサムボーイ』)。
 ラジオなどでよく流れているが、「歌詞をちゃんと読むと・・・、ちょっと何言ってるかわからない、意味がわかりにくい曲」。
 「これって、井上陽水あるあるなのかな・・・。でも、待てよ、と。スピッツも、というか、オレの作った歌詞もそう言われること多いな」と。
 でも「意味不明と言われる歌詞も、オレの中ではちゃんと意味があるので、井上陽水さんもおそらくそうなのかな」と。
 この曲も、「言葉自体はシンプルでわかりやすくて、なんとなく夏の終わりの情景が浮かんでくるので、そのへんはオレの目指す歌詞に近いのかな、と思い、勉強になります」。
 (この曲には、私だけの風景や匂いがあって、一瞬でどこかにつれていってくれる)


 特集の終わりに。
 大衆音楽は「寂しいとか悲しい気持ちを歌うことが多いので、夏の終わりというのはテーマとしてはうってつけなのかもしれない」。
 いろいろ探したけれど、「いかにもロック!っていう曲はあまりなかったかな。でもいい感じだと思っていまーす。自画自賛ですけど」。
 「みなさんもステキな秋をお過ごしください」


 今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、みなみらんぼうさんの「乾きゆく夏」(1994年、『あけぼの町日誌』)。
 (イントロは、・・・?」)
 草野くん世代では、「『山口さんちのツトム君』を作った方ということで有名」。
 さわりを歌って、「若い人は知ってるかなあ。歌っていた斎藤こずえさんはスピッツメンバーと同い年なんですけどね」。
 この「乾きゆく夏」は、夏の終わりの失恋ソング。
 みなみらんぼうさんの歌声は、最近のシンガーにはいない感じなので、「今聴くとすごく新鮮。気持ちが和みます」。
 「今年12月には80歳になられるみなみらんぼうさん、ずっとお元気で活躍されるように願っております」


 そして来週は、「ポストパンクで漫遊記」。
 70年代後半のパンクブームを受けて、パンクのDIYの姿勢や反抗の精神は持ち続けながら、ロックのスタイルには拘らないバンドたち。レゲエとかダブ、アフリカ音楽、現代音楽、ゴスたちを取り込んだバンドたちのムーブメント。
 「ロク漫史上、最もポップじゃない特集になるかもしれないですが、ぜひお付き合いいただきたいです」


 「草野さん、ホットケーキ焼くのは私に任せてください」


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