2023,01.14
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM
新成人のみなさんへの「幸多かれ」というメッセージで開始。
今週から3週にわたって、【新春恒例・スピッツメンバーと漫遊記】 !!
トップバッターは、「おめでとうございます。スピッツでギターを弾いてます、三輪で~す」。
のっけから、「ちょっと思ったんだけど・・・、2024年って、1999年のノストラダムスの大予言から25年って、すげーな」と草野くん。
子どものころは、1999年なんて先だし、「そんな先のこと考えてもしょうがないし」と思っていたけど、その年も過ぎて、「それもすでに大昔」。(たしかに。ついこの間のようだ)
テ「(子どものころ)『水曜スペシャル』をドキドキしながら見てた」
マ「やってたね~」(笑)。
セットリスト
01 幻のドラゴン(スピッツ)
02 Dragon Attack(Queen)
03 St. George And The Dragon(TOTO)
04 Dragon(Jake Shimabukuro)
05 ザ・ドラゴンズ・カム・アライヴ(GODIEGO)
06 THEME FROM ENTER THE DRAGON(Lalo Schifrin)
07 Puff, The Magic Dragon(Peter, Paul & Mary)
08 マッチョ・ドラゴン(藤波辰巳)
09 ドラゴン(ピンク・レディー)
漫遊前の1曲は、スピッツで「幻のドラゴン」(2010年、13thアルバム『とげまる』/ブリヂストンのCMに採用される)。
(イントロのギュイ~ンからカッコいい! それでいて、きれいなボーカル!)
CMでは、「ザクザク坂も登る♪」のところが使われていた。
(あそこが大好きで、すごく好きな、楽しみなCMでした)
今年の漫遊テーマは、「もうバレバレですが」(笑)。
テ「去年から豪語してるからね。今年は『辰年で漫遊記』!」
前回は「ウサギ」で、テ「あと10年はできる」。
マ「ま、何年でも、2周り目でもできそう」
テ「(笑)曲がね、曲がなくなっちゃう」
マ「でも新しい曲、どんどん出てくるから」
でも、意外と調べてみると大変らしいです。
最初の曲は、Queenの「Dragon Attack」(1980年、8thアルバム『The Game』)。
せっかちなテツヤくんの「最初はね、ドラゴンと言えばスピッツメンバーはこれを選ぶかな、じゃ、いく?」に、「このあとはCMだからね」と制する草野氏。
このアルバムは、「Crazy Little Thing Called Love 愛という名の欲望」とか「Another One Bites The Dust 地獄へ道づれ」など有名な曲が収録されていて、マ「結構バラエティーに富んだアルバムだよね」。
テ「田村はクイーン好きじゃん。だから、これ、すごい聴いてるイメージある」
マ「いろんな曲が入ってるから、ベースとかもコピーしてて楽しいのかも」
テ「ベースラインとか印象的なおもしろいのもいっぱいある」
この曲が好きかどうかより、ドラゴンと言ったら、テ「この曲しか出てこなかった」。
★「辰年」話①★
スピッツメンバーが誕生後の「辰年」は5回あったそうです。
最初は、1976年。テ「オレら9歳。まだ誰も出会ってません」。
小学校時代「激しく引っ越しを繰り返していた」テツヤくんは、当時は水戸。
モントリオール五輪があった年。マ「妖精みたいな」コマネチブーム。
テツヤくんは、ライバルだった、当時ソ連のネリー・キム選手のファンだった。
マ「そ、そ、そ、そうだよ」(笑ってしまう)
コリアン系で東洋っぽい容貌で、マ「オレも、きれいな人だな、と思って見てたわ」。
アメリカのシンガーのネリー・キム・ファータドさんも父親が彼女のファンで、娘に名前をつけたとか。
コマネチと人気を二分する人気だった。
オリンピックとかをテレビにかぶりついて見たのは、テ「そのころからじゃないかなあ」。
マ「キャンディーズとか好きだった」
この年の4月1日に、Apple Inc. 創業!
次は、TOTOの「St. George And The Dragon」(1949、2ndアルバム『Hydra』)。
草野くんは、このアルバムが好きで、よく聴いていたそうで、テ「青いジャケットのやつね」。
マ「TOTOはこれと1stは聴いてた。ハードロックな感じがあったから」
テツヤくんと田村くんの当時の藤枝仲間内では、「TOTO派とJourney派があった」。
マ「どっちかっていうとTOTO派だった」、で、テ「オレはJourney派だった」。
マ「Journeyも、今聴くといいけどね」
テ「TOTOはね、ちょっと大人なロックだった」
マ「ああ、ちょっとジャズっぽいアプローチの曲とかあるもんね」
テ「Journeyのほうがとっつきやすかった」
マ「TOTOはAORっぽいとこもあるし、Journeyのほうがメロディアスハードロックだった」
JourneyはPVがつっこみやすいところがあったり、ボーカルのスティーヴ・ペリーが袖なしのTシャツ着てたり・・・。
メッセージコーナー。
静岡出身のリスナーさんは、テツヤくんのMCを聴いていると地元の親戚の集まりを思い出すそうで。
「テツヤさん、田村さんが会話をかわすとき、静岡弁を使ってる?」
草野くんは、はたできいてて、すごい感じるそうだ。
でも、テ「田村もそうだと思うけど、静岡(の人)はあまりなまりがあるとは思っていない」
草野くんが言うには、福岡に比べたら、二人の静岡も﨑ちゃんの栃木も、「(他県の人がきいても)ぎりぎり通じるなまり」。
テ「でも﨑ちゃんは北関東的イントネーションがあるよね」
マ「(テツヤは)そうだら~、とかよく使うじゃん」
また昔、田村くんの下宿に行ったとき、実家から届いたみかんを「持って帰りなよ」という意味で、「みかん、持ってくさ~」と言われたって。
それから、マ「『やっきりする』ってよく言ってた」。
意味をきかれたテツヤくん、「う~ん・・・、イライラするとか?」って、なかなかうまく説明できないニュアンスかも。
「ぶっしょたい」もよく言うらしいけど、テ「よく言う。え、これも方言なの」
「ぶっしょたい」も「やっきり」も、ピッタリこういう意味、と合わせる標準語はない、ということだ。
MCでは、マ「テツヤのほうが(なまりが)出てる気がする」。
田村くんのほうが、マ「都会の絵の具に染まってる」(笑)
次は、Jake Shimabukuroの「Dragon」(2005年、4thソロアルバム『Dragon』)。
大阪の野外のロックロック(ココ)で。(すてきでした)
マ「すごいね、ウクレレだけど、ライトハンドやってたし」
Jake ShimabukuroさんのYouTubeやライブをよく見るというテツヤくん、「彼は才能もあるし努力もしていると思うんだけど、彼のプレイを見ていると、人間って不可能なことはないんじゃないか、というくらいすごい」と。
ウクレレはシンプルなだけに難しいところもあるだろう、と。テ「チョー生楽器だし。もうウクレレの域を出てるね」
★「辰年」話②★
2回目の辰年は1988年。メンバー、21歳の年。
1988年8月8日に、マ「オレらライブやったんだよね」。
「8のぞろ目だー」と盛り上がった記憶があるそうだ。
テツヤくんは、それがずっとライブハウス鹿鳴館だと思っていて、楽屋で話したときに﨑ちゃんに「ライブステーションだよ」と言われた。
前年に結成したスピッツ、1988年には、テ「すごいライブやってるね」。
あのカセットテープ「SPITZ」(「ワンツー!ワンツー!」「座敷犬の歌」「アナキスト」「どろだらけ」)も作って、JAM、ラママ、屋根裏などのライブハウスに出演。
マ「まだロフトに出る前だよね」
そして10月にはソノシート(「鳥になって」「UFOの見える丘」)!
マ「JAMで録音したんだ」
JAMを拠点に、1年間コンスタントにライブ活動。
足掛かりを作ったスピッツ、テ「楽しかったもんね。ライブやるために結成したバンドだから、ライブやれることが、ホント、楽しくて楽しくて。かなりがむしゃらにやっていた1年でした」。
(楽しそうに語るテツヤくん)
次は、「オレらのルーツ的曲?」、GODIEGOの「ザ・ドラゴンズ・カム・アライヴ」(1979年、4thアルバム『OUR DECADE』)。
ゴダイゴが大ブレイクしたあとのアルバムで、マ「あんまり聴いてなかったけど、今回聴いて、なかなかいいよね、サウンドが」。
テツヤくんも知らなかったそうだ。
マ「『ガンダーラ』とか『ビューティフルネーム』の先入観なしに聴くと、今のシティーポップブームにも乗りそうで、今トレンドに合ってるんじゃないかな」
テ「ギター、弾きまくってるしね」
マ「埋もれさせるにはもったいないアルバム」
メッセージコーナー。
「テッちゃんの歌声にやられてしまった」リスナーさんから。「いつもの話し声とは違うエッジの利いた歌声。マサムネさんとのツインボーカルの歌声、テッちゃんのメインボーカルの歌声に妄想が膨らんで・・・」と。
(いいです!と私も言いたい!)
最近はカラオケにも行かなくなったし、「ボーカルは自信ないなあ」と言うけど。
マ「でもレコーディングのときも、﨑ちゃん、田村のなかではいちばんスムーズに録音できた記憶がある」
テ「そうなのかな~。自分ではわかんない」
(少し戸惑いつつも、ちょっとはうれしい感じ?)
「オバケのロックバンド」の各ソロパートの順番が絶妙だった、と何人もの人に言われたという草野くん。
﨑ちゃんはすごく楽しそう、田村くんは一生懸命な感じ、で、最後にテツヤくんがわりとこなれている・・・。
テ「それを考えたのはマサムネくんですから」
マ「え? そうなの? あ、そうか」
そして、マ「さ、今後、実現するのでしょうか?」(笑)
(「名前をつけてやる」(ライブで?)「魔女旅に出る」、そして、ベルゲンのおみやげのCD「晴れの日はプカプカプー」の見事な高音バックコーラス、CDでは草野くんだけどライブでテツヤくんがハモる「さらさら」、みんな好きです! 期待します!)
「どんな衣装も着こなしてしまうテッちゃん、ふんどしを締めたことありますか?」
テッちゃんならありそう・・・って(笑)。
テ「あるよ~」
20歳のころ、神輿にはまって、ふんどしを締めたことがあるけど、そのころも長髪だったから、「後ろから見ると女の人で、ちょっと視線を感じた。色も白かったし」って(笑)。
マ「下着としては・・・ない?」
草野くんの高校時代の友人には、ふんどし好きがいたそうだ。
マ「夏は蒸れないからいいってきいたことがあって、ああ、いいかなと一回考えたことがある」
テツヤくんからは、「ふんどしパンツ」のご提案。
腰のところがゴムで一反木綿みたいなのがついているとか。
テツヤくんはそれを1枚持っていて、「夏場は寝るときに履いて、意外と抵抗ないよ」。
草野くんは東急ハンズで見て迷ったらしいけど、「今度試してみようかな」とのことでした。
(ここ、こんなに詳しく再現しなくてもよかったか・・・っていうか、ラジオで語る??)
「早起きのテツヤさん、朝のルーティンは?」
携帯持参でモンハン散歩しているそうだ。テ「気持ちいいですよ」
マ「オレ、朝弱いから、ルーティンとかできねーな。いつもぼ~っとしてるもん」
で、月ごとに朝のテーマソングを決めて、流すと目が覚めてくるということで、それを聴いてるらしい。
テ「それ選ぶのも楽しいしね」
(今はどんな曲なんだろう)
そして次は、Lalo Schifrinの「THEME FROM ENTER THE DRAGON」(1973年、映画『燃えよドラゴン』のサントラ盤)。
テ「オレらの世代にしたらヒーローですね」
マ「たまんないね。オレも結構聴いてたよ」
草野くんの小学校のときの友達の家に立派なオーディオがあって、そこで聴いてたって。
テ「めっちゃいい音で聴いてたんだ」((私の女性の友人にもファンがいたなあ。懐かしい・・・)
曲終わりで、マ「小学生の頃はわかんなかったけど、ワウワウギターがすごいね
テツヤくんのイメージでは、「正月の深夜にブルース・リーの映画、よくやってた」。
吹替では、草野くんオススメは富山敬さん。
★「辰年」話③★
3回目の辰年は2000年。メンバー、33歳の年。
アルバム『ハヤブサ』がリリース。
ツアーの楽屋でシドニーオリンピックを見ていた思い出。
このツアーは「すごい長かった」。
テ「大変だったよね。メンバー一人一人、谷あり山ありのツアーだった」
忙しかったけど、マ「若かったからバテなかった。今はライブ終わったあと、みんな疲れた疲れたっていうけど」(笑)
テ「そのあとも平気で飲みに行ったりとかしてたもん」
マ「今は次の日のためにゆっくり風呂に入ろうとか思うよ」
テ「(でもあの頃も)平気で無理やってたけど、後半になると体にくるよね」
そして、そのときになって、「ちゃんと考えてツアーやんなくちゃ」などと思ったりしたんだとか。
次は、Peter, Paul & Maryの「Puff, The Magic Dragon」(1963年、5thシングル/1963年、2ndアルバム『Moving』)。
(クイーンとともに懐かしい・・・。フォークソングのスタンダート?)
「500 Miles」「Where Have All the Flowers Gone? 花はどこへ行った」などとともに彼らの代表曲。
草野くんは今回の機会にサブスクで『Live in Japan』というライブ盤を聴いたら、「すごい音が良くて、お客さんがみんなこの曲で合唱してて、日本ですごい大スターだったんだな」と思ったそうです。
(少しあとだけど、高校でのフォークグループはみんなPPM、歌ってたなあ)
メッセージコーナー。
豊洲サンセットでのテツヤくんのMC、「今日は満月。月を見たらオレを思い出してね」。
(覚えてる。ライブ会場を出て、すぐに夜空を見上げていたのは私です)
それ以来、「満月を見ると三輪さんを思い出してしまいます」というリスナーさんに、テ「よかったのかなあ」(笑)
マ「子どものころとかはそんなことなかったけど、年とってからは、月とかちゃんと見ちゃうよね」
テ「暗い夜道を月明かりが照らしてると、明るいなあってしみじみ思うよ」
マ、大いに同意。
そして最後は、「この年にこれをかけないと!」で、藤波辰巳さんの「マッチョ・ドラゴン」(1985年、シングル、歌詞は森雪之丞/オリジナルは、1984年、Eddy Grant「Boys in the Street」)。
マ「いよいよ、この曲行くのか? 去年も予告してましたけど」
(ホントだ、ココでちょこっと)
原曲は、レゲエアーティストの楽曲。
マ「初めて、これを聴いたときの衝撃は、オマリーの『六甲おろし』以上だった。全然ロックじゃないけど、破壊力はロックだと思った」(笑)
テ「この歌い方は、いい人に違いない」
マ「そ、そ。藤波さんの可愛さが出てる」
テ「人柄が出てる。名曲です」
★「辰年」話④★
4回目の辰年は2012年。メンバー、45歳の年。
マ「ほぼ最近」
そして、『おるたな』リリース。
ゴースカも開催されました。
夏のイベントで、「新宿ロフト35周年」出演(ココで)
ap bank(コチラ)も出てて、マ「あれからそんなにたつの?」
ほかにもイベントにたくさん参加!
テ「だってスピッツは、レコーディングしてるかライブしてるか、だから順調に」
マ「ありがたいことです」
そして、今日の「ちょっぴりタイムマシン」は、ピンク・レディーの「ドラゴン」(1978年、10thシングル「カメレオン・アーミー」のカップリング/作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一)。
マ「テツヤ、何か弾いてくれる?」ということで、美しいイントロは、「紫の夜を越えて」。
二人とも知らない曲だったけど、「カメレオン・アーミー」のB面曲。
朝ドラ『ブギウギ』では、主人公のスズこさんが9歳年下の青年と恋に落ちるけど・・・。
マ「それで、9歳年上ってどのくらいだろう、って調べたら、ピンク・レディーのお二人がそうだった。全然ありじゃんって思っちゃった」ってさ。
終わりに。
マ「まずね、『マッチョ・ドラゴン』の音源があったことがうれしかった」
結構あるらしい。カセットしか持ってなくて、CDもサブスクも配信もない・・・とか。
今年の展望は・・・、テ「まずはツアーをしっかり! 延期分を含めて、完走を目指して」。
そして、テ「うちにも﨑山龍男くんという、辰年にふさわしい男がいるので(マ「登り龍のような」)、がんばっていきたいと思います」
(楽しかった~。2時間特集でもよかったくらい? いつも思うけど、知り合って何十年たっても、こんなふうに普段からおしゃべりしてそうで、それがすっごく羨ましいし、ファンとしては誇り? ほかのメンバーの名前もごくごく普通に登場するところも。草野くんもリラックスして楽しそうでしたね。テツヤくん、ありがとう!)
来週の特集も、「新春恒例、スピッツメンバーで漫遊記」第二弾、ということで、メンバーがテーマを決めて登場です。
(次は??)
マ「友達10人つれてきちゃったぜ!っていうもあっていいと思いますが」(笑)
「草野さん、お年玉、まるっと無駄遣いしちゃいました」
そして最後に、テ「ありがとう! 来年はヘビだ~」
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