隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

エレカシ 宮本さんの涙~3/17 さいたまスーパーアリーナ

2018年03月19日 00時25分11秒 | ライブリポート(音楽)

2018.3.17(土)
エレファントカシマシ
30th ANNIVERSARY TOUR "THE FIGHTING MAN"
at さいたまスーパーアリーナ



 インフルエンザで行けなくなった生粋のエレファントカシマシファンの代わりに急遽応じてくれた友人とアリーナ前で待ち合わせ。この冬あんなに元気だったのにかわいそうだったけれど・・・。
 待ち合わせの前、ミュージアムで若いころの彼らや全国ツアーでの様子を楽しむ。とってもいい表情をしていて、こちらまで幸せになる。
 いろいろなことを乗り越えての「30年」だ!

 セットリストは以下のとおり。
 ほかのサイトのお世話になっています。こんなにたくさんの曲なんで・・・。
 
 01 3210
 02 RAINBOW
 03 奴隷天国
 04 今ここが真ん中さ!
 05 悲しみの果て
 06 星の砂
 07 i am hungry
 08 夢のかけら
 09 風に吹かれて
 10 ベイベー明日は俺の夢
 11 昔の侍
 12 さらば青春
 13 笑顔の未来へ
 14 桜の花、舞い上がる道を
 15 ズレてる方がいい
 16 今を歌え
 17 風と共に
 18 ガストロンジャー
 19 俺たちの明日
 20 男餓鬼道空っ風
 21 この世は最高!
 22 RESTART
 23 夢を追う旅人
 24 今宵の月のように
 25 Easy go
 26 あなたの優しさをオレは何に例えよう
 27 so many people
 28 友達がいるのさ
 29 涙
 30 ファイティングマン
 ENCORE
 31 四月の風


 WOWOW LIVEをご覧になっていた方のほうが詳細に覚えていそう。なんだか興奮しちゃって記憶が定かではない・・・。
 印象に残ったことを少しだけ書いておこう。

 レベル400のかなり上からのステージ、アリーナだけれど、全体を見渡せて、なんだかそれがうれしいくらいの気持ち。
 オープニングの映像「Restart from here」で、若い頃の4人がだんだん今の彼らになっていく過程ですでに心が揺れ始めた。
 「RAINBOW」で新しい力をもらって、そして遡って「奴隷天国」ですでにエレファントカシマシの世界に突入。ここで「風船」はもうアリーナの定番なの?
 「思ったより風船が少なかった」と宮本さんは言って笑わせたけど、レベル400からはきれいで花園みたいで、正直「エレカシのライブがこんなにきれいでいいの?(笑)」なんて思ってしまった。25周年のときはアリーナのスタンディングエリアにいたけれど、また違った光景でステキだった。風船をもって腕を振り上げているから、揺れて揺れて・・・。

 「桜の花、舞い上がる道を」で、桜吹雪の中、花道をセンターまで鮮やかに駈け抜けた宮本さん。とても美しい光景だった。花吹雪が似合うロッカー。「輝く時は今!」の歌詞が刺さる。

 風船、花吹雪ときて、「RESTART」ではステージ上に「炎」!! これはエレカシ史上初めて? 炎をバックに(レベル400からはそれは見えないんだけど)歌う宮本さんはカッコよかっただろうな。

 「星の砂」のアンバランス感。これがなぜか心地よいのはなぜなんだろう。若いときの作品なのに、いやそうだからこそ、なのか、すでにエレファントカシマシの味わいが強烈。

 何度も何度も客席に向けて「いい顔してるぜ~。見えないけど」って(笑)。ほんとうにうれしそうに。
 曲終わりでストップモーションのように静止する宮本さんのあの表情。一流のパフォーマーだと改めて思う。

 強烈に攻撃性を見せたり突き放したりしながら、それでも全力で「大丈夫だぜ」と背中を撫でるような、今は希薄になったかもしれない懐かしい励ましをもらったような。

 メンバーもかっこよかった!
 成ちゃんの太いベースがよく聴こえて、ホーン隊のパートだったかソロのときのトミのドラムがよかったな。そしてボーカルに髪の毛を引っ張られても変わらず弾き続ける「相棒」石くんのギター! そうそう、石くんをステージ真ん中に来るように言いながら、曲終わりで石くんに「まだいたの?」はないよね(笑)。

 ホーン隊やストリングス金原さんのチームを紹介するときのパフォーマンスも楽しくて、金原さんのチームのメンバー紹介のときはリストをもって教室の教師のように名前を読みあげてちょっと笑わせる。
 でもそういうときにも彼らへのリスペクトと感謝の気持ちがストレートに伝わる。️ハチャメチャでも誠実な人柄か。

 「今宵の月のように」では「エレファントカシマシの代表曲」、「悲しみの果て」では、なんと紹介していたっけ?
 「あなたの優しさをオレは何に例えよう」ではちょっとこみ上げるものがあった。こんなに深く優しいラブソング、聴けるなんて。
 そしてアンコール。「この季節にピッタリの曲」と言ったかな? 「大好きな曲です」だったかな? 「四月の風」。
 最初のほうで、あれ、珍しく音程はずしてる? 大丈夫?と思っていたら、涙を流していたんだ、声を詰まらせていたんですね。こちらの涙腺も緩んでしまった。おじさんの涙は美しかった。


 次の日もライブがあるっていうのに、50代の4人はそんなことおかまいなしに完全燃焼! こちらが心配になるくらいの、5年前よりずっとパワフルな3時間だった!
 最後に「うまいもの食って帰れよ~」は優しい言葉?でした。

 まだまだファンを増やして、とりこにして、元気にしてくれるだろう、そういう予感のライブだった。
 「夕焼け」や「友」や「明日」や「旅人」や・・・エレファントカシマシの歌に登場する大好きな言葉たちから心地よい力をもらって、そして家路につきました。

 ちなみにデビュー25周年、初アリーナのレポはコチラです。
 なんという語彙力の乏しさ。はずかしい。
 でも実際には、このときよりも昨夜のほうがパワー強めでした。
それほどすごい50代のバンドでした。これだけは強調したい!




                              



 今夜の3バンドのライブもすさまじかったようです!
 たくさんメールをいただいています。
 ぜひぜひここでご紹介したい!
 スピッツの「浮雲男」!!! いつか私も聴きたい!


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2 コメント

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Unknown (b)
2021-07-04 20:02:12
大人が風船とか幼稚だねw
返信する
風船・・・ (かけら)
2021-07-07 08:18:47
コメントありがとうございます。

風船、子どもっぽいですか?
受け止め方かもしれないですね。

舞い始めの風船を見て、エレカシで?と少しだけ違和感あったことは記憶の片隅にあるけれど。
時間がたってしまったので不確かです。
だけど、違和感は嫌いではないので。

ありがとうございました。
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