「戦争が終わった」のではなく、「新たな苦しみが始まった」日～長崎

2014.8.9（土）


　TBSのニュース番組を見る。
　長崎に原爆が落とされた様子を撮影したテープがアメリカ・スタンフォード大学に保存されていて、それをデジタル・リマスター処理した映像が流れる。
　今までの映像では、あの恐ろしいキノコ雲が長崎の街のどのあたりの上に広がっていたのか、正確に特定することはできなかったそうだ。
　それが、画像処理を施した画面でがぜんはっきりする。
　あの雲の下にいた多くの犠牲者にとって、これで「戦争が終わった」のではなく、「新たな苦しみが始まった」のだという明白な事実。
　「核で平和はつくれない」
　あのとき16歳で被爆し、いまだに後遺症で苦しむ80代の男性は、小学校での講演の最後に、そう話していた。
　鮮明になった映像でキノコ雲を見る目に、複雑な思いが揺れているように、私には見えた。

　見て、感じて、誰かと話して・・・。
　そうやって、8月の日々を送る。
　戦争を知らない私たちは、このような映像や、「戦争を知っている」人々の話で、それが過去のことではなく、今この地球上で、そして危なげなわが国でも現実のにおいを漂わせて浮遊しているということを、意識していたほうがいいのだろう。

　急ぐ議論の中で集団的自衛権などが進められ、揺らぐ平和を懸念する、長崎市長の穏やかな口調に、「長崎の普通の人々の声」を聴いたように感じた。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　ウェーバーに載せられたとか、いろいろ話題になっているイチロー。
　イチローに三振って似合わないんだけど、最近ちょっと多いな・・・と思っていたら、今日は大暴れとか。

　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00010002-fullcount-base

　そしてこんな記事も。

　http://full-count.jp/2014/08/07/post4035/

　「2000年以降の最も驚嘆すべき最高の能力賞トップ10」
　イチローにこそふさわしい賞！
　40歳になり、今までどおりにはなかなか難しいのだろうと思いつつ、それでも今日見せてくれたような華麗な若々しい守備プレイは、感動以外のなにものでもない。



　ときどきお邪魔しては、憂さを晴らしたり、「そうそう、ホント」とつぶやいたりしていたブログが、さっき訪れたら「NOT FOUND」、突然閉鎖されていた。
　音楽の趣味が似ていて、頭の回転のはやさを感じさせる文章がおもしろくて、いい意味で空気を読む感じが絶妙で、語彙が豊富で、皮肉屋さんだけどどこか大人で、でも果てしない妄想癖もあって・・・。
　好きなところ、コピペしておけばよかったな。
　ああ、ちょっと寂しい・・・。