2022.05.15(日)
多賀城跡
https://tagakan.jp/
ARABAKI FES. の帰り、多賀城の知り合いを訪ねたあと、当地に1泊。
雨模様のARABAKI の翌日、快晴の気持ちのいい五月晴れの多賀城市を散策した。
4月30日だから、もう半月前になるんだな。早いなあ。
多賀城跡には、約900メートル四方の城内の中央に、政務や儀式を執り行う政庁があった。
上の写真は、城外にのびる南北大路を再現したもの。
多賀城跡では、発掘調査とともに環境の整備と、多賀城創建(奈良時代724年)から1300年にあたる2024年に向けて、当時の様式で「南門」を復元する計画が進行中だそうだ。
復元の是非はともかく、いにしえの香りが漂う静かな佇まいの城址には、どこかにかつてここで暮らした人々のタマシイが行ったり来たりしているようで、それだけで日々の喧騒を一瞬忘れられる。
ボランティアのガイドの年配の男性に導かれて、まるで「ブラタモリ」みたいな短い時間を楽しめた。
その近くには、立派な「東北歴史博物館」。
https://www.thm.pref.miyagi.jp/
「東北全域を視野に入れた歴史系博物館。旧石器時代から現代までの歴史を中心とした展示、映像上映を行っており、移築・復元した民家では東北の伝統文化を幅広く紹介」(「史都 多賀城」のリーフレットより)
立派な施設。最新技術を駆使した展示は、楽しく東北を歴史を学べる。古代についてはかなり詳しく網羅しているように思うけれど、例えば、奥州藤原氏とか明治維新の戊辰戦争とか、そのあたりは希薄?(「宮城県立」だけど、「東北」博物館だからね)
ミュージアムショップはなかなか充実していて、相方は小さな土偶(こういうの好きで、本棚や机の脇に何体か鎮座している)、私は絵はがきを選ぶ。
小さいけれど、よくできている。画像を送ったら、息子たちからは「土偶? 大きさは?」と同じような返信がきて、笑ってしまった。
「ミニチュアサイズだよ」
絵はがき、これから誰に書こうかな、とちょっと気分が上がる。
何に関しても言えることだけれど、「区切りの時」にだけ繰り返し報道され、それに乗じて一時期関心を抱き、その「区切りの時」が過ぎれば忘れてしまう、ということの繰り返しを、どうしたら打破できるだろうか。
沖縄も震災も・・・。
これは自分への戒めだな。
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