きままにブログ

季節の花々や日々の出来事を綴って

シンドラーのリスト

2008-02-24 | 心の赴くままに
昨夜 BS衛生放送で「シンドラーのリスト」という映画を観ました
以前にも一度観ていましたが スティーヴン・スピルバーグ監督で
アカデミー賞7部門受賞という大作なのでもう一度観てみたくなりました



第2次世界大戦中ナチス・ドイツからユダヤ人1100人以上を救った
オスカー・シンドラの実話に基づく映画です

映画はモノクロですがパートカラーで赤い服を着た女の子が歩いていく姿を
目で追っていくシンドラー そしてユダヤ人の遺体を掘り起こし焼却している中に
あの赤い服の女の子をみつめるシンドラーの心理状態が伝わってきて
とても印象に残ったシーンでした


ナチスの政策は どうしてユダヤ人虐殺に及んだのでしょうか
劣勢を排除するという「民族浄化」にあったのでしょうか?
この映画の監督 スピルバーグもユダヤ系アメリカ人なのだそうですが
決してユダヤ人が劣勢とは思えません
その辺のところはよく分かりませんが 戦争は人と人が殺し合う蛮行であり
あまりの残酷さと悲惨さに心が痛みました



やがてドイツの無条件降伏で戦争が終わり ユダヤ人達の身にもやっと自由が訪れました 
シンドラーがユダヤ人皆殺しを命じられているドイツ兵に
「この場でユダヤ人を殺し殺人者になるか それとも人間として家に帰るか」
との問いかけに 一人去り 二人去りやがて全員が去って行った
誰もが人を殺すことを望んでいないが 戦争が人を狂気にさせるのだということを痛感しました

未だ世界では 民族による内部紛争やテロにより尊い命が失われつつあります
この映画を観て 平和な世界を願わずにはいられませんでした