kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

とめはねっ!鈴里高校書道部

2010年01月20日 | 雑談ほか
今クールで見ているドラマが「とめはねっ!鈴里高校書道部」。先生に勧められ原作コミックを読み、そのままドラマにも突入した。

ほぼ原作どおりの展開で、見ている方が気恥ずかしくなるような、いかにもNHK的な青春ドラマの作りなのだが、先週の第2回では民放の「水戸黄門」やピンクレディーの「サウスポー」を原作どおりとはいえ、繰り出すあたりなかなか良いし、その後の展開にいたっては原作からもう一ひねりして、脚本として巧く出来ていると感心した。

当初、主役の大江縁を顔立ちが違いすぎる池松壮亮が演じると聞いて、不安だったのだが、さすがに演技の上手い彼だけのことはあって、体全体から大江縁らしい雰囲気を出している。実力を感じるねえ。(って、昔、「鉄人28号」の時にも同じことを書いてた・・・。)

ところで、勧めたのは何の先生かって?もちろん、習っている書道の先生ですよ。
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明けましておめでとう、2010年

2010年01月04日 | 雑談ほか


あけましておめでとうございます。
2010年なので、1984年の映画「2010年」のフィルム・ムックで年明けです。パンフレットも持っていたはずなのですが、発見できませんでした。(木星あたりで行方不明になったようだ。)

主演のフロイド博士はロイ・シャイダー、ソ連宇宙船の船長はヘレン・ミレン。当時はまだ米ソ冷戦まっただ中だったんですなあ。

映画のクライマックスでは、モノリスの影響で木星が太陽化し、衛星のエウロパに生命が宿りました。


《シド・ミードによるソ連宇宙船「レオノフ」号の図面》

ところで、この映画のキャッチコピーは
「Something wonderful, It will be happened...(何かすばらしいことが起きようとしている・・・)」
さて、そのような一年になるかな。

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雑談:日清・日露戦争検定

2009年12月26日 | 雑談ほか

週刊文春に出ていた「日清・日露戦争検定」中の1問。

日露戦争のとくに後半で、日本陸軍が主に使用した機関砲(銃)のメーカーは?
1 ガトリング
2 ホッチキス
3 マキシム

ハイ! ハイ! ハイ! ハイ! 
2番!2番!2ば~ん!!

まさか、日本の大週刊誌で「ホッチキス機関砲」の名を目にする日が来るとは・・・。

ところで、先日ホチキスを撮影した広島港は、日露戦争当時、軍港として大陸に物資を送る一大拠点でした。本物のホチキスも広島港を通ったことでしょう。
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ブリット・大脱走・ワイルドバンチ

2009年12月19日 | 雑談ほか

来年2月からはじまる「午前十時の映画祭」で、必ず観にいきたい3作品。
師走の定番「大脱走」が10月なのは少し残念だが、全部ニュープリントというから期待大。

これ以外に「続・夕陽のガンマン」とか「博士の異常な愛情」とか「ダーティー・ハリー」とか「ゲッタウェイ」とか「戦争のはらわた」とか「ゾンビ」なんかもあると良かったんだけどね。(これを言い出すと、キリがない。)
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「たまさか人形堂物語」と20年ぶりの再会

2009年12月08日 | 雑談ほか

以前、仕事で小説「ブラバン」を取り上げた縁で、作者の津原泰水さんとお話しする機会に恵まれた。

それで事前に「たまさか人形堂物語」を読むことにした。

可愛く、優しげな表紙とは裏腹に、話のほとんどがマニアックというか狂気めいたアーティストの話。ものづくりが好きな身としては、心情的に理解できる、あこがれのようなエピソードばかり。

さらに、束前(つかまえ)という登場人物が経営する会社が「CAPTURE」というセンスも、アナグラムによる変名のセンスも大好き。ワタシも似たようなことを考える。

これらきわどい人物と接する主人公の女性(30半ば、独身)だけが一応、一般市民で、彼女のモノローグからワタシが世間様からどのように見えているのかよく分かる。

で、読んでいて、昔、はたち前後に読んだ講談社X文庫の「星から来たボーイフレンド」シリーズを思い出した。いわゆる少女小説。両方の主人公の語り口がそっくりなのだ。

文体が似ているのは、同じ作者だから当然なのだが、そのことを知らなかったとしても、思い出したと思う。

そのことを津原さんに話してみた。明快な答えをいただいた。

20年ぶりに知人に出会えたようで、何となく嬉しかった。
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ヨーロッパ十字軍

2009年12月05日 | 雑談ほか


アイゼンハワー元帥が第二次大戦直後に書いた回顧録。

出版は昭和24年(1949年)と60年前。図書館で書庫の奥の奥から保護袋付きで貸り出した。

これが面白い。分類は戦記なのだろうが、戦場の描写は少なく(オマハビーチの激闘とかマーケット・ガーデン作戦のような大戦闘も数ページでさらりと描かれる。)、むしろ「戦争システムの運用」といった話が多い。

そこには、アメリカ軍の編成に始まり、経験の積み上げさせ方、兵站、新兵器の開発、他の連合国への政治的配慮、マスコミとの付き合い、ジューコフ元帥との友情にいたるまで、様々な話題が盛り込まれ、まさに「管理職オブ管理職」のような内容。(ヨーロッパのアイゼンハワーは究極の管理職だ。)

こんな面白い本がなぜ再版されないのか不思議で、政治的な配慮でもあるのかと勘ぐってしまう。
60年前の翻訳とはいえ、今でもそのままで十分読める読みやすさ。(「ロンメル軍」を「ロメル軍」と表記しているあたり、時代だね。)著作権の権利が切れているので、もうすでにパブリック・ドメインになっているんだから、誰か再版せんかな。
(とはいえ、「フランス植民地兵」を「アフリカ土人部隊」としているのは、手直しが必要だろうな。)
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第10回マカロニ大会(その6)

2009年12月03日 | 雑談ほか
そいでもって、大会会場に登場したホチキスmle1900。



三脚のロープは「群盗、荒野を裂く」っぽく仕上げたもの。というのは半分本当で、あとは三脚基部の作りが甘く、ロープで固定したというのが真相。(涙)



これが受付の様子。実は当日、同じフロアーで婚活パーティーもやっていたのだが、いい迷惑だったろうな。(笑)
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第10回マカロニ大会(その5)

2009年12月01日 | 雑談ほか
まだ続くマカロニ大会の話題。今回の上映作品は第10回ということで「五匹の用心棒」+「5人の軍隊」の2本立て。5+5で10というストレートさ。さすがマカロニ大会(笑)。

さて、「五匹の用心棒」は半分くらい寝てしまったので、ここでは触れません。

「5人の軍隊」は久しぶりに見る作品。
メキシコ革命中、元米軍将校のダッチマン率いる雇われ者たちが革命軍のために、政府軍が輸送する50万ドルの砂金を強奪する話。この50万ドル、シュワルツローゼ機関銃3挺、大砲1門を備える装甲列車で輸送され、鉄道沿線はメキシコ軍が警備する物々しさなのだ。

主役のダッチマンを演じるのがTV「スパイ大作戦」の2代目リーダー、ピーター・グレイブスなので、こちらも「スパイ大作戦」的な頭を使った作戦となる。メンバーも、爆破のプロ、軽業師、盗みの天才、ナイフと刀の達人(丹波哲郎)とIMF並に各方面のプロを動員。各人のキャラの描写が丁寧なので、退屈しない。(脚本はダリオ・アルジェント)

装甲列車を先導する列車、沿線のメキシコ兵、そして装甲列車の警備兵の目をかいくぐり、いかにして砂金の詰まった貨車を強奪するかが、見せ場。

巧みな作戦で目的の貨車を盗み出し、ちょっとした小競り合いの後、砂金はメキシコ革命派の手に渡り、大団円。

この後半部がちょっと物足りない。メキシコ政府側に強力な敵がいないので、ストーリーが盛り上がらないのだ。それに、泥棒ものの映画は、標的を手にするまでは前半で、そこから無事逃げおおせるのか、それとも裏切り者の出現や仲間割れで話が混乱するのが王道ってもんだ。

砂金を無事に強奪して終わりじゃ、「スパイ大作戦」の1エピソード止まりで、映画的じゃないんだな。

例によって、モリコーネの音楽が映画を思いっきり盛り上げるし、製作に大資本が入った分、画面も豪華だ。

で、観終わった後のガンマンの反省会。
「何で革命軍は砂金だけ強奪して、機関銃3挺と大砲を奪わんのだ!そっちの方がよっぽどてっとり早いじゃないか!」
全くその通りです。

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第10回マカロニ大会(その4)

2009年11月28日 | 雑談ほか
今日、奥さんの実家の掃除を手伝いに行って、することのなくなった婿はぼんやりと朝日新聞を読んでいたら、どこぞで見覚えのある写真が・・・。

「第10回マカロニ大会」が新聞記事になっておりました。(当日、記者さんが取材に来ていたのだ。)

しかもデカデカと。記事中「地元名古屋をはじめ、大阪、東京、新潟、広島、福岡、熊本などから、30~60代の総勢34人が参加した。」の「広島」って、ワタシじゃん。(笑)

それにしても、21世紀の新聞紙面に「夕陽のガンマン」だけならまだしも「荒野の棺桶」って活字が表記される日が来ようとは・・・

で、改めて思いました。バカなことやってんなあ~と。(笑)
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「ひとり映画館」5割超経験あり

2009年11月26日 | 雑談ほか
「ひとり映画館」5割超経験あり

最初、yahooニュースのこのタイトルを見て、「結構いるんだ。」と思った。(元記事はこちら。

で、記事を読んでみると「ひとりで映画館に行った」割合のことだった。

ワタシはてっきり「映画館に行ったら、観客が自分ひとりだった」ってことだと、本気で思っていたよ。(←マジ)

ウチの奥さんにこの話をしたら、「そんなヤツ、いるかあぁぁぁ!」って、突っ込まれたけど、ワタシは少なくとも2回、「地獄のデビルトラック」と「ビッグ・ママズ・ハウス」は観客がワタシ1人だったぞ。(あと、「アレキサンダー」は2人)
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