kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ウルトラ・ヴァイオレット

2006年06月27日 | 洋画(良かった、面白かった、気に入った)
日時:6月25日
映画館:バルト11(日曜レイトなのに、結構な入り)
パンフレット:A4横版700円。内容的にはイマイチ。

■「リベリオン」なSF版「グロリア」in押井守&士郎正宗ワールド!!

コミック・ブックの表紙で始まるタイトルにばば~んと「ミラ・ジョヴォヴィッチ」の名前。なんて素敵なタイトルなんだ。

独裁国家、ウィルスに汚染された新人類対人間、女殺し屋と事件の鍵を握る少年・・・いつかどこかで何度となく小耳にはさんだようなストーリーはさておき、全編に日本のコミック文化の影響がありあり。

オープニングから「攻殻機動隊」っぽいなぁと思っていたら、バイクvs.ヘリは「攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIG」のジガバチ対タチコマの再現で、警察部隊は「人狼伝説」のケルベロスと同じ。画面は「アヴァロン」調ときて、出てくる銃はセブロもどき、6輪の装甲トラックまで似たデザイン。

○○の上に吊るされるガキンチョは「子連れ狼」、ラストの対決は「るろうに剣心」と見覚えのあるシーンのオンパレード。

パクリといえばパクリなんだが、それらを全部、ちゃんと消化した上で取り込んでいるし、ちょっとクサいプロダクションデザインもしっかり出来ているので、結構楽しい。生煮え感のあった「イーオン・フラックス」とは大違い。
どうせなら、タチコマもどきの思考戦車が登場したら、大喜びだったのに。

ただ、バイオレットが殺戮しまくる割に、血のりが全然出ないのは、ちょっと寂しいぞ。

ところで、「攻殻機動隊」の第1巻6ページに「このように標的の周囲を取り囲むと発砲時に反対側の味方にも弾があたって危ない。よい子の皆さんはマネしないで下さい。」と欄外説明文があるが、ブラッディ・シノワを自滅させるあのシーンってそれに対する答え?(深読みしすぎ??)

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