日時:8月2日
映画館:シネツイン新天地
パンフレット:プレスシート300円。
ジョージ・クルーニーがイタリアの田舎に隠居した殺し屋を演じる・・・というストーリーだけで、是が非でも観たくなろうというもの。
で、事前に原作小説「暗闇の蝶」を読んでおく。派手さこそないものの「陽光あふれ、自然豊かなイタリアの田舎町の美味い酒と食事」「神父をはじめ気のいい地元住民との交流」「バイト娼婦とのささやかな恋愛」「伝説的な改造銃の名工」「裏社会の住民ならではの猜疑心あふれるモノローグ」・・・どこを読んでも、感性をくすぐられ、背中がゾクゾクとしてくる。
小説のおいしい部分を全部すくいあげることは、たぶん、難しいだろうと思っていたし、ドンパチな映画にはなりそうもない。それでも、「イタリアでの隠居生活が美味しそうで素敵!」とか「銃改造のプロセスがマニアック!」「バイト娼婦との年の離れた恋愛が切なくて、いい!」みたいな、(例によって)偏った楽しみ方が出来そうな気がしていた。
さらにアメリガ版のポスターがカッコいい。60年代のヨーロッパ映画を思わせるデザインと色使い。
それがどこをどうしたものか・・・映画の方は、全然、おもしろくない!
一言で言うなら、全編中途半端。何一つ魅力的に見えないんだな。小説の描写にある楽しさのエッセンスをとらえきれず、表面的になぞっただけに思える。
ジョージ・クルーニーも不健康に顔がむくんでしまい、カッコいいはずのシーンは怪しく、不細工なシーンはよりブサイクに見えてしまう。
劇中、TVで「ウエスタン」が放送されるシーンがあり、食堂のオヤジが「セルジオ・レオーネ、イタリアの監督さ」と教えるシーンがあるのだが、それもそこで終わり。
エッエッエッ!?どんな意味があったの?(マカロニ的に)
この映画がイタリア映画だったら、また違っていたんだろうな。パンフレットが作られなかったのも、むべなるかな。
ところで、バイト娼婦を演じるのはヴィオランテ・プラシド。あのミケーレ・プラシドの娘なんである。ビックリ!
映画館:シネツイン新天地
パンフレット:プレスシート300円。
ジョージ・クルーニーがイタリアの田舎に隠居した殺し屋を演じる・・・というストーリーだけで、是が非でも観たくなろうというもの。
で、事前に原作小説「暗闇の蝶」を読んでおく。派手さこそないものの「陽光あふれ、自然豊かなイタリアの田舎町の美味い酒と食事」「神父をはじめ気のいい地元住民との交流」「バイト娼婦とのささやかな恋愛」「伝説的な改造銃の名工」「裏社会の住民ならではの猜疑心あふれるモノローグ」・・・どこを読んでも、感性をくすぐられ、背中がゾクゾクとしてくる。
小説のおいしい部分を全部すくいあげることは、たぶん、難しいだろうと思っていたし、ドンパチな映画にはなりそうもない。それでも、「イタリアでの隠居生活が美味しそうで素敵!」とか「銃改造のプロセスがマニアック!」「バイト娼婦との年の離れた恋愛が切なくて、いい!」みたいな、(例によって)偏った楽しみ方が出来そうな気がしていた。
さらにアメリガ版のポスターがカッコいい。60年代のヨーロッパ映画を思わせるデザインと色使い。
それがどこをどうしたものか・・・映画の方は、全然、おもしろくない!
一言で言うなら、全編中途半端。何一つ魅力的に見えないんだな。小説の描写にある楽しさのエッセンスをとらえきれず、表面的になぞっただけに思える。
ジョージ・クルーニーも不健康に顔がむくんでしまい、カッコいいはずのシーンは怪しく、不細工なシーンはよりブサイクに見えてしまう。
劇中、TVで「ウエスタン」が放送されるシーンがあり、食堂のオヤジが「セルジオ・レオーネ、イタリアの監督さ」と教えるシーンがあるのだが、それもそこで終わり。
エッエッエッ!?どんな意味があったの?(マカロニ的に)
この映画がイタリア映画だったら、また違っていたんだろうな。パンフレットが作られなかったのも、むべなるかな。
ところで、バイト娼婦を演じるのはヴィオランテ・プラシド。あのミケーレ・プラシドの娘なんである。ビックリ!
題名:ラスト・ターゲット 原題:The American 監督:アントン・コービン 出演:ジョージ・クルーニー、ヴィオランテ・プラシド、パオロ・ボナッチェリ |
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