無添加・自然食品の店「Kamome Life」店長のブログ

健康、自然療法、代替医療、瞑想、波動、肥田式、精神世界など見えない世界の事を発信しています。

甘いもの食べたい病からの脱却法 その②

2022年05月10日 | 健康




 
甲田光雄著:「白砂糖の害は恐ろしい」―これを防ぐためにー
 

断食療法の大家でもある医師の甲田光雄は、大の甘党でもありました。

ご本人は甘いものをやめるにあたりさんざん苦労したようで、甘いものをやめるには、
どれだけ大変なことか、以下のように本書で語っています。

「生まれついての甘党が、何十年もの間、毎日のように甘いものを食べて来たのに、
それをきっぱりと止めてしまうということは、それはとても大変な事で、なかなか
生やさしいものではないことは誰でもそうぞ出来るだろう。
昭和二六年三月一日以降、それまで毎日20本位吸っていたタバコをきっぱり止めることに
成功した私が、この甘いものを止めるのにどれ程苦しんだことか。
甘いものを止める苦労に比べたら、タバコを止めるぐらいは物の数にも入れないであろう」


甲田光雄医師は、甘いものをやめるには、ご自分の経験から、

肉体的な面からと精神的な面からの、両方から攻略してゆかねばならないと言っています。

それはなぜか?

「それほどに、本能と密接に結びついたこの甘いものを、きっぱりと止めるということは難しいものだ。
しかし、ただがむしゃらに力づくで止めようとしたために私が苦労したのであって、もう少し合理的に
やっておればもっと楽に止めることができたであろうと思う」

「だから皆さんの中で甘いものを止めてみようと思われる方は、私がこれから述べることを忠実に実行して
みることだ。そうすれば案外楽々と止められるだろう」


これはどういう事かといいますと、精神と肉体は実に密接な関係にあり、お互いに深く影響を及ぼしています。
ですから、肉体の条件が変わると必ず精神に影響を及ぼします。

白砂糖を過食すると体内のカルシウムを奪います。カルシウムが不足すると体内の変化は、
すぐ精神状態に影響を与えます。
神経過敏になったり、やたらとイライラしたり、ノイローゼになったりする可能性があるわけです。

このように肉体の条件が変れば必ず精神に影響を及ぼします。

同時に精神状態が変ればこれまたすぐに肉体に影響を及ぼすのです。

例えば、十二指潰瘍のような病気は心に悩みがあればすぐ発症します。

このように我々の精神と肉体は密接に関係しあって、互いに深く影響しあっているので、
甘いものを止めるにあたっては、肉体面と精神面の両方を合理的にすすめてゆかなければ
ならないと言っているのです。


では、肉体的な面からとは、どういう事をすればよいのでしょうか?


1.肉体的な面から

①体液を塩漬けにすること

「甘党になったのは発汗後の食塩補給を怠ったために、そのピンチヒッターとして一時的に
体液を砂糖漬けにしたのがはじまりである。
そして、その後ずるずると引続いて甘いものを食べ、その結果、甘党になったのだから、
甘いものを止めるにはもう一度度生理的な食塩濃度の体液に戻し、いわゆる塩漬けの体液に
しておくという考えがなくてはならない。」

「大体において手足の冷えるようなものは食塩の欠乏を表わしているとみてよい。
このような人は糖分かアルコールが過剰になっているから、できるだけ速やかに、
過剰の糖分またはアルコール分を燃焼してしまわねばならぬ。」


以上のように、塩分が足りていないことを説いていますが、では具体的な塩分摂取量については、本書では記載はありません。
どちらかというと汗をかいたときには、速やかに塩分を補給するように言ってます。

汗をかいた時の目安としては、

  発汗の程度
  発汗量
  失われた塩分
ちょっと、汗ばむ程度
  400g
     2g
かなり激しい発汗
 1,000g
    5g
猛烈な労働に伴う発汗
 1,400g
    7g


汗をかいたときには、失われた塩分を速やかに補給するのがいいようです。


又、塩断ち日を三週間に一度行う事を推奨しています。

その理由については、

「食塩が過不足をきたさぬように三週間に一日は必ず塩断ち日を決めて、これを実行することである。
この塩抜きを実行すると、過剰な塩分は速やかに尿の中へ排泄される。
塩分過剰であった人はその日の尿量が目立って多くなる。

又、食塩の欠乏している者は、一層塩不足を来たすので、生体はあわてて尿の中に塩を逃がすまい
として副腎からアルドステロンというホルモンを分泌し、腎臓の糸球体において一度濾過された塩分を
再び尿細から吸収してしまうようになる。

それ故、翌日から補給される食塩の吸収が一段とよくなり、結局生理的食塩濃度を保つことが出来るようになるのである。
だから三週間に一日の塩断ちを実行することは塩分過剰の人であっても、欠乏状態の人であっても、ともに効果的に作用するわけである。」

塩断ちという概念を持っていませんでしたが、なるほど人のからだのしくみってよくできてるなと思います。


次回に続きます。

塩分を摂るなら、こちらがおすすめ→バリ島の完全天日塩 TEJAKULA

手軽に、塩分補給→さんご塩飴


からだに安心・安全だけにとどまらず
「食べたらからだが元気になる」ことに
焦点を置き、家族みんなが健康に繋がる
食べ物をお届けする事を目的としています。  
からだに良いものは、美味しい。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿