前回まで、白砂糖による害を書いてきましたが、今回から、
白砂糖の依存性から脱却する方法を、
断食療法の大家でもある医師の甲田光雄が書いた本から紹介したいと思います。
甲田光雄著:「白砂糖の害は恐ろしい」―これを防ぐためにー
その前に、そもそも白砂糖を摂るとなぜ依存症になるのでしょうか?
食べ物や甘いものを摂取すると、消化酵素によって分解されブドウ糖に変化します。
血中に溶け込んだブドウ糖は体内をめぐり、血糖値を上昇させます。
特に砂糖は分子が小さいために体内でブドウ糖に分解されやすく、
空腹時に砂糖を摂取すると血糖値が急上昇します。
そうすると、体内では血糖値を下げる働きのあるインスリンが大量に分泌され、
血糖値が急低下し、低血糖を引き起こします。
体が低血糖になると、今度は、脳がその低血糖状態を「エネルギー不足で空腹」
と勘違いして、「食べ物や甘いもの摂取して血糖値を上げろ!」と指令を出します。
この指令が出て、私達は甘いものに走るのです。
さらには、砂糖には「幸福感や癒やし」を感じさせるドーパミンやセロトニン、
ノルアドレナリンなど脳内神経伝達物質の分泌を促す働きがあります。
そのため、甘いものを食べて「幸福感」状態が頻繁に繰り返されると、
脳はこの快感がクセになり、やがては中毒のように「甘いものを摂ること=幸福感」
と無意識に脳が感じるようになってしまいます。
これが、白砂糖の依存性のメカニズムになります。
砂糖依存症とは、「快感を得るためには、甘いものを摂らなければいけない」
と脳が勘違いしている状態ともいえます。
白砂糖の依存性から脱却する方法は次回に。
からだに安心・安全だけにとどまらず
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