年明け、それまで何となく敷居が高く感じられ
サイトを見もしなかったメルカリへ、
登録することにしたきっかけは
実家の不要な食器や家具をどうしようと
何気なくブログ友に相談したとき
「今はメルカリでばんばん処分する人もいるみたいよ」と教えてくださったこと。
でもまあふだん実家にはいないし、
いきなり大きいものを出品するのも（不慣れだし）と思い
手始めに、手持ちの小さなものを出してみることにしました。
そこで目をつけたのが
CHANELのスカート。
実際、お買い上げくださった方がいるので全容は控えますが
まだ日本が元気良かったころ
一世を風靡した柄で
私はこのベストの方はよく着ていて、着倒して処分してしまったのですが
スカートは着用機会がなく
友達にただでお譲りしようと思っていたのですが
「私にはもう若すぎる柄だから」と固辞されてしまい（70代の方でした）
しかたなく、ずっと保管していたのでした……。
で、あんまり考えることもなく、
適当な値段をつけて一度出品し、でもすぐさま
（やっぱりちょっと安すぎたかな）と、取消しようと画面を見たら
すでに売れていました……その間、たった数秒。
そのとき私、自分もサイトに登録している身でありながら
こ、こわい…と
思ってしまいました。
この、パソコン画面の向こうに、大勢の人だかりが見える！
（もちろんお買い上げくださった方がこわかったわけではありません。
とてもいい方でした）
あまりの反応の良さに私、ちょっとハイになって
実物とは違うのですがこういうタイプのイヤリングも
自分が思うより少し高めの値段で出品してみました。
するとやはり……数秒後にはSold表示が。
飛ぶように売れる、とはまさにこのこと。
（えー、安すぎるのかなあ）と思ったのですが
もはや私、20年以上も前に買ったものの値段など
覚えてなくて
で、これがダイヤモンドとか金とかならあたりがつけられるものの
……（ただの）レジン、プラスチック製なのです。
それなのに、
（今の日本には、写真だけで万単位の支払いを即座にする人たちが
たくさんいるんだ……）
これだけ不景気だと言われていながら
何だか私がもっと若かったころより、ポンポンとお金が飛び交っている
そんな印象を受けました。
というわけで、私が持っていたシャネルのイヤリングは
徐々に値段を上げたにも関わらず、次から次へと
30秒以内で買い手がつき、
最後に残った、90年代の当時クラウディア・シファーがモデルを務めたころの
超人気コレクションのイヤリングは
歌舞伎座の良いお席2枚分以上のプレミア価格で出し、
それはさすがに秒ではありませんでしたが、でも１分後には売れました……。
みんな、お金持ちじゃないか！
後から思ったのは、今は超円安ということもあり
ブランドものの価値は中古でも、上がっているらしいということ。
何やら「ブランド資産」なんて言葉もあるようで。
イヤリングですっかり出品や発送に慣れたところで
使わない時計（しかも動かない）や、バッグもプレミア価格で売り、
今、盛んに投資だなんだとちょっとブームのようになっていますが
先が長くはなく、かつ
過去に長大なナンピン買い（下落し続ける相場で金融商品を買い続けること）を
経験している私としては、
今こそ金とか、ブランドものとか、高値どまりのものを売り払う方が
得なんじゃないかと思う次第です。
