イメージチェンジをしたくなるもの。
着物も例外ではなく。
先日のお出かけで、awaiさんに行ったらぜひ欲しいな、と
思っていた帯留めがあった。
ダイレクトメールに載っていた、シルバートーンの透かし柄。
小さな帯留めなら、手持ちにはモレッティがいくつかあるけれど、
どうしても季節が夏に限られるので、
一年中、普段使いOKのものを探していたのだ。
一緒にいただいた、ブルーグリーンの三分紐とパチリ。
この色合いも、私は初めて（リバーシブルで、裏側はキャンディピンク）。
眺めていたら
山笑う時季を過ぎたころの、こもった息遣いが聞こえてきそうな
森の中で、
夏に花咲くつる系植物が、光に向かってすくすく伸びているような
そんなイメージを持った。
その一方で、
エメラルドグリーンの南の海で、キラキラさざめいている波のようにも。
（海にオシドリはいませんが
合わせた帯はルバース・ミヤヒラ吟子さん作の花織）
山派？ 海派？
いずれにしても、春の向こうにある生命の営み。
想像を巡らせるほどに、ちっちゃな帯留めでも、シンプルな帯締めでも
四季の楽しみ、着物の愉しみ
より広がっていくと、思うのです。
