さて、フランス宮廷ブーケの片山先生とお別れして、
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などと考えながら、エスカレーターに乗ろうとしたところ、
!!
……私のとーっても好きな型染めの小物が
目に入ってきました。
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その名も三橋工房。
知る人ぞ知る、東京の手挿し小紋 三橋京子さんの工房展が
偶然開催されていて。
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三橋さんと。
私、もう何年も前から、こちらのお品が欲しいなあと
思っていたものの、なかなかご縁がなく……。
可愛いわよ、いいわよと、勧めてくださった着物友も
一人や二人ではなく
根強い人気ぶりを感じていました。
菊や蝶、貝殻、丸文…程よく昭和チックなモチーフと色遣いが
とても好みなのです。
あれこれ迷った末、今回いただいたのは
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こちらの木綿のリバーシブル。半幅です。
(手前の薔薇は、片山先生の作品)
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モダンなターコイズ系に
ラブリーな梅鉢文様。
梅とはいえ、文様化されているので季節問わず締められるそうです。
「この青は、試行錯誤して出した色なの」
確かに、なかなか他では見かけません。
「梅鉢の間にある十字は、
江戸時代にキリシタンが幕府の目を逃れて
同志を見つけるためのしるしの名残なんですって」というこぼれ話も。
年1~2回、百貨店の催事に出展するそうで、
今後はご案内をいただけるとのこと。
後継のお嬢さんと二人でがんばっているという三橋さん、
またお会いできるといいな。