ここ神奈川県北東部、今日の最高気温は4℃。
でも、昨日降った雪が、ぽたぽたと軒から落ちる雫になり、
澄んだ青空が遠くの丹沢の山肌を、くっきり浮かび上がらせるのを見ていると、
どこかにもう春が隠れていて、うっかりパンプスの先でも出してたりしないか
あたりをふっと、見回したくなる。
花屋の店先は、もうチューリップが旬。
春の訪れを待ち望む、今の時期に聴きたい曲がこれだ。
親しみやすいメロディーに洒落たコード進行は
30年以上経った今でも古びずに、私に春の気配を運んでくれる。
作曲者は米国のジャズ/フュージョンピアニスト、ジョー・サンプル。
クラシック以外の外国人のピアニストで、私が初めて名前を知ったプレーヤーだ。
確か中学二年のときだった。
FMラジオ好きだった私が、何の気なしに録音していたライブ、
それが、彼の組んでいたバンド「クルセイダーズ」の来日公演だった。
専門誌を買っていれば、曲名など詳細もわかったろうに、
当時の私はまだそこまで頭が回らず、
新聞の番組欄に書いてあった「クルセイダーズ ジョー・サンプル他」といった
記載だけ、カセットのインデックスに転記した。
ところがこの録音で、
「サックスって、カッコいい!」
私はピアノよりもテナー・サックスのプレイがいたく気に入り、
のちに中学で所属していた吹奏楽部で、自分もテナーを希望したほど。
そんなことがあり、新聞に書いてあった「ジョー・サンプル」は
サックス奏者に違いないと、その後数年にわたり、思い込んでいた…。
背伸びして大人っぽい音楽を聴いていても、知識が伴わなかったあのころ。
ネットなどないし、情報の得にくい時代でもあった。
でも中学時代にサックスを演ったことがきっかけで、
10代後半からジャズ(バップ)に傾倒していくようになったので
私にとっての「“サックス奏者” ジョー・サンプル」は、
大人になってからのアート感覚やライフスタイルを決めた重要人物なのである。
ちなみに、
4年前に紹介した「雪解けの音楽」は、
D.ホフマン主演の映画のテーマ曲でした。記事はコチラ
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※余談ですが…
(この記事では、着物の話が余談になってしまいます)
今、フェイスブックでは各ユーザーの今までの投稿をもとに、
ムービーを自動生成するサービスを提供中(上の画像はキャプチャです)。
「いいね」やシェアの多い写真を取り込むようなのですが、
私のは見事に、着物ばかり(笑)
(FBの方には、医学他の投稿もブログよりは積極的にしているのですが、
「いいね」やシェアの多い写真となると、やはり着物のようです)
なかなか面白いので、FBに登録している人で、私の本名をご存知の方は
よかったら見てみてくださいね(全体公開しているので、FBに登録している方なら
誰でも見られます)。
ちなみに、一番「いいね」が多かったのは、
1月の山本きもの工房のパーティで撮った、山本さんと仁平さんとのスリーショットでした。
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