「久しぶり!」
……と、青砥駅前でわーっと再会を喜び合ったのは
南は鹿児島、北は宮城から集合したこの6人。
みなで会うのは5年ぶり。
年月が経つのは早いもの。
山本達彦さんの45周年コンサートでした。
場所は音響の良さで知られる
かつしかシンフォニーヒルズのモーツァルトホール。
席数1300ほどで、2階席の状況はわかりませんでしたが
1階はほぼフルハウス。ホールコンサートは
限られた機会ですからきっと
遠方から心待ちにして、駆け付けてこられた方も多かったのでは……。
やや後ろの上手側に、ずらり6人。
開演前からテンション高めです。
(あっ、Bちゃん、ちゃんと45のサインを出している)
-----------------(ここからはコンサートの感想です)------------------------------
2時間余り、ダブルアンコールありでほとんどインターバルのない
熱唱に次ぐ熱唱の80年代ラインナップ
……に浸って、つくづく思ったのは
やっぱり私にとっての達彦さんは、81-82年ごろの
POKER FACEやフォノグラム版ベストのFLY TO MEのイメージが強いんだな、と。
CMは別として、15歳のときだったか
レコードで聴いた最初の曲が「恋のマッド・ゲーム」で、
コロナ前、小さなライブ会場へかなりの回数、足を運びましたが
ついぞ聴けなかったこの歌を
バンドで、しかもアレンジが大枠、ほぼ当時を踏襲したサウンドで
聴くことができて、とても、とても嬉しかったです。
Lonely Tonightも大好き。この歳になって聴けるとは。
井上鑑さん仕切りで本当に良かった。
そして、大御所S子ちゃんのステージのフロントマンも
務めた竹上良成さんもいらして、本当に良かった。
(以前、少しだけお話ししたことがあり、また聴きたいなあと思っていたので)
ほかのバックサポートの方も当然ですが安定、こなれた演奏で
本当に良かったです。
そもそも、オープニングから総立ちになったこと自体が
80年代にタイムリープというか
客席の期待と喜びが弾けたあらわれだと思うのです。
ただ
私個人は、終始楽しい、嬉しいというわけにも
いかなくて
親を亡くしたばかりだったので
私にとってとても思い出深い歌
Sunrise Highwayを聴きながら
居間のTVの前でUターン!と無邪気に唱和していた
夜のピアノを文字通り、真夜中にヘッドフォンで
聴きながら、コードネーム一つも知らないのに
必死で五線譜に和音を書きとっていた
あの家には、もう、誰もいない。
そんな思いが胸を突き、涙が込み上げたりも……。
でもステージは最後までいいテンション、いい盛り上がりで
(セットリストもとっても良かったのだと思います)
十分にいいエネルギーをこちらも、いただけたような
爽やかでほのぼのした余韻に包まれました。
新アルバムも軽快で、
ちょっとバカラックっぽい洒落たコード進行があったような。
ひところNever Gonna Fall in-と唄っていたようですが
明るさのある詞がいいですね。
前作のBon Sejourと今作のTwo Steps Aheadを続けて聴きながら
笑顔のその先の旅を楽しんだのは、言うまでもありません。
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