
父が亡くなって1カ月が経ちました。
以前にも書いた通り、葬儀費用は
本人があらかじめ現金を家の中に用意していてくれたのと
高齢で人づきあいも少なく、
つまり親戚も含め、あれこれ口を出す外野がいないので
(→これは結構、重要だと思う)
今のところ穏やかに、粛々と、もろもろのことを
進めていますが
一見、完璧な"終活”と思いきや、思わぬ落とし穴が……
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「ない、どこにもない」
……と、警察が言ったわけではありませんが
亡くなっていたのが発見された日、現場検証が夜遅くまで
6時間近くにも及んだのは
預金通帳が一冊も見つからなかったから。
私が、以前ちらっと本人から見せてもらって
確かここにあるはず、と思っていた場所にもありませんでした。
(キャッシュカードや印鑑も)
そのため、99%事件性はないとしても、残り1%のもしもが排除できず
まだ暑かった時期、刑事さんは汗だくになって捜索。
(こちらから飲み物をお出ししても、こういう職業の方は飲まないのですね……)
結局見つからず、ほかに荒らされたような形跡がまったくないことから
亡くなったこととの関連性はないということで落ち着き
その後、所定の手続きのため警察署へ赴いた際
刑事さんがメインバンクの入出金履歴を調べていてくれて
「死亡(推定)日以降の記録はないので、大丈夫でしょう」と……。
いや、大丈夫じゃない。
「どこいっちゃったんだろーねー」
それから弟と思いつく限りの場所を探すも、見つからず
「誰かもってっちゃったのかなあ」
「いやーでも今どき、防犯カメラで全部記録撮ってあるから、悪いことしたら
すぐわかるでしょ」
「だよねー、まず現金が狙われるはずだけどそっちは何ともないし」
「貸金庫でも使ってるのかな」 あれこれ想像するも、埒が明かず。
仕方がないので、私と弟の記憶だけを頼りに
口座があると思われる複数の銀行へそれぞれ行き、
口座の有無と残高の照会をすることに。
これには本人の除籍謄本、自分たちの謄本その他何種類かの書類が必要で、
かつ銀行には予約を入れなければならず、面倒……。
(でもまあ、例え通帳があったとしても、それがすべてではない可能性は
あるので、思い当たることがあるならこちらから照会に動くのがベターとは
思います)
何日か奔走し、だんだん全容が見えてきたころ
「借金、ないだろうな」と弟がぽつり。
……まだまだ、道のりは長いようです。
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