すっかり、秋ですね。
半衿の整理をしていたら、
どうしてもこの一枚を、久しぶりにつけてみたくなって。
ずいぶん前にいただいた、petakoさんの刺繍衿。
肉厚の地風が、秋冬向けです。
同じく指にやさしい、ほっこりした厚みのある、
福本潮子さんのトルファン綿のきものと。
帯は東京で永く型染めを生業にしている
三橋工房さんの木綿の半幅。リバーシブルなので遊んでみました。
後ろはこんな感じ。
タレを出したカルタ結びです。
簪はカジュアルなピンクの蜻蛉玉。
上半身はこんな感じ。
あまり意味はありませんが、横から。
このコーデで、品川区の歯科医院を受診し、
その後、新橋へ。
外堀通りに面したビルの上階にある京料理店で
豚肉のはりはり鍋風ランチを。
全席個室なのか、2人用の部屋に通されてゆっくりできました。
コチラのお店、おススメです→香水亭
(7月下旬にオープンしたばかりのお店のようです)
ランチ後、銀座八丁目の「たくみ」へ。
私、路面店には初めて立ち寄りました。
お目当ては、柚木沙弥郎さんデザインの布巾。
以前、日本民藝館で求めたものが、だいぶ使い込んで
色あせてしまったので、二代目を(笑)。
今年四月に新宿高島屋店でいただいた柄違いもお気に入り。
毎日使うものだからこそ、愛着があるものを。
生活に潤い、張り合いが出ますよね。
もう一つ、何となくこちらの端切れも……。
織が好きな方ならひとめでわかる、深石美穂さんの布。
コースターにもならないような、、、印鑑入れや匂い袋くらいしか
つくれない大きさだけれど、どうも素通りできなくて。
今から10年以上前、ある呉服店で見せてもらった
着物好きで有名な女優Dさんが、企業の広報誌の撮影で着用した
川平織のきものを思い出しました。
今思えば、(仕立て上がり品とのことで)破格値だったけれど、
今でもそれはそうそう、簡単には手が出ないお値段で、
あきらめたのにあきらめきれず、その後何年も想い続けていたっけ。
たった10×20㎝程度の端切れだけれど、
私にあのまばゆいばかりの着物を、
心の中で再びふわっと羽織らせてくれました。
あのとき味わった高揚感、憧れの気持ち、後ろ髪引かれる切なさとともに。
佳き物を、(例えご縁がなかったとしても)知っていることは
ほかでもない自分の感性を豊かにしてくれると思っています。
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