東京府中市の税理士 金成祐行の日々の気付き

税理士法人の経営、強度行動障害の自閉症の息子との生活、悪戦苦闘の毎日で、日々気づいたことを書いていきたいと思います。

アースシーの風

2006-07-30 18:57:23 | ノンジャンル
素晴らしかった。

映画を見た後の、後味がよかった・・・・。
何度も何度もかみしめました。

「死生観」の話でした。

死があるからこそ、生がある。

昨日、「クリシュナムルティの日記」を読み、
今日、「ゲド戦記」だったので、アレンに深く感情移入できた。

竜は不老不死。
だからこそ、人間が選んだ「死のある世界」が素晴らしく思えるのでしょう。
不老不死の竜であるテルーが、「いのちを粗末にする者は大嫌いだ」と言った台詞。そして、即座にアレンの死に対する考えを否定でいたのは、そこにあるのでしょう。

そして、死生観を持つことで、生きることの本当の意味をつかんだとき、初めて抜くことができる「剣」の暗示も素晴らしかった。
誰もが心に持つ、その「剣」。
私にとって、その「剣」は何だろう。いつか抜くことができるのだろうか・・・

「野心」とは、己一代で何かをなそうとする心。
「志」とは、己一代ではなしえぬ素晴らしき何かを、次の世代に託する祈り。


(スミマセン・・・正確に思い出せない(笑))

私の師匠の言葉ですが・・・・
師匠とゲドが重なりました。


エンディングが流れている際のテルーの家で夕食を食べているゲドの絵。
素晴らしい男、素晴らしい大賢人。
あのような男になりたいものです。

酷評が多いですが、特に若い方々は将来、年を重ねた後にもう一度見てみることをお勧めします。

宮崎吾郎さんは、私と同じくらいの年齢なので、このテーマを不器用に訴えていたのでしょうね・・・
お疲れ様でした。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする