2月に入ってから、家族内感染が続いた。
10日から2日おきに子どもと自分、計3人がPCR検査陽性となったわけだ。
陽性になるのは、この状況下では時間の問題だと思っていたので、来るべきものがきたという感じだったが、それよりも自分に打撃だったのは、
2度起こった自宅療養開始基準日
「0日目」
「2日目」が急に「0日目」になる
時間は前へ、未来へ進んでいく
そんな当たり前のことが成立しなかった
カレンダーは、時計は進んでいるけれど、それは自分をとりまく外部規定の時間
自己内部規定の時間が進まない現象が起こっていた
振り替えれば、今年は正月の年明けも迎えた感じが3週間くらい遅れてから感じていた
今年は時間感覚がずれて進行することが多い
だが、時間の流れのリセットは予想しなかった。
1回目の0リセットは、頭のなかに衝撃がはしり、時間が瞬時に2日前に戻る。
2回目の0リセットは
またおこると嫌だなと思っていた。それが現実味を帯びてくると、時間がまたリセットされることへのやるせなさに身構えていた。
結果起こったリセット、
体調の悪さもあって、気分の重さがからだにさらにのしかかった状態で時間が前へすすんだ
いつか、何かの因果でまた時間の進行が0になるときが来るかもしれない
そのときには、今回よりも受け入れられるだろうか
それとも、さらに時間の重さを感じるのだろうか
2度「0」にリセットされた時間は、自分のなかに残り
自分の回りとの時間のゆがみを、何かの折りに感じて進んでいくのだろう。