皆無斎残日録

徒然なるままに、日々のよしなし事を・・・・・

イソップ物語~267、325

2010年11月19日 18時43分15秒 | 読書・工作

秋の夜長?に、またまたイソップ物語です。


イソップ物語267「羊飼と犬の中で育てられた狼」


羊飼が生まれたばかりの狼の仔を見つけ、拾って帰り犬と一緒に育てた。成長すると、狼が羊を奪いに来た時には、犬と並んで追いかけるようになった。そして犬たちが狼に追いつけず、すごすご引き返しても、彼だけは追いつくまで追跡して、同じ狼だというので、獲物の分け前に与かってから、戻って来るのだった。狼が外から奪いに来ない時には、自分でこっそりと羊を殺し、犬と一緒になって食っていた。しかし遂に、羊飼が見当をつけ、彼のしわざを見破って、木に吊るして殺した。


悪しき生まれつきは善き性格を育てない、ということをこの話は説き明かしている


イソップ物語325「雲雀と農夫」


雲雀が若草の中に巣を営んでいた。明け方には黒頭雲雀の囀りに唱和し、すでに冠も生え羽根も強くなった雛を、麦の葉で育てていた。
畠の主が見回りに来て、黄金に色づいた稔を見ると、
「取り入れに仲間の衆を呼び集める時だ」と言った。冠を生やした子雲雀が一羽、これを聞いて父親に告げ、自分たちをどこに移すか考えてほしい、と頼んだ。父親はしかし、
「まだ逃げなくていい。仲間を頼りにする人は、そんなに急いでいないものさ」と言うばかり。
畠の主が再びやって来て、麦の穂が陽の光を浴びて、はやこぼれそうになっているのを見ると、次の日刈り手を雇うこと、束の運び手も雇うことを段取りした。すると雲雀が幼い子らに言うには、
「今こそ本当にここから逃げる時だ。仲間を当てにせず、自分で刈るというのだから」


自戒
325に、ふ~む



Writerの改ページマーク

2010年11月17日 18時58分40秒 | コンピュータ

社内で使用するOfficeソフトは、対外的にどうしてもという場合はMicrosoft Officeを使ったりもするのですが、基本的にOpenOfficeで、ということになっています。でもって、ワープロ文書はWriterで作るわけですが、いままで改ページは意識して強制的に改ページを入れてなかったので、気が付かなかったのですが、今回やってみて、非常にわかりにくく戸惑いました。


図のように改ページを入れた次のページの余白との上部境界線の上に濃いブルーががった色で線があります。意識していないと見逃してしまうような線です。編集マークを表示、非表示にしていようと関係ありません。こればっかしはMicrosoft Officeの方が良い。オープンソフトで無料と言うのはいいが、やっぱり寄せ集めのようで統一感が無い。



まだまだ、いろいろあるんだろうなぁ。注意!注意!



イソップ物語~246、258

2010年11月14日 10時11分33秒 | 読書・工作

秋の夜長に、イソップ物語です。


イソップ物語246「呑んだくれと女房」


呑んだくれの亭主をもつ女がいた。女はその病気を止めさせたい一心で、こんな細工を思いついた。亭主が酔って正体もなく眠りこけ、死人のように何も感じないのを見すまして、肩に担いで共同墓地まで運び行き、置き捨てにして帰って来たのだ。
亭主が酔いから覚めた頃を見計らって、墓地に出かけて戸を叩くと、亭主の声で
「戸を叩くのは誰だ」と言う。女房が、
「わしは死人に食物を運んできた者じゃ」と答えると、
「おい、おっさん、食うものは要らぬから飲むものを持って来い。飲め、ではなく、食えだなんて、殺生だ」と亭主。女は胸を叩いて言うには
「やれ、情けない。折角の思いつきも水の泡だ。あんたという人は、ちっとも賢くならないばかりか、前よりひどくなった。あんたの病気は慣性(ならいせい)となってしまった」


悪い行いを永く続けていてはいけない、ということをこの話は説き明かしている。その中に、嫌でも身についた習慣になってしまうから。


イソップ物語258「病気のライオンと狼と狐」


ライオンが老いて病み、洞穴の中に臥せっていた。狐を除くすべての動物が王様の見舞いにやってきた。狼はチャンス到来とばかり、ライオンの前で狐を糾弾して、百獣の王を尊敬していない、それゆえ見舞いにも来ない、と言った。ちょうどそこへ狐もやって来て、狼の言葉の最後のところを聞きとった。ライオンは狐を睨んで吼えかかったが、狐は弁明の機会を願い出て言うには
「ここに集う者の中、私ほど役に立つ者がありましょうか。八方走りまわり、医者から王様の治療法を尋ね、そして見つけたのですから」
すぐに治療法を言ってみろ、とライオンが命じると、狐の言うには
「狼を生剥にして、まだ温かい皮で身を包むのです」
たちまち狼は骸となって横たわった。狐が笑って言うには、
「だから主君に対しては、悪意へとけしかけてはならない。善意へと動かさねば」


人に企む者はわが身に企みを引き寄せる、ということをこの話は説き明かしている。


自戒
特に、258はいいなぁ



PowerPointのスライドマスタ

2010年11月13日 18時08分20秒 | コンピュータ

PowerPointでのスライドのマスタは、2003までのスライド用マスタにはスライドマスタとタイトルマスタがあり、タイトルマスタとスライドマスタは同列で、タイトルスライドにはタイトルマスタが適用されスライドマスタは適用されていないようでした。


2007からは図のように各レイアウトにレイアウトマスタとでも言うべきものがあり、スライドマスタはその上位に位置し、その設定は各レイアウトマスタというべきものに適用されます。当然タイトルスライドに関してもタイトルスライドレイアウトマスタというべきものがあり、それにも適用されます。



図のように線で関係が解るようになっていて「ははぁ」と思いますが、2003から2007に移った当初はちょっと戸惑います。少し気を付けないと、スライドにアニメーションなどを2重に設定したりしてしまいます。ご用心。



イソップ物語~176、188

2010年11月07日 13時30分24秒 | 読書・工作

世の中不快な腹立たしい事多し。そんな時の精神安定剤としてのイソップ物語です。


イソップ物語176「旅人と蝮」


冬の道を行く旅人が凍えて死にそうになった蝮を見つけ、可哀そうに思って拾い上げ、懐に入れて温めてやろうとした。蝮は体が冷え切っている間はじっとしていたが、温まってくると旅人のお腹に噛みついた。男が息絶えんとして言うには
「こんな目に遭うのも当然だ。どうして死にかけているのを救ったりしたのだろう、元気な時でさえ殺してしまわねばならない奴なのに」


悪い奴は親切にしてもらっても、返礼をしないばかりか恩人を見下す、ということを、この話は説き明かしている。


イソップ物語188「ライオンの皮を被った驢馬」


驢馬がライオンの皮を被り、愚かな動物どもを震えあがらせながらのし歩いていた。狐を見かけ、こいつもびっくりさせてやろうとしたところ、狐は元より驢馬の声を聞いたことがあるので、驢馬に向かって言うには、
「いいか、お前の嘶くのを聞いたことがなかったなら、俺だって怖がっただろうがね」


このように教養のない人の中にはまやかしの外見で一廉のものと思われるものの、自分のおしゃべりで化けの皮が?がれる者がいる。


自戒
いいなぁ



パグ犬きなこの写真日記

日記No.2……2010年3月~

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