大型2輪検定
昨日の教習の後で受付にて本日の検定申し込みを済ませた。思えば長いよ
うでもあり、短いようでもあった。しかし、本日が最終回になるかどうかは神のみ
ぞ知るで、私にもわからない。
しかし、本日を迎える今よりも、2.3日前のほうが気持ちが落ち着かなかった。
一本橋が渡れず、スラロームではコーンを倒すし、ヨワッタ。左回りも膨らむ、
発進さえよろける始末。どうしたもんだべと不安は募る。そのたびに自身で叱咤
激励をする。
今日は10:20分までに受付に集合するように指示があったので時間前に教習
所の受付に着いた。実は受付に来る前にいつもの河川敷で心の準備と柔軟
体操を済ませてきた。受付で第一教室で検定説明をするとの事で教室に行くよう
にとの指示。
第一教室で待っていると教官が来て検定の説明があった。本日は普通車3名、
AT1名、牽引2名、バイクは私一名の合計で7名でした。資料を渡されて説明を
うけた。
私には資料のほかに検定のコース図が渡された。老眼の目には全く従来練習
したAとBコースとおなじに見える。しかし、説明がされている間に私がコースを
なぞって見ると、どうも、若干違うように見えた。まさか、まさか。目が悪いので
自信がもてないが何度もなぞっているうちに確信になってきた。これは確かめ
た方が良いだろうと。
検定員より一通りの説明があったので私が質問、バイク検定のコース図をい
ただきましたが従来練習したA、Bコースとは少々違うがこのコース図で間違い
ないのでしょうかと?教官はその通り、A、Bコースとは若干違う部分がありま
すのでよく覚えるようにとの事。渡されたコース図をよく確認してよかった。
老眼の目には何本も線が入り混じったコース図はしっかり見ないと判らない。
何本もの線が交差するのでこごなった糸をほぐす様なものですね。もう一つ
は指示速度の話で外周の直線は40Kを出すように。これは初めて聞くので
確認するとその通り、40Kを出してくださと。
ここで疑問点を確認してよかった。折角今まで苦労したのがつまらない誤解
やミスで無駄にするのも残念ですからね。
一通りの説明が終ると指示された場所に移動します。私はバイクの待機所
にいってプロテクターをつけて待機。途中でトイレ、さっきトイレに寄ったばか
りなのだがやっぱり緊張している。待機所の中には誰も居ないので外にでて
教習風景を眺めていた。先ほど説明をうけていた普通車や牽引の方たちが
それぞれに検定が始まっていた。車の屋根に赤い▲の検定中 のマークを
つけた車です。
私の方はというと待てど暮せど検定員の指示がない。待機所とコースを出た
り入ったりと落ち着かない。またトイレにいったりと不安感一杯です。
そのうちにバイクや車の教習が終り皆さんが引き上げてくる。そのうちにバイク
の検定場所に教官がバイクを運んできた。きっとあのバイクでやるのだろか、
緊張をしてくる。バイクを運んだ教官が私が待っている待機所にやってきて、
私の名前を読んでゼッケンを渡す。付けて待っているように指示。
先ほどから眺めていたが一般の教習が終った時間を見計らって検定をし
てくれるようです。車の方は一般の教習と検定が混じってコースを走ってい
たが、この分では誰も居ない時間を按配してくれたようです。
検定員の後について検定場所に行く。所定の場所に着くと検定員がコースを
見はらせる展望台のほうに行った。バイクの検定はこの展望台から実技を見
るそうです。
間もなく、マイクで乗車の指示。私は待っていた時がきたので落ち着いて
バイクに寄る。所定の動作をしながらバイクに跨ると、なんと、ミラーがずれて
いる。自然の成り行きでミラーを合わせる動作になりました。ラッキーですね。
後方確認のあと、スイッチをいれてニュトラルを確認してエンジンスタート、後方
確認してクラッチを握りローへ入れる。ウインカーを右に出し、再度後方確認。
スタート、最初は慣熟走行、これは左小回りで一周。だったので覚えていたが、
この周回は今までほとんどやったことがない、左回りのコースになる。
よれよれしながらの周回始め、スタート地点に戻り、停止、展望台のほうを見て
右手を上げて合図。検定員の指示がよく聞えないが何か言っているので検定
開始だと勝手に理解。
右にウインカーをだして発進。すぐに一時停止、停止線の先にもう一本ライン
があるのでここでも停止するように教えてもらっていたので停止。左右を確認、
安全を確かめて右折、前方には障害物があるので後方確認のあとセンターに
よりウインカーをだす、今度は障害物をよけると左ウインカー。コースの左に寄
ってウインカーを消す。前はここでウインカーを消し忘れがあったので上手く
出来ました。
此処で問題発生、なんとすぐ前にトラックがいるではないか。ノロノロとしたト
ラックの後ろでは指示速度がだせないぞと心配しながらトラックの後を走行。
カーブを曲がるところではトラックも速度を上げて走行してくれたので車間を
あけて40kの指示速度を確保。次のカーブに近づいてきたのでポンピングで
減速。なんのことはないトラックが邪魔でブレーキをかけないと危険なので
かけたまでのこと、誠に 天は我に見方した。
そのまま走行、次にカーブを曲がる手前で右折ウインカー。右折、信号停止、
再度右折、踏切。左右を確認後発車。左ウインカー、左折、すぐにセコンド
に入れて左カーブ、今度はサードにいれる。次のカーブでセコンドに落として
回る。この次がA、Bコースとの違い、大回りをして信号までいくのです。うまく
いき信号から再度発進場所にでて右折。
ここでやはり右からトラックが近づいてくるのが見えた。普通なら私が右折して
も問題ない距離なのだが。右折したあとで直ぐに登坂路の右折になるのでま
ずいと判断。ここはトラックをやり過ごすのが正解とそのまま停止。
トラックをやりすごし登坂路へ、坂道発進はスムーズ。左折ウインカー。見通し
の悪い交差点で2段階停止、曲がると展望台下を右折。サァこの後が問題の
課題コースに入る。
急停止コースを横切り、課題コースに入る。最初はクランク。ヨレヨレしながら
何とかクランク。ウインカーも旨く出ていた。出ると直ぐにS字これは比較的に
順調、右に曲がり不整地走行。入りは不安定で、あやうくコースアウトに成り
そうだったが半分から先は安定して体も伸びて通過。いよいよ最大の難関に
向かう。
そのままウインカーは右、右折、再度右折、一本橋で停止。ここで妙に落ち着
いていられた。深呼吸。はるか遠くのコーンをみて、クラッチを握り、膝をしっか
りと閉め、アクセルふかして進む、いいぞ、いいぞ、いいぞ。進む、進む、危な
げなく進む。
この際タイムは無視、事前に検定員から一本橋とスラロームは電光掲示表示
ではなくて検定員がストポッチで計るとの事。実はこの話を聞いて私は合格
を期待した。これなら裁量の余地が入るのではないか。明確な不合格行為
(事故扱いの一本橋落車。コーンに接触。一時停止違反などの行為)
以外なら何とかいけそうだと思うようになった。
検定員が時計を押すタイミングがずれれば時間がかせげるのにと危ない想像
しをながら進む。渡リきったぜ。最大難関を過ぎた、後は慎重にスラローム。もう
タイムは無視。とにかくコーンに当てないように通り過ぎた。かなり危なかった
スラロームでした。この後は得意な急停車です。
課題コースからいったん一般のコースにでるとすぐに右折、直ぐに展望台下を
左折。道路を横断することころは停止、左右確認のあと右にウインカーをだし
て右ラインに寄って信号を通過、いったんは左に寄ってウインカーを右にだし
後方確認して右のラインへ、今回3回目のところになる。一時停止を止まり
右折、外周にでて障害物を通過、左側の急停止ラインに入る。サァ、ここが
最後の試練。右にターンして急制動に入る。
ローからセカンド、サードで40キロ以上。夢中で急ブレーキ。もう、無意識に
普段どおりにするとうまく停止ラインの手前で止まった。右にウインカー。
直ぐに左ウインカー。外周道路にでてすすむ最後の右折のためにウインカー
をだして右に曲がり信号、赤で停止、左折、小回りがむづかしい。発進場所
に戻りすぽっとに入る。
停止、右足を突いてギアーをNにいれてスイッチオフ。降車してサイドスタンド
をだして止める。後方確認をして下車。一歩さがり右手を上げて合図。
終った。とにかく一本橋は渡った。後は検定員の判断しだい。もしかしたら目
を半分ぐらいつむってくれたら!などと危ない期待をこめて待機所に戻る。
待機所で仕度をととのえてうちに検定員も戻ってきて指示。2階の受付で待
っていてくださいと。
仕度をととのえて受付で待っている。そのうちに検定員が来ていろいろと
事務員を何か話をしている。出たり入ったりしながらいる。私はちらちらと心配
そうに検定員をみている。そのうちに検定員が此方にきた。
サァ、と思った瞬間、小さな声で合格です。えぇ、合格といいましたか、
なんて間抜けなことを聞き返した。私の後に付いてきてください説明がありま
すからといいながら人形のようなものを持って一階の小部屋へ案内した。
人形はなんと募金箱だった。ポケットに500玉があったので気は心とばかり
いれた。
この部屋で少々待つ用に言われてDVDを見ながら待っていた。そのうちに
他の合格者も入ってきて、間もなく管理者もきた。管理者がいろいろな話を
してくれて、合格証書と今後の手続きのお話でした。
こうして私の還暦スクーターのはずがヒョンな事から大型2輪免許になってし
まった。この後は飽きないうちに大型バイクを手に入れしょうか。LIN